あらすじ
周りの目線を気にする大喜はお面をしながら千夏と歩く。
一方、匡と咲季はお互いの家族と一緒に屋台で買った物を、飲み食いしながら楽しんでいると、良がトイレに行きたいとのことで匡と咲季は一緒に連れていくことに。
そして、その姿を雛にいな菖蒲が目撃。
そのころ、大喜千夏は人混み多いところに入ってしまい、はぐれそうになるが・・・
感想
〇大喜サイド
意識的に大喜千夏の手元を描写していた印象だったが、偶然とはいえ、しっかり手を握れ、そのときのこの二人の顔よw
でもその時間はほんのわずか。
この二人の初々しさってやっぱりいいな( ^ω^)
〇匡サイド
咲季ってキャラあんま好きじゃなかったけど、こいつが動くことでこうも物語が動くとは思わなかった。
ただ、本当に別れたんだろうな?w
面白い展開になってきそうで今後の展開が楽しみ。
考察
前回#147「ひみつのお相手」から続く花火大会編の第3話。
正直言うとこの花火大会編がここまでしっかり尺かけて描写してくるとは思ってもみなかった。
だって花火大会編のはずが、花火が上がる気配は全然ないっていうw
もちろん俺からすると嬉しい誤算。
やっぱり大喜と匡の両サイド同時展開なだけあるな。
さて、前回全然進まなかった匡サイドが盛り上がってまいりました。
今回はこっち側がメインで話進んだ印象ではあるものの、大喜サイドも拾いたい部分はあるので、今回しっかりと考察していきたいと思う。
- #148で判明したこと
- 匡咲季についての情報整理
- 手を握った二人のリアクション
- 今後の展開
#148で判明したこと
- お面のせいで合わない目線
- 匡と咲季(と良)が一緒にいるところを雛にいな菖蒲に見られる
- 咲季に彼氏がいる情報を雛がにいな菖蒲に共有(ただし誤情報)
- 小学校のときの匡と咲季(回想)
- 咲季が彼氏と別れた可能性
- しっかり手を握った大喜千夏
- 大喜が離脱
大きなトピックは後述、小さいトピックのみ考察。
小学校のときの匡と咲季(回想)
母親が体調不良のため、弟妹たちの面倒を自分で見ようとするがうまくいかない匡に、たまたま遊びに来た咲季が華麗にフォローをし、芽から「にいちゃのお姉ちゃんみたい」というセリフが飛び出すほど。
今回でも良が咲季に懐いていることがわかる描写を入れたりと、咲季がいかに笠原一家になじんでいるかがわかる。
匡咲季についての情報整理
雛にいな菖蒲目線
読者目線では”金石咲季”というキャラはよく知っているのだが、雛目線だと「あの人誰だ?」ということで、一旦情報整理ということだろう。
#136「ファイト栄明」で咲季を知ってる菖蒲より、匡の隣にいた人(咲季)は「隣の家の子で家族ぐるみの仲」であることを共有。
にいなより、二人でデートなわけではなく、家族で来ていた可能性があることをフォロー。
匡の好きだった人を知っている雛が、「お隣さんには彼氏がいる」と匡が言っていたことを共有。
ただし、”昔好きだったけど諦めた”ことは非共有。
ということで、読者は知っていることと菖蒲が知っていることに相違があることがこの時点で分かる。
菖蒲の内心
#146「お互いさまです」の展開予想で、「匡が家族と花火大会行くって言ってたのに、咲季と一緒にいる姿見て絶対誤解するやつじゃん」なんて考察してたが、ことごとく外したわw
ミスリードの可能性も予想してたけど、全然だめでしたw
ただこれはこれで嬉しい誤算。
おかげで見てて苦しくなるようなハラハラな怖い展開はなさそう?
今回注目なのが「咲季に彼氏がいる」って情報を聞いた時の菖蒲のこの表情よ!
当然だけどめちゃめちゃ喜んでいるわけではないんだけど、内心安堵といったところだろう。
そりゃあ強力なライバルが消えたと思ってるわけなんだから。
ただ、ポイントなのが「咲季に彼氏がいる」の情報自体が間違えている可能性が高いこと。
咲季が彼氏と別れた可能性
#146「お互いさまです」で、咲季と彼氏が一緒にいる姿を匡が思い出す描写を読んでた際、匡のセリフでも出ていた「(彼氏がいても)家族ぐるみなら」を鵜呑みにして「実は別れた可能性」を無意識に候補から除外していた。
ちょうど#146が掲載されてた時期、鋭い方が「別れている可能性ある」って予想してて「確かに!」なんて思っていたが、当たっていましたね!
お見事です!
さて、咲季「別れてなきゃここにいないよ」という言葉を純粋に受け取るならそういうことだろう。
ただ、これが実は嘘だと話が当然変わる。
それはそれで盛り上がるかもしれないが、さすがにそれはないように思う。
理由①菖蒲に「咲季に彼氏がいる」と古い情報をせっかく持たせているのに意味が薄くなってしまう
理由②嘘つくことで咲季の悪女としてのキャラが立つが、三浦先生はそういう不快キャラにしない
ということで、ここはシンプルに「彼氏と別れた」でいいと思う。
咲季の役割
今回読んでいて思ったのが、匡にとっての咲季の役割。
匡菖蒲の恋愛模様は現在少しずつフラグを立てているものの大きく進展しているわけではない。
そこを進展させるための推進剤として咲季がキーパーソンになるのではないかと思う。
今回新しい情報として、咲季が彼氏と別れた可能性が高いことが判明。
まさか今更匡が咲季にアプローチしたり、逆に咲季が匡に仕掛けたりなんてことはないと思う。
それこそそんなアプローチしただけで、ただ好感度が下がるだけ。
そんなことキャラの格を下げるようなこと三浦先生はさせません!
そう考えると、結果として匡もしくは菖蒲が好きの気持ちをはっきり自覚するような展開、もしくはきっかけとなる展開が来るのではないだろうか。
それくらいの進展あってもいいと思う。
だって花火大会編で大喜サイドと対になっているんだから。
手を握った二人のリアクション
今回偶然手を握る形になった二人だが、今までも手を握ったことがあるにも関わらず、強調された二人のリアクション。
読み流してしまった人のためにも、ここの重要性について掘り下げていきたいと思う。
大喜と千夏の手元
デート中に意味がある
冒頭煽りでも「合わない目線」とあるように、千夏はどこか寂しげな表情。
そして離れている二人の手元をクローズアップした描写も寂しさに拍車をかける。
前回#147「ひみつのお相手」で、大喜が千夏の手を「握りたい!」と思っていそうな描写があり、読者にも手元を印象付けているように感じていた。
しかもこの花火大会編では、久々のデートと大喜は言っていることもあり、”デート”で手をつなぐことに意味があるように感じる。
ただ、そんなことを思っていた矢先、あかりから指摘されていることもあり、浮かれずにしっかりしないといけないと大喜は改めて自覚したと思われる。
そんな中で、人混みではぐれそうになった時に、偶然だったとはいえ、デート中に”しっかりと”手を握ることができたわけだ。
もちろんデート中に手を握りたがっていたであろう二人なので、それだけでも意味がある。
”しっかりと”に意味がある
それと、もう一つポイントなのが、”しっかりと”になるわけだが、おそらく直近で手を握る描写というのが#144「上書きしよっか」になるかと思うが、ここではソフトタッチで千夏が大喜の手を引いていて、大喜は千夏の手をしっかりとは握っていない。
千夏が年上ということもあり、千夏の方が比較的積極性を感じる瞬間が多く、大喜はどこか照れてしまうところが多い印象だが、偶然ではあるが、”しっかりと”握ることができている。
上記の”デート中”ということもあり、二人にとっては大きな意味を持った瞬間だったと考えられる。
今後の展開
大喜サイド
順番にいけば、次回は大喜サイドのターンではないかと思う。
来週冒頭にモブ女子「ところで千夏!浴衣まで着て誰かと一緒に来たの?」
ってセリフ来そうなところだけど、なんて回答するだろうか。
さて、今回ポイントになるのが、千夏が西田率いる3年生に捕まったことで、結果として大喜が離脱しているところ。
これまさかのゆめちゃん再登場ルート来るか!?w
#36「行かないと」で考察していて、すでに大きく外してるが、再登場自体は諦めていない!w
まあゆめちゃん再登場はなかなか薄いかもだけど、大喜千夏のデート自体、周りからばれないようにしないといけないにも関わらず、かなり掘り下げることができたことを考えると、二人のデート描写は一旦ここまでで大喜が雛?針生花恋?匡?とかと合流するような展開があって、最終的に千夏の元に戻って花火を最後一緒に見て花火大会編終了って流れを予想。
針生花恋なんて今回一度も出てないしね。
というか個人的には雛と合流して、ゆめちゃんルート行ってほしいと思っているからなーw
それか大喜が離脱(大喜サイド一旦終了)→匡サイドにフォーカス→大喜再び千夏と合流
って流れも普通にありそう。
匡サイド
ポイントになると思われるのが以下2点。
①咲季が”彼氏と別れたこと”を菖蒲は知らない
②匡が咲季を”昔好きだったけど諦めた”ことについては菖蒲に共有されていない
これを知った菖蒲がどんなリアクションを取り、匡がどんな行動をとるか。
というかこの2点を次回菖蒲が知るとしたらどんな展開になるんだ?
匡と咲季の後ろに菖蒲がいて、たまたま上記の情報を本人たちから聞いてしまう。
それを聞いた菖蒲が勘違いして、走り去り、その姿を見た匡が追いかける。
とかそんな展開なのかな。
んーこればっかりはなかなか難しいよねー。
でもめちゃめちゃ楽しみだわ!
最後に
さて、今回も結構なボリュームの考察になってしまいましたが、いかがだったでしょうか。
双方の展開についてはかなり楽しみではあります。
正直花火大会編がこんなに熱い回になるなんて思っていなかったw
ということで今回の考察はここまでです。
最後までご拝読頂き、ありがとうございました。
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