最新コミック15巻、6月4日(火)発売!
あらすじ
大喜の手を握り、あかりたちに大喜を連れ出していいか尋ね、周りはざわつく。
そのころ、雛とにいなは二人で花火を見るための場所をキープ。
雛は去年大喜と来た思い出を振り返る。
そして、菖蒲は偶然にも一人でいた匡と遭遇。
せっかくだからと一緒に写真を撮ることを提案。
すると咲季と良がそこに合流し・・・
そして場面は、再び大喜サイド。
的あてで取った飴の指輪をはめる大喜と千夏。
そんなとき、千夏にとって高校最後の花火がついに打ちあがる!
感想
もう泣いたよ。
なんだよこの二人最高かよ・・・
千夏の指輪薬指にしれっと移動させてるの見ると・・・なんか喉の奥が熱くなるw
お互いがお互いを本当に好きなことが今回の花火大会編でよく伝わってきた。
やっと握れた二人の手を見たら「何卒永遠に」って俺も思ってしまった。
何度見ても目が潤む・・・
あともう一つ。
今回花火大会編5話目となり、これで終わりになると思うけど、考えてみたら花火大会編スタートでセンターカラー、ラストもセンターカラーってそんなことある!?って感じw
今回もめちゃめちゃ面白かったし、周りから評価されてると思うと俺も嬉しい。
考察
#146「お互いさまです」から始まった花火大会編の5話目。
感想での言ったように、センターカラーで始まり、センターカラーで終わるとかホントやるわ!
さて、今回のシリーズもこれにて終了だと思うが、このシリーズで描写したかったことにフォーカスして考察していきたいと思う。
- #150で判明したこと
- 花火大会編で描写したかったこと
#150で判明したこと
- 千夏が付き合っているのを察した周りのリアクション
- 去年を思い出す雛
- 可愛いと言われる菖蒲
- 匡菖蒲のツーショット
- 咲季が別れたことを知る菖蒲
- 千夏がバラしていいと思った理由
- 的あてでもらったのは”お菓子”
- お互い飴の指輪をはめる
大きなトピックは後述、小さいトピックをいくつか考察。
千夏が付き合っているのを察した周りのリアクション
これも鋭い方がお気づきになられたことだが、前回#149「優しいの手札」で千夏に告白未遂したのは、名ありで「吉川」だと思われる。(#140「先輩としての想い」にて登場)
リアクションはこれ、当然の表情。
西田はその辺平常運転、さすがのギャグ要員w
あかりも前回同様に驚いているが、やはりそこに負の感情がないように見えてしまう・・・
可愛いと言われる菖蒲
去年でいうと#34「女の子って」で、大喜が雛に浴衣姿を可愛いと言って、雛が「もう一回!」と言ったのが印象的。
今年は匡が菖蒲に言うわけだが、女子にとって好きな人から言われる「可愛い」は、一番の褒め言葉で原動力。
このフラグも大切なポイント。
匡菖蒲のツーショット
スマホのインカメラモードの画面を描写とは、意外と斬新。
この写真も今度どこかで再度登場しそうな一枚になったと思うんだよな。
菖蒲さすがに待受けにはしないとは思うけど、咲季と対峙して元気ないときに眺めるみたいな。
ありそうな展開じゃない?
千夏がバラしていいと思った理由
#149「優しいの手札」の考察通りではあるが、千夏のセリフを要約すると
バスケのために日本に残っているのに、同居人と付き合うことを父親が許すとは考えにくい。
それでもいつかは向き合わないといけないことだって気づいた。
このままだと周りの人も騙しているようになる。
それから、どうせこの前の応援でも攻めた言い方してしまったことから、これからも大喜のことをしっかり応援したい。
こんな感じ。
的あてでもらったのは”お菓子”
これも#149「優しいの手札」で注目していた「大喜の右手」についてになるが、着眼点まではよかったものの、外す結果に・・・
結構自信あったんだけどなw
いやむしろ、誰が”お菓子”なんて当てられるんだよw
お互い飴の指輪をはめる
最初はお互い左手の人差し指に着用。
人差し指の着用の意味は「夢・目標」の意味とのこと。
作中でも大喜が言うように”らしさ”がとても出ていると思った。
だが、花火が始まると千夏は自分の指輪を薬指に移動させる。
「愛を深める」ということで、結婚指輪や婚約指輪をはめる指になるわけだが、それだけ千夏が大喜のことを想っていることが伺える。
そして、作中では大喜はそれに気づいていないところもポイント。
花火大会編で描写したかったこと
大喜サイド
まとめ
#146~#150と話数かけているので、内容を一旦整理したい。
話数 | 内容 |
#146「お互いさまです」 | 付き合ってからの初デートを強調、お互い照れ顔を披露 |
#147「ひみつのお相手」 | 大喜は手を握りたい気持ちがあったが、ばれないこと最優先と改めて決意 |
#148「別れてなきゃ」 | 目線が合わず寂しい千夏、偶然握るもまた離れ、手の距離感が強調 |
#149「優しいの手札」 | 付き合うことを隠すことの弊害を理解、千夏考え改めることを決意 |
#150「最後の花火」 | 周りが関係性を察する。手をしっかり握り、指輪着用による愛情表現。 |
さらにまとめると
付き合うことを公にし、千夏パパと対峙することを決意。(前回考察)
最終的にはしっかりと手を握り、お菓子ではあるがお互い指輪を着用。
しかも千夏に関しては指輪を薬指に移動させる描写あり。
恋人としてお互い想いあっていることを表現。
と思われる。
今後の展開
そろそろ千夏パパとの対決も近いか。
あとは、俺がひねくれものかもしれないが、ここまで幸せ全開の二人を見ていると逆に思ってしまうのが、ここからどうなってしまうのかということ。
このどうなるかは、マイナス的な意味で「先生はどうやって落としていくか」ということ。
実際落とさないならそれはそれでいいのだが、ここまで上げていってから急降下させる緩急というのが物語の面白さにつながると個人的には考えている。
この絶頂とも思える描写を入れているので、急降下で思いつくのがやはり「同居できなくなること」ではないだろうか。
メタ的に見ても千夏パパに最初完敗すると思うので、そうなるとアオハコ読者が発狂する嫌な展開が一度は来るのではないかと思う。
ここまで言ったけど俺だって嫌だからねそんなの。
物語が大きく動くとそこには面白さがあったりすると思うんだよね。
匡サイド
個人的大注目の匡菖蒲だったが、フラグは立てたもののまたしても大きな進展はなし。
なんか予想よりも動かなかった印象。
まとめ
こっちサイドも、大喜サイド同様に一旦整理したいと思う。
話数 | 内容 |
#146「お互いさまです」 | 家族ぐるみで笠原家と金石家で花火大会へ |
#147「ひみつのお相手」 | <なし> |
#148「別れてなきゃ」 | 咲季が別れたことが判明。匡が咲季といるも菖蒲誤解せず |
#149「優しいの手札」 | <なし> |
#150「最後の花火」 | 咲季が別れたことを菖蒲も把握。 |
ここから分かるようにお話のページ数的にも大喜サイドに負けている。
むしろ変な話、菖蒲が誤解して、話がこじれてくれれば物語が動いたわけだけど、今回の主役はやはり大喜サイドだったということだろう。
咲季の役割と今後の展開
そして今回ポイントになるのが、菖蒲も気づいている”咲季が別れた”ことだろう。
菖蒲もいうように「この人ヤな人だああ」状態だよ俺もw
前にも言ったけど、かのかり麻美ちゃんとかアオのハコでいう松岡くんみたいなキャラだよこいつw
こういうキャラあっち行ってくれよーw
でも松岡くんは、体育祭辺りでギャグ要員になってから意外と好きになったからそこは先生の采配次第か。
そして気になった菖蒲のセリフ「なんで怖がってるんだ私は」の言葉。
こういう気持ちを動かすためには咲季みたいなキャラが必要なのかもね。
雛の今後の役割
今回の花火大会では存在感があまりなかった雛。
でも明らかにちょこちょこ出させていたような印象。
ただこのままだと他のキャラに埋もれそうではあるようにも思う。
横顔の意味
一番印象的だった描写が、今回りんご飴を食べながら、#36「行かないと」で描写した去年の花火大会の振り返り。
この雛の横顔が意味するのは?ということで考えた。
思い出している描写としては、
①浴衣姿で会った最初のやり取りのシーン
②大喜が可愛いと言ってくれたシーン
③「また来年来たいね」と雛が言ったシーン
になるわけだが、ただただ懐かしがっているだけなのか?
去年・・・千夏寂しそうな表情、雛嬉しそうな表情
今年・・・千夏幸せそうな表情、雛懐かしそうな表情
こんな感じになるが、去年と今年の構図が真逆にはなっているとは思う。
でもきれいな対比になっていないと思うんだよね。
今年の雛の表情って寂しそうに見えるか?
まあ見えなくもないって感じなのか?
それともただの深読みか?
作中雛も言っていたと思うが、本当に大喜を吹っ切れているようには見えるんだよな。
正直ヒントになっていそうだが、ここの描写全然読み取れない。
最後に
今回の花火大会編めちゃめちゃ盛り上がりましたよね!
最初「千夏の浴衣!」から入って、最後「二人の手!」ってことで個人的には大変満足でした。
さて、次回から新章となると思われます。
大喜のIH本戦も残っているので、まだまだアツい夏は終わらない!
楽しみですね!
ということで今回の考察はここまでです。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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次回もよろしくお願いいたします。
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