【初見読み】アオのハコ #201大切に【考察】

アオのハコ_#201_1 アオのハコ

本記事は、アオのハコ最新話#201の考察をする都合上、ネタバレを含んでおります。 まだ読んでいない方は、一度読まれてから閲覧することをお勧めします。

次回のネタバレになってもいいですか?

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あらすじ

修学旅行初日の夜。

「明日2人で回りたい」ことを告げた高砂に対し、15時までという制約を設け、了承した菖蒲。

そんな菖蒲の心境とは!?

翌日。

約束通り高砂とのデートがスタート。

京都の観光地を巡るわけだが、なぜかお互いにあるリアクションが多い。

それはなんなのか?

そして約束している雛たちと合流する時間が迫ってくる中、高砂からまさかの提案を持ち掛けられるが、菖蒲が出す結論とは!?

感想

中間択があったかー

前回俺「高砂とのデートはとりあえず断る展開にして いやーな雰囲気を作るっしょ!」
菖蒲「デートの時間半々にするっしょ!」

なるほどそうきたか!

前回匡を退室させた行動が伏線だと思っていてここに囚われすぎていたようだ。

確かに冷静に考えてみてもこれなら実際のデート描写を入れることができるのは最大の利点か。

ここを考慮できなかったのは菖蒲の心情を正しく読み取れていなかったということだなー

重要回です

うわーこれは三浦先生にしてやられたなー。

元々菖蒲については理解していると思ったけど、「大切」をこう使ってくるのか!

てっきり「恋人」である高砂に対してだけだと思い込んでいたのだが、「友達」にもかけているとは。

というか個人的には菖蒲が抱えているコンプレックスが「虚無」であることを明かしたのが印象的。

直近花恋に憧れがあることが明かされたけど、姉との対比っていうのもいいなー。

これだけ菖蒲の心情が明かされたとなれば俺としてもお腹いっぱいですw

9「え」

菖蒲高砂のデート中に言ったリアクションの「え」の回数は、9「え」!
(細かい部分も含む)

ネタにして大変申し訳ないんだけど、さすがにすれ違いを強調させすぎではw

俺途中笑ってしまったぞw

それはいいんだけど、ラストまさかの匡登場!

めちゃめちゃアツいところで登場してきて
俺「えええええええええ」
なったw

シリアスなのに遊びすぎてごめんなさい

考察

前回#200「近づけたらいいな」から続く京都旅行編の第3話。

注目はやはり菖蒲高砂!

そんな二人の心情を掘り下げていきたいところではあるが、まずはいつも通りに情報整理から始めていこうと思う。

ピックアップ
  1. #201で判明したこと
  2. 高砂の心情
  3. 菖蒲の心情
  4. 匡の役割

#201で判明したこと

  1. 観光ルート
  2. 歴史好きな高砂
  3. 待つの苦手な菖蒲

重要なトピックは後ほど考察。

気になるトピックを先にいくつか紹介したいと思う。

観光ルート

2日目の観光ルートになるが、前回までの情報を交えつつ、追加させたい。

「全員京都駅がスタート」(new)
→最終地点も京都駅?(未確定)

雛の班行動
「京都抹茶スイーツ巡り」(嵐山方面?)

「13時頃伏見稲荷大社」(new)

「縁結び神社」=「15時に清水寺」(new)

大喜匡の班行動
金閣寺→北野天満宮→祇園→清水寺

菖蒲高砂のルート
金閣寺→カフェなど→北野天満宮(現在地)→清水寺(本来)
現在13時半すぎで15時に清水寺で雛と合流するにはそろそろ出発しないといけないが、高砂が京都水族館を提案。
北野天満宮にて匡と邂逅。

ルートについて調べていて気付いたこと。

大喜の班行動については、前回千夏との会話にて判明しているわけだが、大喜匡の班と菖蒲高砂のルートが途中まで一致しているものの、金閣寺から清水寺に行くまでのところでルートがやや異なる。

大喜たちの班が当日ルートを微調整していることも考えられるわけだが、匡が北野天満宮にて菖蒲と邂逅するのは本当に偶然か?

待つの苦手な菖蒲

菖蒲「なんだこの時間は? 全然一緒に行ったのだが?」

高砂が探してくれたカフェが激混みで長く見て30分ほど待つことを察した菖蒲。

一度はお店を変えることを提案しようとしたわけだから時間を気にしているにも関わらず、一人で待つことに対して不服そうなモノローグ。

ここについて俺の意見としては、時間効率を意識するなら喜んで列から外れず待つことを選択するところ。

ではあるが、やはりここは女子である菖蒲なのだろう。

今で言うとスマホいじれば時間なんていくらでも潰せてしまうわけで、ただ一人で待たされるってことが嫌なんだろう。

ここは菖蒲らしさってことで頷いておこうと思う。

高砂の心情

前回ラストでは菖蒲と一緒に回りたいことを提案し、15時までということで承諾したわけだが、結局最後まで一緒に回りたい気持ちを明かした高砂。

そんな心情の変化をベースに考察していきたい。

喜び

冒頭の表情。

個人的な印象としては、いつもの胡散臭い笑顔ではなく、本当に喜んでいるように感じる。

そもそも前回菖蒲から
菖蒲「私に直してほしいこととかあったら 遠慮なく言ってね!」
菖蒲「翔太くんの気持ちも ちゃんと知って 恋人として近づけたらと思うから」
の言葉があり、それが発端でこのやり取りへと発展。

今までは、菖蒲に合わせている印象だったこともあり、今回初めて本音をぶつけた形。

そして菖蒲からは承諾のレスポンスをもらったとなれば、それは嬉しくて当然。

このことから見ても今までで一番嬉しかったまであったのかもしれない。

優しさ

今回高砂の優しさにスポット当てている描写がいくつかあるので、見ていきたい。

デートプラン

急遽決まったデートなわけだが、デートプランもしっかり準備。

これは前々から考えていたのか、それとも前日夜に急ぎで決めたのかは不明だが、ここからでも高砂がこのデートをとても楽しみにしていることが伝わる。

そして菖蒲に喜んでもらうため準備していたカフェだが、変更を提案する菖蒲の意見に「え」と言いつつも違うお店を検索。

ここについては相手に喜んでもらうため、合わせているという捉え方でいいだろうか。

ただ正直「事前にルートについては菖蒲に相談した方が優しいのでは?」と思う部分だが、そこはご愛嬌。

道案内

金閣寺を探すおばあさんが登場。

デート中だったにも関わらず直接お連れする高砂。

悪く言えば菖蒲からの印象をよくするための計算された優しさとも考えられるが、せっかく楽しみにしていた菖蒲との時間を削ってでも、他人を助ける行動を優先。

今回ラストでも明かされている通り、菖蒲との時間が一番優先のことを考えてもこの選択は自分にとって一番の悪手なはず。

それでも道案内を優先させたということは、やはり高砂翔太は腹黒いわけではなく、本当に優しい設定なのだと感じた。

見栄

デートのド定番ともいえる男性が奢る図式。

そして女性に気を遣わせないような「一人で待たせてしまったお詫び」の言葉選びは好感持てる。

これに関しては優しさというより、格好つけているというべきか。

以前に考察していたが「小さな嘘は菖蒲からよく見せるための見栄」と述べているが、そこが垣間見える瞬間ではないだろうか。

独占欲

菖蒲が雛たちと15時に合流することは分かっているにもかかわらず、自分の気持ちを押し通そうとした高砂。

ここでポイントになるのが、
①「菖蒲に対してなぜお伺いではなく、自分の気持ちを押し通そうとする強気の言葉になっているのか」
②「菖蒲の気持ちを理解しているか」
ではないだろうか。

今回のお話でもそうだが、一貫して「優しさ」を強調しているのだが、この行動を優しいかと言えば全く優しくはない。

ここだけ切り取ると唐突に自分の気持ちを押し付けようとしている行動に思えてしまう。

確かに
高砂友人「高砂の思っていることも はっきり伝えないと」
菖蒲「私に直してほしいこととかあったら 遠慮なく言ってね!」
の言葉があるからそれを意識したということであれば、「高砂がここで勝負に出た!」という見方でいいようにも思うが、やはり個人的には攻めすぎているような印象。

ここでもう一つ考えていきたいのが、高砂が菖蒲の気持ちを理解しきれていないのではないかという点。

まず菖蒲のことを理解しているのであれば、このセリフが悪手だってことが分かるはず。

それでも聞いていることを考えると、やはり菖蒲に対する理解が甘いと言えるのではないだろうか。

もしくは、「実はこの質問に別の目的を持たせている可能性」について考えられないだろうか。

菖蒲LOVEの高砂が菖蒲から引き出させたいこととは・・・

「本当に自分のことが好きなのか」という気持ちが含まれた、菖蒲の気持ちを試しているような目的もあるのではないだろうか。

「理解していないから確認したい、でもそれが結果悪手となってしまう」
こういう解釈なら個人的には高砂の奇行も理解ができる。

そしてここで考えてしまうのが、「匡なら菖蒲に対する理解度はどうなのか」。

匡と高砂で対比させることが多々あったわけだが、今度は匡にフォーカスされる展開もあるんじゃないかと思ってしまうが果たして・・・

菖蒲の心情

今回菖蒲の抱えているコンプレックスということで、菖蒲の心情を語るうえで重要となる内容が描写。

ここをメインに考察していきたいと思う。

花恋との対比

菖蒲「お互い大切にしたいって 思える関係・・・」

#199「寄り添って」にて恋愛面で花恋に憧れがあることが判明されたが、今回の回想で姉である花恋との幼少期のエピソードが投下。

苦手なことも逃げずに一生懸命な花恋と、苦手なことは存在しないのと一緒と語る菖蒲。

それが後の自身の性格のベースになるわけだが、姉との対比により結果として菖蒲のコンプレックスがより際立つようになる。

虚無感

菖蒲「私には何もない」

ここについてコンプレックスであることがモノローグにて判明しており、重要となる言葉。

先ほど花恋と対比について述べているが、菖蒲自身が虚無感抱くきっかけとなり、自身の恋愛経験の失敗や自分とは違い部活に熱心な大喜たちの姿から劣等感を意識させにきているような描写が登場。

ここが現在の菖蒲の原動力であり、そしてこの克服が一番優先となる部分であると言えよう。

個人的には菖蒲のこの「軽い恋愛観」についての反省は、高砂との別れの後に描写してくると予想していたこともあり、早くも登場してきたことに驚き。

そんな今回のお話を踏まえると、やはりここの葛藤が見どころの一つと考えていいように感じる。

「大切に」

今回のサブタイにもなる言葉。

ということでここの菖蒲の心情について掘り下げていきたい。

今回菖蒲の回想冒頭に登場した
菖蒲「大切に 今の私ならできるはず」
という言葉からも過去の恋愛の失敗を気にしていることから、やはり高砂との関係が悪くならないようにしたい気持ちが伺える。

そして高砂とのデート中では
菖蒲「こんないい人が 私を大切に思ってくれてる」
菖蒲「そんな奇跡みたいな話 私もうまくいくように努力しないと じゃないと過去の自分と何も変わらない」
のモノローグがあることから、やはりこの「過去と同じような恋愛での過ちを繰り返したくない気持ち」を強調させにいっている印象。

他にも、#199「寄り添って」では
菖蒲「大切に!しないとね!」
のセリフもある。

この「大切に!しないとね!」については、菖蒲の話の流れとしては恋人である高砂を意識しているという解釈でいいとは思う。

それが今回
菖蒲「勿論友達を大切にしたい」
菖蒲「でもまた 彼氏を大切にしなかったら」
菖蒲「私は前みたいな人間に 戻ってしまうんじゃないか」
ということで、大切の言葉の中には恋人だけでなく、友人や部活も含まれていたことが明かされた。

実際#200「近づけたらいいな」では雛たちとの修学旅行について
菖蒲「沢山思い出作ろうね」
ということで楽しみにしていることが描写されていることを考えると、菖蒲にとって友人との時間も大切だということが伺える。

そして、菖蒲のコンプレックスとなっている「虚無感」が薄れてきたきっかけとなったのが、バド部のマネージャー業。

そこから自信も生まれてきているように見受けられるが、この求めていた充実した日々が高砂との不仲によって壊れてしまうことを恐れているように感じる。

以上のことから、
「コンプレックスとなっていた虚無感がマネージャーとしての仕事をきっかけに薄れてきたものの、高砂との不仲になるという一つのほころびから昔の自分に逆戻りをすることを恐れている」
という心理状態だろう。

そしてそうならないための菖蒲の考えというのが「いい人である高砂ですら嫌われてしまってはいけない」ということで、今までの元カレたちのレベルが低いことから変な目標となってしまっている。

そうなると次の展開として考えられることとしては、「無理して相手に合わせなくてもいい」と気付くイベント。

さて、それを伝えるのは誰の役割になるんだろうか・・・

最後に

今回菖蒲の回想が登場したこともあり、かなり掘り下げられた印象でした。

そんな今回は菖蒲のターンだったことを考えると、次回くるのは今回攻め急いだ高砂の掘り下げパートでしょうか。

高砂の起こった過去のエピソードが明かされたりしたら個人的には嬉しいですね。

さて、今回菖蒲が困っているところに登場したのが匡ということで、めちゃめちゃアツいですよね!

では、次回匡がどんな言動をするかの展開予想して今回締めたいと思います。

展開予想

困っている菖蒲の前に現れたのが匡。

さて、この後の匡の行動がカギを握るわけだが、どんな展開になるのか。

現時点で匡は付き合っている菖蒲に対し積極的な行動はしないと考えている。

詳細は「匡菖蒲が結ばれる道 part2」にて考察しているので、知りたい人は概要欄をチェック。

実際謎のツアー団体の妨害があったとはいえ、菖蒲高砂との距離感は目と鼻の先。

そんなときに匡が菖蒲を連れて清水寺に行くなんて展開はあり得ない。

というか「そもそも匡が菖蒲連れてどこか行ったら残った高砂どうするの?」という問題が残る。

そうすると匡含め3人で仲良く清水寺に行くか?

いやいやそれもありえない。

匡高砂が仲良いならまだしも、高砂自身匡のことをあまり知らないことはすでに明かされている。

そうなると展開としては、
「菖蒲高砂が予定通り15時に間に合うように清水寺に向かう」
になるのではないだろうか。

そうなるとどうやって高砂の考えを変えるかということで、次見ていきたい。

匡の役割

ではどうやって高砂の考えを変えるのか。

注目したいのは、この描写。

前回#200「近づけたらいいな」の考察で、菖蒲高砂の「明日一緒に回らないか」のやり取りを実は匡が見ていたのではないかと予想していたが、俺はまだ諦めてない!

菖蒲は中間択として「高砂とのデートは15時まで」と言っていたが、実はその姿を見ていた匡はどう感じたか。

匡が「菖蒲は雛と回ることを楽しみにしていること」についてこのとき理解していたら?

そして翌日たまたま
高砂「勝手言ってるのはわかってるんだけど 俺やっぱり最後まで一緒にいたい」
の言葉を匡が耳にしていたら?

察しがいい匡なら分かってる。

菖蒲は雛たちとの思い出作りを楽しみにしているが、高砂はそれに気づいていない。

でもそれはさりげなく口にして気付かせないといけない。

つまり匡の役割とは・・・

菖蒲が口にできない気持ちを代弁すること

ということで今回の考察はここまでです。

ご挨拶

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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