あらすじ
いよいよ2-Bお化け屋敷が開店!
用意周到な匡がバタついている姿からも忙しさが伝わる。
早速、変装した大喜が二人組を驚かすも、その二人は千夏と渚。
いいリアクションの渚を横に、後で一緒に回ることを大喜に話す千夏。
そしてその姿を見る男子の視線が・・・
そして場面は、受付の仕事をする雛へ。
現れたのは晴人とクラスメイトの男子。
雛にここ最近の感謝の気持ちを晴人は伝えるが、どうも腑に落ちない様子。
そして、再び匡視点。
次のシフトの藤原が来ないトラブルが発生し、探しに向かう匡。
すると、廊下にはお化け屋敷の宣伝をする貞子の姿の菖蒲と遭遇。
花恋とそっくりなことからいつも通りのスタイルがいいと話す匡。
そして、トラブっていることを聞くと激怒する菖蒲は人探しをしながら貞子役に徹する。
そのシュールな姿に笑う匡。
やっとのこと藤原を連れ、クラスに戻る匡の前に現れる咲季。
そして、巡回する菖蒲の前には高砂が現れ、ある言葉をかける。
感想
平和なおばけ
①お化け役の大喜が嫉妬の化身となったモブに襲われそうになり、思わず言ったセリフ「おまわりさーん」
②怒った貞子役の菖蒲が笠原家のTVから出てやると言うも、匡の妹たちが泣いてしまうと分かった後のセリフ「ならやめようぅぅ」
コントかな。
咲季のセリフ
「そばにいて私を守ってほしいの」ってなんだよ・・・。
「助けて」とか「どうしよう」とかではなく、あえてこれを採用させてるのにも咲季のキャラの掘り下げってことだろうか。
咲季ってキャラ好きになれそうだったのにまた嫌なキャラって印象だよ。
せっかく私服の雰囲気含め可愛らしいと思ったのに台無しじゃんw
考察
前回#164「不器用だよ」の続きとなる回。
そして栄明祭当日のお話となった今回。
①大喜千夏②雛晴人③匡菖蒲咲季
と見どころのペアが3組もあるとなかなか情報量が多い!
そして結構重要な描写も多々。
それではいつも通りに情報整理から始めていこうと思う。
- #165で判明したこと
- 雛晴人
- 匡菖蒲咲季
#165で判明したこと
- 扉絵
- バタつく匡に終わったらおいしい物を御馳走すると話すクラスメイト
- 怖がりな船見渚【フルネーム解禁】
- 千夏のシフトが終わってから一緒に回る予定の大喜
- 嫉妬の化身(モブ)は大喜のクラスメイト
- 美女と野獣の劇を見に行くと話す雛
- 君と呼ぶ雛
- 晴人のアピール
- 時間にルーズな藤原
- 休むことを気にする匡
- 変身力が高いと豪語する菖蒲
- おばけが怖いタケヒコ
- 女子の友達と栄明祭に来る咲季
- 守ってほしいと告げる咲季
- 出し物情報の解禁
- 「どんな守屋さんも可愛い」という高砂
- 次回巻頭カラー
重要なトピックは後ほど考察。
気になるトピックを先にいくつか紹介したいと思う。
扉絵
千夏ver.おばけ。
#162「いいかも」で登場した雛のおばけ姿を思い出した。
なんとなく対比しているようにも思えて、やはりアオのハコのヒロイン枠って千夏と雛なんだなーって改めて感じてしまった。
怖がりな船見渚【フルネーム解禁】
9/21(土)に開催された、京ますスペシャルステージでも解禁された情報。
渚のフルネームやっとだよ!
渚って苗字なのか名前なのかすら分からなかったからなw
高砂翔太より遅いとかなんだよって感じw
嫉妬の化身(モブ)は大喜のクラスメイト
#162「いいかも」で登場したモブたちが早くも登場。
5人の内1人がついに行動に移して、残りは見つめるだけ。
まだ登場すると思われるが次回はどんなことをするのだろうか。
休むことを気にする匡
バタバタする中での心理描写。
匡が休んでいないことによる、何かトラブルが発生することの示唆?
出し物情報の解禁
廊下を通る描写の際、お店や掲示物にあるポスターを頑張って目視。
- ずんだ飯?
- ワッフル?
- フランクフルト
- くしだんご?
- VS筋肉(力比べ)
- 謎解きカフェ
今週のアオの質問箱より三浦先生が仙台の名物が好きなことが判明。
①に関しては「〇〇だめし」で「めし」確定で「だ」は雰囲気なんだけど、その辺踏まえての予想。
雛晴人
前回#164「不器用だよ」では、雛晴人の関係が進展したことは記憶に新しいが、今回でまた新たに判明した点があるので、考察していきたいと思う。
雛の心情
呼び方
晴人を今回も「君」と呼んでいる雛。
前回で晴人の良いところを分かったことは読み取れるが、「遊佐晴人くん」と表現したのはやはり「名前を呼んだ」というより「名前を覚えた」「名前を言ってみた」くらいのテンションなんだろう。
このアオのハコという作品では、「名前の呼び方」に拘りがあるような印象でもあるので、今後の変化には注目したいと思う。
イジるような表現
今回でいうと「意外と義理堅い」の「意外と」とあえて使っているところ。
なんとなく大喜をイジるあの軽快なテンポを彷彿とさせてるんだよなーw
個人的にはあーいうやり取りは好物!
だから雛としては少しずつだけど、心許しているところあるのではないかとも思う。
晴人の心情
個人的にはフォーカスしたかったのはこっち。
少ない描写ながらも晴人の表情が気になったところがいくつかあったので、取り上げたいと思う。
「意外と」と言われた時のリアクション
雛視点では「意外と」と表現したことを楽観的に考えたわけだが、受け手の晴人が「意外と?」と聞き返している表情を見ると、晴人としては悲観的に捉えているように感じる。
実際晴人というキャラは初登場から「不良だけど先輩には礼儀正しい」と描写。
前回#164「不器用だよ」でも晴人の真面目さがつまったお話になっていた。
つまり、ここでの「部長たちのクラスなので来た」というのは晴人の性格を考えると全然意外ではないことが分かる。
そのため、晴人としては「なぜ意外と思われたんだ?」「自分のこともっと知ってほしい」と思ったのではないだろうか。
晴人のアピール
次に晴人が話したこととして、下記2点をお礼として雛に伝える。
- #145「やっぱり強ぇ」のときに雛が言った「不撓不屈の考え」
- #164「不器用だよ」のときに雛が言った「生き方が不器用という指摘」
晴人としては、「自分はしっかりとお礼を言えるような誠実な人なんだよー」「自分としてはとても尊敬していますよ」って意味合いを込めてアピールしたんじゃないだろうかと考えた。
また、晴人にとって現状この2点がとても心に響いた内容だったことが分かる。
結果
ただそれに対して、雛からは社交辞令のように「冥利に尽きる」と返されるのみ。
晴人の手ごたえとしては表情から見ても、いまいちだったように感じ取れる。
まとめ
今回までをまとめると
- 晴人は雛のことを尊敬していて、依然として好感は持っている(#151「こんにちは」)
- 晴人の良いところを雛は分かってきた。(#164「不器用だよ」)
- 雛の性格や話し方を晴人はまだ理解していない。(今回)
とりあえずこんな感じだろうか。
お互いの関係性についてはまだまだと言ったところだろう。
匡菖蒲咲季
こちらの組み合わせも注目となるわけだが、早速考察していきたいと思う。
匡の笑顔
藤原より「匡何に笑ってるんだよ」「匡は守屋さんといると楽しそう」とあり、匡が菖蒲といると笑顔になっていることを強調。
他にも、アニメアオのハコで匡役の小林千晃さんも京まふでコメントしてたけど、匡ってあまり笑う姿がないってことを言っており、”匡の笑顔”には注目したいと思っていたところだった。
今回のお話でも匡が笑顔になっている描写が2か所あるが、どちらも菖蒲による影響となっている。
ここも今後注目したい要素だと思う。
隠れた菖蒲の目元
おばけが怖いタケヒコが菖蒲の髪を引っ張ろうとしたところ、華麗に守った匡。
たった2ページではあるが、わざわざタケヒコなんてキャラ用意してまでこの描写を準備したことに重要な意味があるかと思う。
そう考えると、最後の隠れた菖蒲の目元を描写したかったため、準備した可能性が一番高いか。
・やろうと思えば目元を描写できるのに、あえて伏せる。
・心理描写を入れようと思えば入れられるのに入れていない。
・口元から笑顔になっていることが予測できる
あえて伏せる理由としては、伏せないと今後の展開がバレてしまうため。
もしくは単純にそういう演出のため。
これは現状どっちか分からないなー。
三浦先生のことだから単純に演出だけとは思えないんだよなー。
匡と高砂の対比
今回変身力が高いと豪語する菖蒲が、匡と高砂にそれぞれ貞子スタイルを披露。
そして二人とも菖蒲と気づかなかったところまでは同じパターン。
分かりやすく「この二人を対比させていますよー」という三浦先生からのメッセージ。
パターン | 匡「いやいつもの方がいいよ」 | 高砂「どんな守屋さんも可愛いね」 |
---|---|---|
菖蒲のセリフ | 「え?」 | 「ありがとう」 |
菖蒲の様子 | 驚いていることしか分からず | 可愛い言われてるのにリアクション薄い |
なのだが、対比させたところで何も見えてこない・・・
しかも、匡のセリフに対して、菖蒲が驚いていることしか分からない構図になっているっていう・・・
しいて言えば、#150「最後の花火」で、匡は菖蒲のことを可愛いと言ったとき、菖蒲はいいリアクションしてたからこの時点で高砂とは大きな差となっていることが分かるくらいか。
菖蒲のヘアスタイルの秘密
これ何かエピソードあるのかもしれない。
上記で考察した”隠れた目元”とか”匡と高砂の対比”とか今後の回想などからつながってきてくれないとこれを仕掛けた必然性が全然見えてこない。
回想(妄想)
エピソードについて俺の妄想として描いてみたいと思う。
菖蒲の幼少期は短髪で活発だったこともあり、男子からバカにされていた。
花恋は髪を伸ばしていて、男子から人気だったことから、基本的に髪が長い方が男子から好まれると思っている。
しかし、髪を伸ばしても(貞子スタイル)活発な性格のため周りから女の子扱いされず、むしろ髪を引っ張られるような苦い思い出があった。
そこで、ヘアアレンジをして今のツインテールのヘアスタイルにすることに決めた。
そんなトラウマがある中、タケヒコに髪を引っ張られそうになるも、匡が守ってくれて、しかも女の子扱いもしてくれたから今までにないくらい特別嬉しかった。
これだったら、
①菖蒲が笑顔になった理由
②匡が「いつもの方がいい」に対し、菖蒲が驚いた理由
③目元を隠す必然性
はなんとか説明できるか。
こんな感じだったら面白いですねーw
ただ、残念なのは結局匡と高砂を対比されている理由が分からず仕舞い・・・
咲季のセリフ
女友達を強調
匡から「一人?」に対して、女友達と来ていて、女友達しかいないことを明言。
匡以外の男子で頼る人がいないことを言いたいように感じる。
「守ってほしい」のセリフ回し
匡の手をわざわざ握ってまでして、「そばにいて私を守ってほしい」と主張。
感想でも述べたが、「困ってるから助けて」とか「どうしよう」のようなセリフ回しではなく、「自分のために尽くしてほしい」というような使命感負わせる強いセリフを採用させたことに意味を持たせているようにも思う。
そして、ここのルートを読み、匡咲季の最終的な着地点までを考えるのが展開予想としてのポイントになりそうにも思う。
展開予想
匡は断るのではないかと予想。
「助けてほしい」などであれば、むしろ匡なら手を差し伸べるように思える。
それをあえて「私を守ってほしい」という言い方にすることで、
匡はしっかり断り、代替案を提示→今までの匡とは違うことを咲季も自覚→咲季が改心
に持っていってほしいという根拠ないただの願望。
そうすれば、「匡よく言った!」になるし、咲季も改心してくれれば最終的に嫌なキャラに持って行かなくて済むんじゃないかなって思ったり。
最後に
さて、咲季がだいぶ仕掛けてきたラストになった今回。
次回アニメ直前巻頭カラーということもあり、次回注目といったところでしょう!
そして、菖蒲についても妄想ましましになってしまいましたが、果たしてどうなるんでしょうねw
ここも注目したいところです!
ということで今回の考察はここまでです。
YouTube
今回先にブログ記事作成しました。
前回のように、できればYouTubeにも上げれたらなんて思いますが、果たして・・・
ご挨拶
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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