【初見読み】アオのハコ #202私のまま【考察】

アオのハコ_#202_3 アオのハコ

本記事は、アオのハコ最新話#202の考察をする都合上、ネタバレを含んでおります。 まだ読んでいない方は、一度読まれてから閲覧することをお勧めします。

見どころは匡だけじゃない!

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あらすじ

菖蒲高砂の元に邂逅するは大喜匡工藤のグループ。

高砂がこれから水族館ルートに行くことを告げるもそのときの匡の言葉とは!?

みんなバスで移動することになるも車内は混雑。

そんな中、匡菖蒲が近くになるが、そのときに菖蒲が口にすることとは?

目的地に着くも合流する雛菖蒲。

そんな中、語られるのは高砂の想い。

そしてついに匡と高砂が!?

感想

お前ってやつは!!

うおおおおおおおおおおおお

今回匡めっちゃかっけえええええ!

なんだろこの読後感。

すげえ気持ちがいいんだがw

しかもところどころの匡の心理描写がすげえ考察ポイントじゃない!?

これは考察のし甲斐があるというもの!

そして、まさか高砂と1・1で対面させてくるとは!

これフラグ立ったよなー

今後の展開がすげえ楽しみになったぞ!

まさかここまでとはな!

工藤ーーー!

こいつもすげえ今回いい仕事する!

① 冒頭匡に続いて高砂たちへの話しかけ
② みんなで清水寺行くことになった後からバス内でも高砂に対する引き付け
③ 途中高砂が離脱しそうになったところの引き留め
④ 高砂の回想の引き出し

こんな役割を担ってくるとは予想もしてなかった。

そして、個人的には大喜匡と高砂を引き合わせたと思ってて、展開予想する上でここがすげえ重要描写じゃないだろうか。

高砂の今後だけどこれ印象悪い方向に持っていかなくなったと思うぞ。

考察

前回#201「大切に」から続く京都旅行編の第3話。

さすが三浦先生!

高砂に嫌な感情を一切向かせることなく終えるのは本当にすげえの一言。

そんな今回もそれぞれの心情をメインに考察していこうとは思うが、まずはいつも通りに情報整理から始めていこうと思う。

ピックアップ
  1. #202で判明したこと
  2. 菖蒲の心情
  3. 匡の心情
  4. 高砂の心情

#202で判明したこと

  1. 守屋マネ
  2. 別行動の荒川さん
  3. 眼鏡の高砂
  4. パズルが得意な菖蒲
  5. 一人称

重要なトピックは後ほど考察。

気になるトピックを先にいくつか紹介したいと思う。

守屋マネ

冒頭の工藤から始まり、清水寺で菖蒲が本心として「みんなと楽しく過ごしたい」と打ち明けた後に登場したバド部員からも呼称された「守屋マネ」。

俺の印象としては「この呼び方初めて聞いたぞ」という感想。

このアオのハコにおいて呼称というのは重要な意味を持たせていることが多い。

ということで、ここでこの呼び方を解禁させた目的としては、
「バド部のマネージャーということを強調。」
「そしてそのことを周りにアピール」
なのではないかと感じた。

というのも、菖蒲にとって虚無感がコンプレックスとなっていることは前回で判明した要素。

菖蒲のコンプレックスを払拭する存在となっているマネージャー業。

高砂含め読者にも意識させにきているような印象だったので、今回語らせてもらった。

別行動の荒川さん

荒川さん「菖蒲いないなら いいよね」

2日目の班行動開始時早々に別行動ということで離脱している荒川さん木梨さんともう一人。

教室での旅行の打ち合わせ段階で俺は
「なんでこいつら雛たちと一緒の班なんだ?」
「こいつら無しで雛菖蒲にいなちゃんの班でも良くない?」
って思ったわけだけど、今回離脱している姿見てあることを思った。

菖蒲に高砂との別行動を許したことで荒川さんたちを離脱させても違和感ない状況を作り、雛にいなちゃんが結果二人だけで回ることになってしまったことを強調させる目的だったのではないだろうか。

雛「寂しかった・・・」
雛としてもみんなで楽しむことを望んでいたことは作中でも描写されていたが、ここのセリフも悲しい気持ちがより分かりやすく表現されているように感じる。

そう考えると荒川さんたちの役割はここで終了だろうか。

個人的にはスマホ大好き木梨さんが過去高砂と恋人関係となっていて、そのときの失敗が高砂が言う「菖蒲ちゃんを縛りたくない」につながる原因ではないだろうかと予想。

それがただの深読みに終わってしまったことを意味していそうなので、俺はとても残念です。

菖蒲の心情

高砂「勝手言ってるのはわかってるんだけど 俺やっぱり最後まで一緒にいたい」

前回高砂の言葉により困惑していた菖蒲。

今回そんな状況からスタートしたわけだが、菖蒲の心情の動きに注目しつつ考察していきたい。

気遣い

高砂に対する対応を「気遣い」と表現する菖蒲。

菖蒲「私もうまくいくように努力しないと じゃないと過去の自分と何も変わらない」
以前の菖蒲のモノローグにて明かされた心情だが、やはり菖蒲としては高砂に対し無理している部分が今回の気遣いからも感じ取れる。

ここで注目していきたいのが、匡に対する気遣い。

ここ気付きましたか?

今回菖蒲は匡の言葉を聞いて「別にあんたに褒められたからって嬉しくないんだからね」の意味を込めたような「ふんっ」のセリフがあるわけだが、匡に対しては気を遣っていないことが分かる。

理由としては、匡が言った「気を遣わなくていいんじゃない」のセリフを言われたため。

ではあるんだが、そもそも菖蒲って匡に対してあまり気を遣っているような印象がない。

そうなるとここの「気遣い」の言葉の印象としては強調させに来ているように感じ取れる。

そして気づいたこととしては、こうやってみるとこの気遣いが実は高砂との対比となっているように感じる。

つまり菖蒲の「ふんっ」の描写の目的としては、匡に対しては無理に気遣いするわけではなく、匡だけには素が出てしまっていることを表現しているのではないだろうか。

今こうして考えてみると菖蒲って比較的ストレートな物言いなイメージで、今までの匡とのやり取りはありのままの自分でぶつかりに行っているように感じる。

多少の気遣いは大事だと思うが、無理に合わせるのは菖蒲のキャラには似合わない。

そういった意味でも匡と高砂どっちがお似合いかって話になる。

そして今回の匡のフォローを察してしまう菖蒲。

結果としては匡にはぐらかされてしまうが、こういう小さいフォローは後々効いてくる部分でもあるので、覚えておきたいところ!

本音の吐露

菖蒲「私から・・・ちゃんと言わないといけなかったよな」

匡と一緒になった清水寺へ移動するバスでの菖蒲のモノローグ。

内容としては、楽しみにしていた雛たちみんなと観光すること。

ただ前回#201「大切に」にて
菖蒲「でもまた彼氏を大切にしなかったら 私は前みたいな人間に 戻ってしまうんじゃないか」
ということで自分の気持ちを明かすことに迷いが生じていた。

それでも清水寺にまつわる「願いが叶う」件の話の流れで言った
菖蒲「私はみんなと 私のまま 楽しく過ごしたい!」
の言葉。

コンプレックスが気になるも乗り越えるため勇気を出した言動。

無理な気遣いをした姿ではなく、ありのままの自分の姿というのがやはりポイント。

#168のサブタイとして採用されているのが「これが私だ」の言葉。

文化祭編で言ったときと今回で意味合いとしては異なるかもしれないが、ありのままの自分というのがやはり菖蒲らしさということなのだろうか。

匡の心情

高砂の言葉にもあるように「自分の幸せが相手の幸せ」ということで、最高にかっこいい姿を見せてくれた匡!

今一度匡の言葉の真意を含め、考察していきたい。

言い回し

匡「今の守屋さんを好きで 一緒にいるんだから・・・皆」

ここで注目していきたいのは、「皆」の言葉が後ろにあるところ。

今回のような「好き」という言葉が入ったセリフを言うなら相手が誤解しないよう「皆」は文頭に入れるのが匡という印象。

というのも匡は以前菖蒲に言っているセリフで、
レクリエーションのときの「彼氏以外にかっこいいって言わない方がいい」
初詣のときの「もう口つけちゃったから無理だよ」
ということで、こういう勘違いさせてしまうような言動には気を遣っているように感じていた。

にも関わらず、あえて今回は攻めた言葉となっている。

ここから考えるともちろん告白ではないのだが、匂わせているような意味合いが含まれているのではないだろうか。

#166「この気持ちは」の匡は「自分のノロマさが イヤになる」ということで、相手に想いを伝えることに対して後悔がある。

要は匡は恋愛事になると奥手であるわけだが、ここが匡の変化の兆しの表れになるようにも思ってしまった。

自分のため

匡「俺が 守屋さんが蝶野さんたちと 一緒にいるのを 見たかったんだ」

初めてとなろう匡高砂の対面。

高砂が言った引き留めた理由に対する匡の回答になる。

そしてこれを「自分のため」と言っているわけだが、ここを掘り下げたい。

普通に考えると「菖蒲が望むように雛たちと一緒にいることが自分にとっての望み」ということだろう。

実際これでいいとも思うが、ここの描写を紐解くためのポイントになるのが2点。

① 匡が思い出している心理描写
② 友人の撮影後に見た自分たちの集合写真

ということで、それぞれについてみていきたい。

ポイント①

まず①の、匡が思い出している場面について。
菖蒲「わかって言ったの?」
ということで、「皆で写真撮ろう」や「清水寺行かないの?」の言葉は菖蒲自身の心情を理解しているからなのかということで匡に問うも
匡「はい?」
ということで理解できていないような返答。

ただ実際には、雛たちが15時清水寺で合流することは京都駅のスタート時ですでに確認済み。

そして菖蒲がいないことにいち早く気付く辺り、やはり普段から気にしていると思われる。

そうなると「皆で写真撮ろう」の言葉の裏も、菖蒲がみんなとの思い出作りを楽しみにしていることを察知しての発言だろう。

そう考えると、菖蒲のことを理解しているからこそ、菖蒲が望んでいるルートに誘導してたことがここから分かる。

ポイント②

次に②の、友人撮影後みんな写った集合写真を見る匡について。

菖蒲が笑顔になっているのは、みんなと楽しい修学旅行を満喫しているため。

そんな笑顔である菖蒲の写真が手元にあるのは当然一緒に写っているから。

好きな人が笑顔になっている写真は誰もが欲しがるものだろう。

結論

匡が言った「自分のため」の真意とは・・・

笑顔の菖蒲の写真を手にしたかった。

これだと思う。

ただ高砂にはそのことを言えないから、最終目的ではなく目標達成の条件の一つにあたる「菖蒲が喜ぶであろう雛たちと一緒になること」を挙げたのだと感じる。

最後に

三浦先生のXでポストしていましたが、「今週お気に入り回」も納得でしたね!

いつも展開予想していますが、今回も予想を上回る展開で感心の嵐でした!

さて、今回匡が魅せているわけですが、個人的に注目していきたいのが高砂。

こいつのこれからの扱いをどうするかがポイントのように感じました。

そんな高砂の今後について展開予想して今回締めたいと思います。

高砂の心情

展開予想していく前に今回の高砂の心情についてまずはざっと考察したいと思う。

見栄

匡「京都といったら 清水寺じゃない?」

皆で行くことを提案する匡サイドになるが、そのときの高砂の「そうだね」のリアクション。

この胡散臭い笑顔から感じ取れる、周りの人もいることで自分の意見を押し通そうものならさすがにそれは格好がいいものではない。

以前からも考察しているところではあるが、見栄を張る高砂といったところだろう。

まだ気付かない

雛たちと合流を果たした菖蒲。

荒川さんたちも離脱したことで雛が寂しがっている姿が強調された状況。

雛菖蒲にいなちゃんが喜ぶ姿を見た高砂としては、「寂しかった分だけ仲良しメンバーと合流した喜びは格別だろうなー」くらいの表情なのではないだろうか。

個人的にはまだ菖蒲の本当の気持ちには気付いていないように感じる。

自覚

菖蒲「私はみんなと 私のまま楽しく過ごしたい!」

自分ではなく、みんなと一緒を選んだことを自覚した高砂の表情。

どことなく寂しげな雰囲気を感じないだろうか。

そして工藤との会話にて高砂の回想へ入り、今回の失敗についての心境が
高砂「俺ならもっと大切にするのに って思ったんだけど」
ということで、菖蒲の元カレたちとは違うと意気込んでいたはずが、結果としては菖蒲の心情を理解しきれていなかったことを吐露。

それどころか匡は菖蒲の心情を理解し、さらに自分と違い、菖蒲本人の望んでいることを叶えてあげようとしていることに気付いてしまうというのが今回の流れ。

今後の高砂

今回のお話で高砂について気付いたことがある。

それは・・・

この1話の中で一人称である「俺」と「僕」の二種類を使い分けていること。

俺もそうだが、上司や先輩には「僕」、同僚や友人には「俺」といった形で使い分けるのがマナーというもの。

だけどこのアオのハコでそんなことしているやつが他にいるか?

大喜匡晴人針生西田兵藤さんなど男子の一人称は全て「俺」で統一されていて、高砂のように使い分けしているイメージがまるでない。

そうなると高砂の使い分けには意味があると考えるべきだろう。

一旦振り返りたい。

元々高砂初登場時で菖蒲と話していた時は「僕」

それが初詣の友人との帰りの電車内や今回の京都旅行編での菖蒲との会話では「俺」

今回のお話では工藤との会話は「俺」

匡との会話や大喜含めた全体へ声かけしたときは「僕」

菖蒲関連による変化と見るなら、付き合い始めてから自信もついたことで「僕」から「俺」へと変化。

それが今回の匡への敗北感により、匡に対して「僕」の呼称。

ただ工藤のように彼女がいない人に対しては今まで通りの「俺」の呼称。

正直これだけでは言い切れないところがあるので、情報がもう少しほしいところである。

ただやはりこの一人称は今後のヒントになりそうではある。

そして、個人的にはこれはもう高砂が菖蒲から手を引くフラグだと思ってる。

匡に対して敗北感を自覚してしまったこと。

高砂と大喜匡サイドで交流させる描写を入れてきたこと。

付き合っているカップルの別れを三浦先生ならどう見せる?

菖蒲高砂のお別れイベントが近い

ということで今回の考察はここまでです。

ご挨拶

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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