修学旅行編を秋にできなかった理由とは?
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あらすじ
特別の”余韻”に浸っているときに、響く隣の物音。
一生このまま入れてしまうわけだが、ここで帰ることを選択。
後日。
猪股家の力を借りつつも、千夏が一人暮らしのための荷出しを実施。
ついに千夏の一人暮らしがスタート。
さらに後日。
いつもの日常とは違う寂しさを感じる大喜だが、そんなときクラスでは京都へ行く修学旅行モードとなっている。
そんな1日を終え、帰宅しようとした大喜だが、校門で待ってくれていた千夏。
千夏の家まで送る流れとなる。
だが、あっという間に千夏の家に着いてしまうも、ここで千夏からあるお誘いが!?
感想
前回の続きから!?
前回待望のキス描写がきて、てっきりガラッと流れ変わるかと思ったけど、続き来るとは!
そして描写するのは、大喜の呼び方について。
今回の記念日デートを経て、大喜の成長を表現する意味でも呼び方は変わるものだと思ってたが、まだまだ慣れない様子。
今までと違うことを表現する意味でもここで変化させても良かったように思う反面、ここでお預けするってことはここの変化を今後描写するためにとっているとみた!
どこのエピソードで掘り下げると思いますか?
修学旅行だと!?
菖蒲「一緒に思い出作れるね! 体育祭に文化祭 秋には修学旅行」
#121「がんばれ先輩」にて登場したクラス替え発表後の菖蒲たちの会話。
俺はここ見逃さんぞ!!
「秋に修学旅行」って言ったんだからな!
だから文化祭終わった後に修学旅行編あると思ったし、そのあとのWC予選終わった後なのかとも思ってたが、ここでも登場せず。
だからてっきり描写しないんだとばかり思ってた。
ということで、修学旅行がこの時期になった理由について三浦先生ならフォロー入れてくるんじゃないかと僕は思います!(希望)
あれ?大喜くん?
大喜「おかんにトイレットペーパー買ってきて言われたんで!」
俺「おい!またそんなこと言って!!」
前回で恋人として成長していた大喜を描写されていたにも関わらずこの流れよ!
でも冷静に考えると、千夏がいない朝だったり、千夏がいない体育館だったりと今回フォーカス。
ということはここの解釈はそうじゃない!
この辺りの心情は考察していきたいところ。
考察
前回#196「好き」の続きから始まった今回。
引っ越しについてはさすがに描写されていたわけだが、意外にも登場させにきていたのが修学旅行!
これは誰のエピソードを掘り下げてくるのか!
ということで今後が楽しみでもあるわけだが、まずはいつも通りに情報整理から始めていこうと思う。
- #197で判明したこと
- 大喜の心情
- 修学旅行
#197で判明したこと
- 叔父さん
- たこパのお返し
- 雛菖蒲は3班
- 大喜匡は1班
- 何気ない京都の写真送付
- お土産は八ッ橋
- 巻末コメント
重要なトピックは後ほど考察。
気になるトピックを先にいくつか紹介したいと思う。
叔父さん
引っ越しとなれば、引っ越し業者の登場でいいにも関わらず、千夏の引っ越しの手伝いをしてくれる叔父さん。
実際は小さく描写されていて、視認しにくい。
ここで思い出したのが#109「1月15日」で登場した「叔父さん」。
1年前の大喜の誕生日回になるわけだが、この回と今回の叔父さんが同一人物かを考えていきたい。
正直見た目だけで見たら、違うシルエットのようにも思う。
ただ、1年前の大喜誕生日回にて叔父さんの奥さんである美咲さんが出産間近ということで、応援に向かったのが由紀子と大喜パパ。
このことを考えると、そのお礼として今回の千夏の引っ越しの手伝いに来たと考えると非常に自然な流れのようにも思える。
しかも登場時期が1年前の1月ともなれば、あえてここに被せてきてるのも暗示のようにも感じる。
ということで、俺は同一人物説を推したい。
そして抑えておきたい情報として、#109「1月15日」で登場した叔父さんというのが、大喜パパの弟ということが明かされている。
そして今回明かされた情報というのが、
叔父さん「親父にも用があったから」
のセリフ。
「今回の叔父さん=大喜パパの弟」かは実際確定していないが、もし俺の仮説通り正しいのであれば、家系図としてはこんな感じになる。

さて、ここまで行くと考えたくなるのが、大喜心臓病のフラグの件。
心臓病の家系ということで、大喜パパ or 由紀子のどちらかの家系になるわけだが、こうやって家系図が明かされてきたとなると大喜パパ側の家系の可能性が高そうかと考えてしまう。
ただ現状まだまだ情報がほしいところでもあるので、引き続き家系については注目していきたいと思う。
巻末コメント
三浦先生「GWは打ち合わせして 掃除して 打合せして 野球観に行きました」
そこで登場した野球のワード。
「あれ?野球好きなのか?」
と思って調べていたら、「そういうことか!」と気付けたので述べていきたいと思う。
見たことある方いらっしゃるかと思うが、才木選手のインスタにて投稿された「阪神の帽子を被った千夏のサイン色紙」
経緯としては阪神の才木選手がアオのハコファンということで、結果として三浦先生を自身が出場する阪神VS巨人戦の試合に招待。
そのとき三浦先生から直接サイン色紙をもらい受けたようで、それが5/6。
つまり、三浦先生の巻末コメントの野球はこの試合の観戦のことを言っていることになる。
ということで三浦先生が野球好きかはこの文章だけでは不明である。
大喜の心情
先に述べさせていただきたいのが、今回のサブタイが「徐々に」であること。
つまり今回のテーマとしては、大喜千夏の関係は大きく前進して大喜自身も成長したわけだが、大喜の心情の面においては今後の伸びしろとしてあえて残す形をとったと言えよう。
そういった意味でも今回の大喜の心情にフォーカスして考察していきたい。
呼び方
真っ先に思ったところであろう千夏に対する呼び方と敬語。
俺は前回の大喜の成長から千夏の部屋の中では明確に変化させに行くかと思ったら、意外にもまだまだな様子。
確かに呼び方ってすぐには変えられないのがリアルなんだろうか。
ただ、呼び方っていうのはある意味わかりやすい部分でもあるし、アオのハコにおいても重要となる要素。
先ほどもちらっと述べているが、あえてここを残しているということであれば、どこかのタイミングのために取っていることを意味する。
そうなると一つの転機になるであろう、大喜の誕生日回。
#110「インタビュー」では
千夏「私はいつまで 千夏先輩 なんでしょうか」
のセリフあり。
おそらく付き合ってから呼び方について変化の匂わせというのがここが始まり。
あれから1年。
明確に変化をつけるならこのタイミングなのではないかと思ってしまうが果たして。
千夏がいない朝
大喜「今日のお弁当なにっ!?」
由紀子「急に大声出さないでよ!」
千夏がいない朝に寂しさ感じる二人。
そんなときのある意味大喜らしい謎の大声。
本人としては、母親の言葉を払拭する意味で元気よく言ったと思うが、幼少期のころからも元気が取り柄に見えるところからも、らしさ溢れる演出と見るべきだろうか。
そして大喜が向かうはいつもの朝練の体育館。
今回千夏がいないわけだが、そこに現れるのが果穂ちゃん。
千夏が行っていた朝練文化がしっかりと継承されており、大喜も安堵の表情と言ったところだろう。
赤面
職員室へ向かう大喜が見たのは、先生と会話している千夏の姿。
以前にも千夏ママが帰国の関係で千夏が一時マンスリーマンションへ移動、そのときの大喜が「体育館か学校で偶然会うかしないと 登校しているかもわからない」のセリフもあった。
現在がまさに当時と同じ心境のはず。
そんな住まいが別々、朝練でも会わない環境となった大喜なのだが思い出すのは、千夏とのキス。
そして赤面になり、先生からツッコまれる始末。
それからもう一つ。
千夏の家に着いたとき言われた「寄っていく?」に対して思い出すのはやはりキス。
由紀子からのお願いを必死になって伝えたことで、結果として帰宅することになった大喜。
本音は一緒にいる時間が減って少しでもいたいはずなのに。
先ほど述べているところと同じではあるが、やはり今は「変化は徐々に」を強調しているようにも感じ取れる。
対比
千夏「この寂しさに慣れるには しばらくかかりそう・・・」
大喜の心情の対比として、ラストに登場するのが千夏の心情。
もちろん一人暮らしの寂しさもあるだろうが、それだけではない。
#114「挑戦者」では、1年生大会前日に壁越しではあるがパワーを送っている千夏という構図。
今まで同居生活を送っていたのは周知の事実ではあるが、部屋は隣となっており、今までは大喜の存在を感じることができた。
当たり前ではあるが、今では大喜がいない。
ということでまとめてみると、大喜については進展した千夏との関係を「徐々に慣れていく」ことを目標としているのに対し、千夏は大喜がいない一人暮らしの生活を「徐々に慣れていく」ことを明言。
つまりは今回の「徐々に」が大喜千夏それぞれにかかったダブルミーニングとなっているように感じる。
最後に
実は来週アオハコは休載。
三浦先生は体調不良ではないとのことだが、これはどうとらえるべきでしょうか。
修学旅行編の取材ならさすがにもう終わっているだろうし、これからの展開に向けて構想を練っていると捉えるべきなのか・・・
そこは謎ではありますが、巻末コメントなり三浦先生のXのポストなどで発信されるかは注目していきたいですね。
さて、ここで忘れてはいけないのは突然登場した修学旅行。
正直「いいとこ小説で補完するのかなー」なんて思ってたらこれよ!
ということで最後は展開予想ということで京都の修学旅行について述べて締めたいと思います。
修学旅行
「秋には修学旅行」と言ったにも関わらず、あえてこのタイミングで2泊3日で京都の修学旅行のイベントを入れた理由、そしてこの旅行で描写したい内容、目的について考察したい。
変更理由
まずは構成の観点から見ていきたい。
秋に修学旅行を挟まなかった理由として当時から真っ先に思っていたこととして、「千夏の集大成となるWCを通しで描写したいと考えを改めたため」
やはり一番の理由はこれではないだろうか。
他の可能性として、「そもそも当時想定していたよりも匡菖蒲周りのスケールが大きくなってきたため」だろうか。
俺のイメージでは夏休み明けですぐ文化祭の展開になったわけで、順番に行くなら文化祭後に修学旅行だと思ってた。
それが、文化祭編にて匡菖蒲高砂の関係が見どころの一つとなっていたわけだが、そのあとすぐ修学旅行でこの3人をフォーカスして描写すると、そのスパンがあまりにも短い。
どうせ菖蒲高砂で付き合わせたなら、匡を始めそれぞれの心情をもっと掘り下げてから次のステージに行った方がいいというもの。
そう考えるとやはり今回の修学旅行編では、千夏が当然いないので大喜千夏の進展についてはお休み。
ということでここでの主役は匡菖蒲高砂となるだろう。
あとは考えておきたいところとしては、急遽変えた修学旅行の時期についてのフォロー。
調べてみたのだが、高校で1月などの冬に修学旅行に行くのはあり得ない話ではないよう。
ただ本来であれば4月の時点で学校側の年間の予算は決まっていると考えるとこういう変更ってあり得るのかって思ってしまう。
個人的には作中の変更理由なんて「校長先生のご意向で冬の京都の魅力を堪能してもらいたい理由から急遽変わった」とかテキトーに言っとけばそれでいいようにも思うw
目的
先ほど理由のところでも述べているのだが、やはりメインとなるのは匡菖蒲高砂周りの掘り下げになるだろう。
では今回の修学旅行編ではどういったテーマで掘り下げるのか。
個人的に注目は
① 匡へのフォロー
② 高砂の心情
の2点。
それぞれ見ていきたい。
まずは、匡へのフォローについて。
読者の印象に大きく残っているであろう、#193「あけまして」のラストとなった雛の表情。
あれだけ印象強く残るような描写をしているにも関わらず、いまだにここの真意が掘り下げられていない。
心情としては、匡を案ずる表情の雛と言ったところではあるだろうが、今回の修学旅行にてここの伏線を回収してくるのではないだろうか。
そしてここの描写がきっかけとして匡に新たな変化が生まれるのだろうか。
そして次に、高砂の心情。
ここも印象に残っている人が多いと思う、#195「ここにいよ」で登場した高砂の意味深な目線。
ここの意味合いとしては嫉妬心の表れだと考察したわけだが、やはり徐々に高砂の心情が明かされてくるのではないかと考えている。
以前「匡菖蒲が結ばれる道 part1」ということで高砂の心情をメインで考察しているわけだが、ほころびが生まれるきっかけとしてもこの修学旅行が絶好の場。
そして舞台は冬の京都。
訪れる場所の候補として「清水寺」「伏見稲荷大社」「金閣寺」「嵐山」の名所も登場。
この辺りを活かしてメインの三人にとっての転機となるのではないだろうか。
そんな要素を取り入れて俺が考えた物語がこちら。
菖蒲たちが訪れたのは「伏見稲荷大社」
雛たちと班行動していたわけだが、途中ではぐれてしまう。
そこで偶然出会うのは匡。
匡の班も個人プレイヤーの集団ということもあり、やはり気付くといなくなっている。
とりあえず班員を探す意味でも行動を共にしつつ、先に進む。
しばらく歩くと菖蒲が階段を踏み外し、足をひねるというアクシデントが発生。
ひと気はなく、まともに歩けない状況ということで、匡が仕方なく菖蒲をおぶる。
なんとか休憩所までくることができた二人。
そんな姿を遠目から目撃するのが
高砂翔太
ということで今回の考察はここまでです。
ご挨拶
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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