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あらすじ
夢佳の活躍が目立ち、第2Q終了で40-32と彩昌がリード。
だが体力面で苦しくなってきている夢佳は、体力温存ということで一度ベンチに下げられる。
ハーフタイム中、匡たちと合流する大喜冬樹さん。
応援の大切さを冬樹さんに伝える大喜花恋。
そしてみんなで声援送っているところで、始まる後半戦。
バスケとの出会いと始めるきっかけ、そして憧れの夢佳との思い出が頭によぎる千夏。
当時の行動について後悔を思いつつ、そのままだときっと成長できなかったと感じる千夏。
そんな千夏がしてあげたいこととは?
感想
夢佳の体力
「ブランクで一番つらいのは体力が減ったこと」
って夢佳言ってたけど早速出てきたなー。
千夏の「当時夢佳の後ろを追っていた」ことについて、巻頭での煽り文にあるだけじゃなく、本編でも登場していたが、とにかくフォーカスしている印象。
まだ彩昌がリードだけど、第3Qでは夢佳不在の状態で栄明が追い付いて、第4Qで夢佳が戻って今度は千夏が追われる展開ってことだろうか。
冒頭で”才能”について描写されていたが、才能が目立ってるのは夢佳なんだよね。
でもここで対抗するのが努力の才能の千夏。
なんかこの辺を対比しながら考察するとまた何か見えてくる部分があるのかなーって思った。
声援
冬樹さんこれはフラグ立ちましたな!
「意外性あるからもしかしたら冬樹さんの声援あるかも」なんて思ったけど、今回でかなり有力となったか。
これは今後の展開楽しみになってきたな!
リメイク?
①千夏のバスケを始めたいと言い出した幼少期
②千夏が中3の試合で負けて引退した翌日の姿(1話)
別の角度で描写しつつもって感じで再登場してきた。
1話のあのシーンを今の作風で描いてくれるのはなんだか嬉しいw
そして当時の自分に向けて言った
「努力してきた自分を今の自分が報わせてあげるんだ」
ってセリフめちゃめちゃいいなー。
また同じように後悔させないようにするために、辛くても頑張れば未来は笑えるよって教えてあげられるように。
アオのハコに出てくるこういう言い回しホント好きだなー
考察
#179「幻」の続きとなるWC編第九弾!
現在第3Qということで次回第4Qスタートだとしても次回で決着って展開にせず、「勝利の行方は!?」って引きになるだろうから、そう考えるとさらに次もある。
WC編ここまで長くなるとは思いもしなかったな。
いや俺はとっても嬉しいけどね!
そして前回センターカラー、今回巻頭カラーということでホント贅沢すぎて嬉しい限り。
ではいつも通りに情報整理から始めていこうと思う。
- #180で判明したこと
- 巻頭カラー
- 冬樹さんの心情
- 二人の後悔
#180で判明したこと
- 「どくどく」小宮山さん?
- 彩昌13番三芳さん
- 「nekochan」Tシャツ
重要なトピックは後ほど考察。
気になるトピックを先にいくつか紹介したいと思う。
「どくどく」小宮山さん?
「どくどく」は、原作三浦先生、作画松浦先生で描いた大学青春がテーマの特別読切。
どくどくで登場する美大生小宮山さんに似ている女子。
そのあと描写されている100m走には、「吉田」というどくどくの主人公吉田と同じ名前。
さすがにこのキャラとどくどく吉田は違うように思うが、同じ名前として採用していること、そして先ほどの小宮山さんと似ている女子を考えると確実にどくどくを意識させにきていると思う。
最初読んだとき「なんかこの子だけ地味にしっかり描写されてるなー、なんでだろ」なんて思ったけど、Xフォロワーさんのポストにて判明。
これ気付けるのはお見事です!
そして、気付く人のみ気付かせるような小ネタを仕込むこの三浦先生の魅せ方ホントやる!!
彩昌13番三芳さん
今回彩昌側の選手がほんの少しではあるが、描写してきた印象。
この三芳さんしかり、ラスト千夏がシュートした際のディフェンスしている10番の選手しかり。
特に三芳さんについては、夢佳の交代ではあるが、このアオのハコの作品において名前もらえてること自体がかなり喜ばしいことだからな。
そしてこういうとき、毎回言っているような気がするが、ショートバングの子やアップバングの子はいつになったら名前解禁してくれるんですかね。
特にショートバングの子なんてかなり出演回数多いよね・・・
この試合で活躍させるのか、それとも次になるのか楽しみにしたいところ。
「nekochan」Tシャツ
千夏中学時代の回想にて、夢佳との会話の際のTシャツ。
三浦先生は猫好きなわけだが、なぜかここで猫ちゃん好きをアピール?
千夏って猫好きなんだっけ?
それとも三浦先生の猫好きゆえに出てきた遊び心?
巻頭カラー
これも毎回のように言っているが、巻頭カラーには先生方からの強いメッセージが含まれている可能性があると俺は思ってる。
ということで、今回とってもかっこいいカラーについて考察したい。
続きの言葉
ここで気になったのが「あなたと真正面から」の続きとなる言葉について。
「真正面から」と言いつつも、背中合わせになっているのが今回の描写。
背中合わせとはお互いが高い信頼関係であることを演出させる描写かと思う。
実際信頼している仲なのは間違いないのだが、現在は敵同士。
まずはここの構図を掘り下げたい。
構図
今回のこの構図を見ると、千夏が背中を預けているように感じる。
カメラ目線を考えた時、千夏は極論直立でもいいわけだけど、あえて背面となっている。
ということで千夏が夢佳の背に合わせにいっているような印象。
これを踏まえると夢佳に対する千夏の高い信頼感を表現しているように思う。
セリフ
次に「あなたと真正面から」のセリフを掘り下げたい。
ストレートに「真正面から向かい合うことができる」と表現したいのであれば、対面している描写でいいはず。
それをあえて背中合わせの描写を採用していることを考えると・・・
元々は背中を追っていたが、今はお互い背中を預けられるほどの距離間となった。
そして千夏が背中を預けているように二人には高い信頼関係が築かれている。
こういう意味合いを含ませて、表現したかったのではないだろうか。
結論としては
「あの頃はあなたの背中を追っていた。でも今はあなたと真正面から向き合える」
個人的にはこんな言葉につながると思った。
冬樹さんの心情
ハーフタイムにて匡達と合流する大喜冬樹さん。
感想でも述べた通り、冬樹さんに声援のフラグが立った印象。
そんな応援による力を説明させられる形となったわけだが、このときの冬樹さんの心情について考察していきたい。
現実的な冬樹さん
花恋菖蒲と軽く挨拶すると、「この試合が最後になるかもしれない」と話す冬樹さん。
すると大喜花恋からは大バッシング。
冬樹さんの性格というのが、千夏に対して「バスケで食っていけるのは一握り」なんて言葉があったくらいなので、ただそういう可能性があるってことを言っただけという認識だろうか。
ただやはり大喜花恋のように、頑張っている恋人に心から勝ってほしいと願ったことある人の言葉だと重みが出るといった印象。
そしてそのあとのセリフである
「勝つって信じてるって声にすることでそれは現実に近づけるから」
を聞いたときの冬樹さんのこの表情。
思い出したのが、#175「子供なんだ」で大喜が言った「今は千夏先輩が勝つって信じるしかない」のセリフ。
これに対し、冬樹さんの見解としては「こういうところが千夏に良い影響を与えていて、千夏の支えとなっている」と実感した瞬間だろう。
#178「ありがとね」にて、冬樹さんの後悔について考察しているが、少なくともミニバス時代の千夏に対してうまく応援できてないことは確定してる。
大喜の影響で徐々に変わってきている冬樹さんのことを考えると・・・
#177「欠かせなかった」でもちらっと考察しているが、意外性もある冬樹さんが声援を送る可能性は高いのではないだろうか。
ただ冬樹さんのそんな姿本当にイメージわかないんだけどねw
二人の心情
今回才能にフォーカスさせてからの二人の後悔を描写。
ただ、千夏については後悔した部分はあるものの、それでも最終的には前向きと思わせる心理描写となっている。
そんな対比関係となっている才能溢れる二人を考察したいと思う。
才能
「人にはそれぞれの才能があって」
という冒頭からスタート。
ここを描写した理由としては、夢佳と千夏の才能の内容につなげるため。
今回夢佳→千夏の順で描写されたところだが、今一度確認していきたい。
内容 | 夢佳 | 千夏 |
---|---|---|
才能 | 昔からパフォーマンスはピカイチ。 まさにセンスの塊。 | 夢佳に憧れを抱く。 追い求めるゆえの努力の天才。 |
試合 | 個人技炸裂でとにかく注目。 高い得点力でありアシストもできる。 体力消耗により交代。 | チームプレイ中心。 安定した得点力。 |
ここからも分かるように、夢佳の方が恵まれているようには見えるものの、体力の消耗が激しいことにより一度ベンチに下げられてしまう。
そしてこのとき夢佳が後悔する流れとなるので、次はここを掘り下げていきたいと思う。
夢佳の後悔
「後悔がこんなにムカつくって先に教えといてよ」
体力消耗により一時的にベンチに下げられた際の夢佳の心理描写。
このセリフについて俺の見解としてはブランクに対してめちゃめちゃ悔しがっている印象。
体力面の懸念は、#176「恋人でいたい」でやった千夏との1on1にて語られている。
しかもそのときの夢佳は、一度辞めたことが逆に良かったまで言っており、後悔なんてまったく感じさせないような素振りだった。
そんな夢佳の後悔が分かるセリフになるが、考えさせられるのが#91「最強の感情」にて夢佳が感じていた無力さ。
「思えばここも後悔になりそうでもあるけど、今回のこのセリフを考えると当時は後悔ではなくやっぱり無力って気持ちが強かったか」と思ってしまった。
実際夢佳の心理描写にて「なんで もっと練習しなかったんだろう」のセリフがある。
ただここの前後の内容を見ると、栄明中に来たばかりの夢佳が全然活躍できず、千夏に倣って必死に練習していたにも関わらず、上級生には敵わない。
しかもタイミング悪く家庭環境が荒れていたときだったため、大好きだったバスケまで嫌いになってしまう始末。
初めて味わったであろう挫折ってことを踏まえると、後悔というよりやはり無力って言葉の方がしっくり来ないだろうか。
千夏の後悔
「夢佳の口からバスケへのネガティブな言葉が怖かった」
今回判明した千夏の心理描写。
#90「1つのことだよ」にて、夢佳は自分の弱いところを憧れてくれてた千夏には言えなかったことを明かしている。
この言えなかったことと言うのが、まさにバスケに対する負の感情。
ということはつまり、夢佳は今回判明した千夏の気持ちをドンピシャで当ててたことになり、そして千夏自身は#90時点で初めて知ったことを意味する。
そう考えると、
「あの時ちゃんと話していたら夢佳と別の形でプレーしていたかもしれない」
という、一緒にプレーが実現できていたかもしれないの意味にプラスして、「(私のことを守ってくれた)夢佳と」とつながってくるのではないかと感じた。
巻頭カラーのところでも考察しているが、だから千夏は夢佳に高い信頼をおいていて、また今度は自分が夢佳を守ってあげたいという気持ちがあるんではないだろうか。
憧れを乗り越えて
#179「幻」にて、「子供夢佳を幻と言い切っていたが本当に乗り越えたのか?まだ何か仕掛けあるのでは?」と思っていた。
ただ、今回千夏にて
「でもそれじゃあきっと夢佳の後ろをついていくだけだったから」
のセリフ。
そして巻頭カラーのセリフである
「あの頃はあなたの背中を追っていた。でも今はあなたと真正面から」
とあり、憧れていた当時は後ろを追っていたが、今は横で対等な関係となっていることを強調されているように感じる。
ここまでされるともう憧れを乗り越えていると言えよう。
自信
#177「欠かせなかった」にて登場した「自分の人生にはバスケが欠かせなかった」の描写。
これについては自信を持って言い切れる決意なのではと考察。
そして今回は「でもこれは私の好きだから」ということで、こうやってみるとバスケが欠かせないと言い切れるほど好きということを描写していると感じる。
この作品においても名言でもある「好きは最強の感情」がある。
そんなバスケを好きな気持ちがしっかりあるということは自信につながってくると思う。
そして今回フォーカスされていた、バスケボールに対する千夏の手。
最終的につなげるは「報わせてあげるんだ」のセリフ。
ここが重要に感じるので、掘り下げたいと思う。
千夏の手
確実に意識させてきているバスケボールの感触。
そして語られる千夏とバスケの歴史。
ここがそれぞれ対比されているので、まとめてみた。
ボールの感触 | 状態 |
---|---|
始めて触れたボール | ドリブルの仕方が分からず、恐竜の卵モード。 |
硬く滑るボール | 最初はうまくいかず、夢佳に憧れる。 |
手に吸い付くようになったボール | 夢佳と沢山練習した。 |
気づいたら手に馴染むボール (現在) | 夢佳は敵だが、自信を持ってバスケを好きと言い切れる。 |
紛れもない自信を持って言い切れる好きという気持ち。
その馴染んだ手で操るボールには迷いはない。
そして努力してきた今までの自分を思いながらのシュートが今回のラスト。
VS夢佳でのラストプレーでも放たれるであろうスリーが楽しみでならない。
そんな次回もこの千夏の手には注目していきたいと思う。
最後に
さあ、気付けば千夏も覚醒モードと言ったところでしょうか!
第4Qでは夢佳が戻ってくると思います。
栄明に逆転を許すも体力回復した夢佳ということで、相変わらず抜群の個人技で今度は彩昌が追いかける展開になるんでしょうか!
序盤から栄明は安定のチームプレイと言われているので、そろそろチームメイトそれぞれにスポット当ててほしいところです。
僅差となっているところで放たれるラストプレイの千夏のスリー。
そしてついに冬樹さんが口を開く!
こんな感じの展開を想像してしまいますw
いやー次回が楽しみでならないですね!!
ということで今回の考察はここまでです。
ご挨拶
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