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あらすじ
ミニバス時代優勝を決めた千夏のチーム。
喜ぶ千夏をよそに、仕事をする千夏パパ。
そんな幼少期の千夏の記憶が回想として登場しつつ、これからの進路についても思い出す千夏。
夢佳との1on1も一旦終え、今のバスケに対する想いを口にする夢佳。
そして夢佳の進路も判明したところで、帰宅する千夏だが、忘れ物を届けると言う建前で大喜の元へ向かうことに。
そこで大喜に今抱えている思いを吐き出す千夏。
そのとき大喜がかけた言葉とは!?
感想
「執着」
以前千夏がバスケに対し、「執着したい」って言葉があったけど、今回は夢佳が「執着」って言葉を使用。
千夏の続けて来た「執着」と夢佳の辞めたからこその「執着」。
夢佳は自分の好きなバスケから逃げてしまったわけだが、もう同じ思いをしないための執着ってことだろうか。
前回から対比させて来ていたとは思ったが、考察し甲斐のある内容。
千夏にとっての大喜
夢佳と会ったことで、大喜に会いたくなってしまう千夏。
このすぐにでも会いたいって気持ちホント大喜に支えられてる感じがすごいするなー。
改めて思うけど今の千夏にとって欠かせない存在すぎる。
あと「一本っ!」を今度は大喜が言ったところめちゃめちゃアツかった。
この言葉だって二人の”ハコ”だからこそ価値が大きい。
しかも「一本っ」ってセリフ今回で3回目だと思うけど、まさか3回目が来るとは思いもしなかった。
今度は「ちなつ一本」のセリフでお願いします!
千夏パパ見ましたね?
千夏パパのこの顔よw
これ絶対見ちゃってるわけだけど、空気読む辺りホント優しいお義父さんだな。
でもこれくらいのやり取りなら良かったじゃん。
しかも付き合っていることは知ってるんだから。
流れでハグしてるところ見られたらそれこそ面白い展開になってしまうからねw
考察
前回#175「子供なんだ」の続きとなる回。
WC予選編が#172「目の前の”今”」からだとする第五話となる。
文化祭編が10話ほどになるが、今回もそろそろ折り返し地点だろうか。
さて、考察し甲斐ある情報を投下しているので、いつも通りに情報整理から始めていこうと思う。
- #176で判明したこと
- 千夏の心情
- 大喜の役割
#176で判明したこと
- 優勝の仙波ジュニア
- 千夏の進路は元治大学
- 夢佳の弱点
- 夢佳の進路は日都体育大学
- 何かを察する由紀子
- バスケ界隈で有名な永瀬選手
重要なトピックは後ほど考察。
気になるトピックを先にいくつか紹介したいと思う。
優勝の仙波ジュニア
ミニバスでは活躍して周りからも祝福を受ける千夏。
#86「憧れ」ではクラブチームのゆなちゃんが嫌悪感丸出しだったわけだが、これも千夏の努力の才能で実力をしっかりつけて認めさせたってことだろう。
そんな千夏の決勝戦の会場にて、仕事をする千夏パパ。
この後の千夏のリアクションを見ると少なくとも嫌悪感がある表情であることが分かる。
千夏パパはPCを持ち込んでいるわけだが、読者目線でこれを「それだけ多忙なのかー」と思うか。
それとも「せっかくの娘の大切な試合にも関わらずPC持ち込んで仕事するなんて!」と思うか。
とりあえず千夏目線では、印象は良くないはずで、そうなるとやはり日頃からのコミュニケーションがうまくないことがここからも読み取れる。
夢佳の弱点
千夏との1on1にて圧倒した夢佳。
千夏からもスキルがすごくレベルアップしてるといわせるほど。
ここまで夢佳つええさせるも、ブランクによって体力がなくなったことが判明。
ここが夢佳攻略のためのポイントとなるか。
それとも千夏が覚醒することで夢佳を超えるのか今後に注目。
何かを察する由紀子
空気の読めた由紀子のこのリアクションである。
「ばれたんじゃない?」
「いや元々千夏パパに聞いてたからこのリアクションなんじゃね?」
などいろいろ意見飛び交うところだと思う。
個人的には「大喜に会いたがってるってことは千夏は大喜に好意あるっぽい?」くらいは察したけど、付き合っていることはまだ把握していない説を押していきたい。
千夏の心情
前回#175「子供なんだ」にて千夏と夢佳が対比関係となっていると考察していたが、今回も分かりやすく対比させている。
項目 | 千夏 | 夢佳 |
---|---|---|
心理状況(前回まで) | 不安だが、大喜により緩和 | 自信に溢れ、試合が楽しみ |
進路 | 安定した将来のため元治大学 | バスケをやるため日都体育大学 |
「執着」 | 続けて来た「執着」 | 辞めたからこその「執着」 |
バスケに対して | 結果を求めている | 楽しんでいる |
結果を求めている千夏と今バスケを楽しんでいる夢佳。
前回でも思ったけど、以前夢佳は家庭の事情もあり、結果的にバスケを嫌いになったが、今は千夏が結果を求めているがゆえにバスケを楽しめなくなってきているように感じる。
今回も夢佳との対比を考慮しつつ、千夏の心情について考察していきたいと思う。
元治大学とは
#173「持たせてください」にて、面接の結果待ちであることを明かしたが、今回千夏パパとの回想で「元治大学の推薦が」ということで元治大学へ進学する方針ということが判明。
元治大学とは、#145「やっぱり強ぇ」にて針生の受験する大学ということで登場。
そして#146「お互いさまです」にて、推薦書と元治大学のキャンパスガイドが登場している。
この推薦書というのが針生のものではなく、千夏のものだったということで確定。
ここドンピシャで考察していたXのフォロワーさん、お見事です!
そうなると針生と千夏が同じ大学ということであれば、いよいよ大喜3年生編も現実味を帯びてきたのではないだろうか。
進路
さて、今回夢佳と対比させてきたわけだけど、今バスケを楽しんでいる、そして進路としても大学のバスケを楽しみにしている夢佳に対し「羨ましい」と表現。
これだけ聞くと「あれ?もしかして本当は千夏も大学でもバスケで勝負したいってこと?」なんて思ったりした。
千夏パパは、いい大学である元治大学から推薦もらってるとなれば絶対そっちの選択を取るよう言うはず。
そして千夏パパが「バスケで食べていくなんてほんの一握り」のセリフがあることから大学でのバスケは反対なんだと思う。
千夏もそれは分かっていて「あの頃みたいに楽しいだけじゃダメなんだって」の心理描写もある。
だけど千夏の本音が「大学でもバスケをやりたい!」だとしたら?
結果にこだわっているのが、大喜と付き合っていることを認めてもらうためだけではなかったとしたら?
元治大学でもバスケ部があると思うが、「体育大学のようなスポーツに力入れている大学に本当は行きたい」という可能性だってあるのではないだろうか。
今回も千夏「夢佳がまたバスケをやってくれて嬉しいんだけど」の心理描写が登場。
他にも、
#95「戻ってきたよ」にて「私夢佳ともっと一緒にバスケしたかったよ」。
#130「拝借します」にて「夢佳が帰ってきた 憧れの夢佳が だけど・・・」。
千夏としては一貫して「敵ではない夢佳と一緒にバスケがしたい」気持ちとなっている。
「自分が求めているバスケのためにも、夢佳が行こうとしている日都体育大学に行く」可能性はあるのではないだろうか。
つまり、針生と同じ元治大学へ進学というのがミスリードとなっている可能性。
ということで、ここまでが千夏の進路についての展開予想の考察となる。
個人的には、千夏夢佳で同じ大学でプレイするところを見たいが、千夏は元治大学、夢佳は日都体育大学で活躍して、物語終盤に選抜メンバーとしてチームメイトになる展開が一番アツいかなーって思った。
二人の「執着」
感想でも軽く触れた内容。
#132「わかってるよ」で千夏の心情描写にて
「(バスケを好きって思う)その思いがなくちゃ何の意志で行動するの?」
「私はそれに執着したい」
ってセリフがあって、個人的には「執着」って言葉が印象的だった。
今回は夢佳がこの「執着」って言葉を使っているんだが、ここの対比もなかなか考えさせられるところ。
千夏の続けて来た「執着」と夢佳の辞めたからこその「執着」。
千夏は言わずもがな。
夢佳の自分の好きなバスケから逃げてしまい後悔したこと、そしてそのことがあったからこそ気づいたバスケへの本当に好きという気持ち。
ここでポイントなのが、「夢佳がバスケから逃げて後悔している気持ちを千夏が知らない」こと。
今回の千夏のセリフより「夢佳はあの頃のままバスケを楽しんでて私は多分変わった」と思っている。
#90「1つのことだよ」にて夢佳は「バスケへの熱が冷めていって」とか「バスケから逃げたくなって」と表現して「バスケが嫌いになった!」とは千夏に言い切ってはいない。
夢佳がバスケのことが嫌いになったと分かる描写が#91「最強の感情」になるわけだが、これは千夏と別れた後、夢佳の回想にて明かされた心理描写になる。
つまり、読者が知っていて本人は知らない話となる。
ということは千夏のこの気持ちを乗り越えるきっかけを作るのは、今は敵だけど乗り越えることができた親友の夢佳から教えられるか?
いや違うな。
夢佳は以前バスケを嫌いになってたけど、千夏はバスケを嫌いというより、結果を求めているがゆえに楽しめていないということだろう。
そういえば大喜も以前「ふがいない奴だ」って自身に対して言って、伸び悩んでいた時期あった。
そうなるとやっぱりキーになるのは大喜の言葉だろう!
笑顔の千夏
千夏「もし最後も負けてしまったら」
前回#175「子供なんだ」でも千夏が不安に思っている描写がフォーカスされていたが、夢佳と別れたあとに思った千夏の心理描写。
#90「1つのことだよ」にて、千夏が一番頼れる夢佳が抜けたことで今までの努力に対して、自信がなくなったときに力をくれたのは朝練仲間である大喜の存在であることを描写。
だから今回も大喜に会いに来て、パワーをもらった流れとなる。
しかも、この「一本っ!」が、#22「一本っ!」で初登場、#152「大切だからこそ」で2回目ということだが、二人にとってまさに”ハコ”となる応援の掛け声!
しかも今回は大喜から「一本っ!」ということでこんなに嬉しいことはないだろう。
俺としても納得の笑顔だと思う。
大喜の役割
大喜「だけどそんな人だからこそ恋人でいたい」
普段強がっている人だからこそ、そばにいて支えてあげたいって気持ちが伝わるセリフ。
そこで、直近のバスケ関連で千夏に対する大喜の想いをまとめてみたいと思う。
サブタイ | 内容 |
---|---|
#160「願い事」 | 千夏のバスケに対するプレッシャーを軽減させたいと決意。 アンクレットをプレゼント。 |
#172「目の前の”今” | 不安に思う千夏がハグで緩和。 未来ではなく今だけを切り離して考えるよう励ます。 |
#173「持たせてください」 | 千夏の練習時間確保のために千夏パパとの居候を決意。 |
#176「恋人でいたい」 | 「一本っ」の応援により、千夏の不安を軽減。 |
今回のWC編では千夏と千夏パパの関係性、そしてVS夢佳と大きく分けて2つのテーマとなるわけだが、どちらもキーとなりうるのが大喜の存在。
千夏パパといるときの大喜は「変な子」呼ばわりではあるが、今回のようにかっこいい大喜をまた見せてほしいところ。
最後に
今回のお話は千夏夢佳メインということでここにフォーカスして考察してみました。
考察するにあたり過去のお話を読んでいましたが、千夏としては味方として夢佳とバスケをすることを望んでいるように感じます。
ということで千夏夢佳の共闘はやはりみたいですね。
今は敵同士ですけど、そんな二人が再び背中を預けて戦う。
これをこのアオのハコの作品の終盤に持ってきたらアツいと思うんですよ!
なので三浦先生、アツい展開楽しみにしています!
ということで今回の考察はここまでです。
ご挨拶
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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