【初見読み】アオのハコ #199寄り添って【考察】

アオのハコ_#199_2 アオのハコ

本記事は、アオのハコ最新話#199の考察をする都合上、ネタバレを含んでおります。 まだ読んでいない方は、一度読まれてから閲覧することをお勧めします。

予想通りになってしまうのか

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動画として楽しみたい方に!

あらすじ

雛が見つめるは晴人に匡菖蒲。

すると先ほど打っていた晴人が登場。

そこで語る晴人の思惑とは!?

そんな中、マネージャー業が忙しい菖蒲だが、元カレと邂逅。

裁縫セットを落としてしまうもそこをフォローする高砂の友人。

イケメンプレー発動の彼から語られて菖蒲が感じることとは!?

そして夜。

千夏が夕食について大喜に共有。

そんなときに家のチャイムがなり!?

そしてついに修学旅行の朝を迎える!

感想

やっぱり晴人!

これだよ!これ!

あくまで「打倒大喜!」「IH優勝して兄貴を分からせる!」だよな!

いやーなんか俺恋愛脳になってて、「憧れの雛様攻略のためのフラグ作りだろうなー」って読み始めから思ったんだけど、これは良くないよな!

晴人の本質的な部分を再確認した。

でもそんなこととは裏腹に少しずつ変化するのは雛様よ!

口では強いこと言ってるけど、前回のにいなちゃんの言葉が確実に効いてるな!

でもこの視線晴人だけじゃないんだよなー

この複雑な心情めちゃめちゃ考察ポイントだわ!

これ難しくなったか!?

前回高砂目線で心情語られたけど、今回菖蒲の心情か!

いやーぶっちゃけ今回だけで見ると匡の入る隙間かなり狭くなったか!?

というか絶対三浦先生これ意識して描写してるだろ!

こういう感じで菖蒲の心情が明かされたのも久々なのになー。

そういう意味でもかなり重要だよなー。

ここの心情も考察案件だから後で掘り下げようと思う。

誕生日()

俺「おー大喜誕生日だから今回肉じゃが作ったのね!」
千夏「(まだ部活の時間だよね・・・)いただきます」
俺「えええええええ!?」

いや分かってたよ。

大喜千夏のお話が一区切りになるってことは。

だけど大喜誕生日回ってこれでおしまいってこと!?

そりゃあないぜ・・・

絶対続き来るって信じてたのに・・・

大喜の誕生日プレゼント非公開っていくらなんでも意地悪すぎませんか、三浦先生!w

ここ今後補完されるんだろうか・・・

考察

前回の続きとなる今回も考察要素がてんこ盛りな印象。

主要となるキャラの心情が今回も掘り下げられたわけではあるが、いつも通りに情報整理から始めていこうと思う。

ピックアップ
  1. #199で判明したこと
  2. 雛の心情
  3. 菖蒲の心情
  4. 大喜千夏

#199で判明したこと

  1. 扉絵
  2. 蝶野先輩呼び
  3. 北野天満宮
  4. 中2から千夏好きを共有
  5. 付き合って4か月
  6. 烏骨鶏バーム
  7. 次号センターカラー

重要なトピックは後ほど考察。

気になるトピックを先にいくつか紹介したいと思う。

扉絵

雛が扉絵なんていつぶりだ?

間違えていたら申し訳ないけど、まじで#139「やってきたこと」ぶりなのでは?

ここで注目したいのが、
「☆ハコの中から こんにちはっ!!」
の言葉。

「こんにちは」は当然気付いている人もいると思うが、#151「こんにちは」にて登場した
晴人「あなたのこと いいなって思う気持ちが「こんにちは」してきたんですけど」
のセリフ。

これは確実に読者にも意識させに来ているところだろう。

実際雛は晴人のことを気にし始めていることが伺えるので、ここを被せに来ているのだろう。

さて、ここでもう一つ触れていきたいところとしては「☆」が使用されている点。

だってこの「☆」マークなくたっていいわけだから。

「ということは何か意味があるのでは!?」
と思うのが考察者目線。

☆=星 ハコ=箱
で漢字に置き換えるか?

ハコ→八コ
として読むか?

そもそも「☆」は伏字で何か別の言葉を入れるのか?

とまあ分かりませんw

なぞなぞ得意な人情報求む!

北野天満宮

バレー部女子と話す匡。

匡のことをいじっている大喜だが、授業の課題だったことを思い出す。

北野天満宮って言葉が出たってことは修学旅行でも観光するって意味になるだろうか。

さて、ここで注目していきたいこととしては、やはり「匡が女子と話していること」

特に描写されていないが、これ菖蒲見てたりしないだろうか。

「他の女子の影」がキーワードとなっていることを考えても、その姿を見ていた際の菖蒲の心情が気になるところ。

雛の心情

前回#198「攻めないと」では雛の心情について考察していたが、引き続きやっていきたいと思う。

おさらい

まずは前回までをおさらいしていきたい。

にいなちゃん「雛あの子 意外とオススメかもしれない」

これを言われた後
雛「そういう道も あるのかもね」
ということで意味深なラストとなったのが前回。

そんな雛の心情を考察しているわけだが、俺の結論としては

「大喜のことは友達として割り切ることはできている」
「ただ次の恋に進めていないからこその心境」
「これだけ大喜のことを好きになったわけだが、大喜以上に好きになる人は今後現れない」と蓋をしてしまっている可能性。

という解釈に行きついた。

これを念頭に今回の冒頭を見ていきたい。

視線

今回冒頭での雛の視線。

目線が晴人→匡菖蒲となっている。

前回の内容と踏まえつつ、雛の心情を考えると
雛「(晴人を見て)そういう道があるってことは分かっているけど」
雛「(匡菖蒲を見て)恋をしてまたあのときのような気持ちになったら嫌だな」
こんなモノローグなら比較的自然な感じはしないだろうか。

ということで前回を踏まえつつ、俺の予想としては、
「新たな恋に進む気持ちは出てきたけど、いざ考えてみると昔の苦い記憶が邪魔をして踏みとどまっている」
という心情だと感じた。

晴人の目標

晴人の新たな目標を初めて耳にした雛。

思い出してほしいのが、#145「やっぱり強ぇ」で晴人が言った「雛みたいな強い人になるためにはどうすればいいか」の問い。

そのときの雛のアンサーが
「不撓不屈」
「”強い意志をもって どんな苦労や困難にも挫けないさま」
ということで晴人にアドバイス。

そんな晴人に応援の言葉を言ったわけだが、当時と変わらず目標に向かって頑張っていることを改めて感じているであろう雛。

そこを踏まえつつ、次に進みたい。

お守りの狙い

晴人「インハイ予選で大喜先輩に勝てるように 勝利祈願の御守りなんで」

仮想敵は以前雛が好きだった大喜。

昔キス疑惑があったのは知っていても、雛が大喜のことを好きだったことは知らないはずの晴人。

晴人目線で言うと、ここで勝利祈願のお守りを雛からもらえるということは、ある意味自分の中のわだかまりを払拭させるための効果もあると思う。

「そんな試されているような状況で雛は何を思うのか」

ここは今後注目していきたいポイント。

菖蒲の心情

前回#198「攻めないと」では菖蒲に対する高砂の心情が描写されていたが、今回は逆パターン。

しかも引き出し役が高砂の友人ということで、この「お前に彼女がいないのが不思議だよ!」ムーブ再びというw

そんな新たに明かされた菖蒲について考察していきたいと思う。

目元隠し

歴代でも最悪な元カレ登場。

ただこれは菖蒲が現在付き合っている高砂との対比のために登場したもの。

さて、そんな高砂について友人からのフォローの言葉。
「菖蒲ちゃんの方からも 翔太に寄り添ってやってよ」

これを聞いた菖蒲の表情がこれ。

ここで用いられる手法が三浦先生お得意の目元隠しの描写。

ここの菖蒲の心情としては「驚き」だと思うわけだが、「自分が思ってもみなかったことが語られたから」の理由が大きいのではないかと思った。

そしてこの驚きの心情の中には「高砂のことを理解しきれていなかったことに対する恥じらいや落ち込み」もあって、「それゆえに隠したい」という心情を表現している描写ではないかと感じた。

反省

指摘されたことを早速実行ということで、男子部員との距離間に注意する菖蒲。

そんな中、大喜とのやり取りがあるのだが、そこで高砂に対する印象が語られる。

そのセリフというのが
菖蒲「すごくいいひとなんだよね 優しくて 自分の意見を押し付けたりしないし 今までの人とは違う・・・」
菖蒲「お互い大切にしたいって 思える関係・・・」

ここについて考えたい。

普通にいけば、
「高砂は元カレたちとは違う、だからお互い大切にしたいって思える関係になっている
こういう意味だと思うだろう。

いや、俺も初見読みではそう思ってた。

だけどここの解釈はそうじゃない。

「高砂は元カレたちとは違う、だからお互い大切にしたいって思える関係になるはずだ

こうだと思う。

根拠としては、#168「これが私だ」でのモノローグにて、高砂と付き合うことについて以前の軽い恋愛観に戻ることを決意した描写となっていた。

そんな軽い恋愛観から来ているセリフの中には、#70「ワクワクイベント」で登場したセリフ
菖蒲「その時は好きじゃなくても 付き合ってみたら好きになるかもしれないし」
菖蒲「なら試してみよって思うでしょ」
菖蒲「仮に私に好きな人がいても その人に振り向いてもらうのと、私のこと好きって言ってくれる人を 私が好きになるのなら 後者の方が早そうだし」
がある。

つまり、菖蒲は高砂のことを本気で好きになっていないのではないだろうか

だから先ほど菖蒲の目元隠しの描写が匂わせとなっていたとしたら辻褄が合う。

それを踏まえた上で、今回の菖蒲のセリフを通しで見てほしい。

菖蒲「すごくいいひとなんだよね 優しくて 自分の意見を押し付けたりしないし 今までの人とは違う・・・」
菖蒲「お互い大切にしたいって 思える関係・・・」
菖蒲「そう!守屋菖蒲は 変わったのであーる!」

歴代最低元カレにも言っている「人は変わるの!」のセリフもあった。

こう「変わること」を強調しているようにみえるのだが、この「変わる」が自己暗示のように思えてくるのは俺だけだろうか。

憧れ

菖蒲「お互い大切にしたいって 思える関係・・・」

イメージで登場するのは針生花恋。

匡から学んだ本気の恋愛観により、二人から感じた部分なんだろうか。

そんな菖蒲にとっての憧れ、理想像になることを考えてもここの価値観は重要となるセリフ。

そして菖蒲のラスト
菖蒲「大切に!しないとね!」

初見読みのときの印象としては
菖蒲「(今好きな翔太君を)大切に!しないとね!」
ってなっていたわけだが、先ほど考察した内容を踏まえると

菖蒲「(翔太君を)大切に!(これからもっと意識)しないとね!」
という解釈に行きついた。

つまり、この一連の流れは三浦先生が仕掛けたミスリードなのではないかと感じた。

最後に

次回200話記念のセンターカラーということで、とても楽しみですね!

修学旅行編スタートということでこれにちなんだセンターになるのか。

個人的には周年記念みたいな全員集合の構図が好きだけど、巻頭じゃないからそうはならないかなー。

しばらく出番が来ないであろう千夏がソロっていうのも十分あり得ると思います。

そんな考察要素になるカラーページではあるのですが、今回千夏周りでなかなか面白い情報が投下されたこともあるので、今後の大喜千夏について考察して述べて締めたいと思います。

大喜千夏

感想でも述べたところではあるが、まさかの誕生日回が前回で終わっていた件。

これが何を意味するか掘り下げていきたいと思う。

世代交代

前回#198「攻めないと」のラストの構図を覚えているだろうか。

にいなちゃんが雛に対し、晴人を推しているわけだが、そこから雛視点になっているように見える。

そしてそのときのコマが
晴人→雛→大喜女バス→匡菖蒲→雛「そういう道も あるのかもね」
となっている。

千夏がいない女バスの描写に関しては、今までのような部活姿の大喜千夏を見れないことを暗示させているのだろうか。

そういった意味でも大喜千夏が退いて、これからのアオのハコの主軸となってくるのが「匡菖蒲」「雛晴人」の二本になってくることの示唆のようにも感じられる。

実際俺も何度か述べたことあったかと思うが、大喜誕生日回で二人にとっては一区切りになるとは思っていて、それ以降に雛晴人の掘り下げが来ると予想していた。

そんなこともあり、大喜誕生日には二人にとって重要な描写を入れてくるかと思ったが、ピークは記念日デートだった印象。

これからバレンタインデーもあるわけだが、どちらかと言えば、「匡菖蒲」「雛晴人」の方が見どころになってくるようにも思う。

そう思っていたところにある情報が投下されたので、次そっちを見てきたい。

隣人

実を言うと千夏一人暮らしの外からの描写が何度か出ていて、
「今後千夏大学生編で隣に同じ大学生越してくる展開あるかな」
なんて思ってたら、まさかの修学旅行編に被せてくるとは!

ここから思ったこととして、この隣人がどんな役割を担ってくるかというところではあるが、大喜千夏にもスポットを当てるとしたら、このキャラが起点となる可能性はあるのではないだろうか。

そうなると「今回大喜不在のときに千夏に良からぬことが起きないか!?」ということになるわけだが、ここは一旦冷静に考えてみたい。

三浦先生がまずそんな展開に持っていくだろうか。

ということで、胸糞展開はないと思うわけだが、ここは今までの傾向から予想したい。

今までのアオのハコの物語が
メイン「大喜千夏」「匡菖蒲」
サブ「雛晴人」
ということでメインとなる軸が2本だったと思う。

それが現在
メイン「匡菖蒲」「雛晴人」
サブ「大喜千夏」
になろうとしているように感じられる。

俺の見解として「雛晴人」の物語を動かさなかった理由については
① メイン軸3本では物語全体の展開が忙しい印象になるのを防ぐため
② 大喜千夏の来るべき時期まで、他の軸を盛り上げることで読者が離れてしまうのを防ぐため
と考えていた。

にも関わらず早くも「大喜千夏」の物語がメインとして戻ってくるとしたら、「雛晴人」の物語をせっかく引っ張っていた意味が薄くなりそうにも思えてしまう。

というように考えると、少なくともすぐにはこの隣人が物語に大きな影響はないと考える。

そんな意見を言った俺ではあるんだけど、一つ頭によぎってしまったことがある。

絶対に起こらないと思っていたが、こう展開されるとある考察動画のタイトル思い出す・・・

あえて今言わせてほしい

「大喜千夏別れませんよね!?」

ということで今回の考察はここまでです。

ご挨拶

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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こちら→(https://www.youtube.com/@MASATO%E6%BC%AB%E7%94%BB%E8%80%83%E5%AF%9F/videos

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