あらすじ
花火大会の始まる前に、お祭りの屋台を楽しむ大喜と千夏。
かき氷の食べ比べ、牛串やチョコバナナを食べたりするが、途中で金魚すくいをすることを提案する千夏。
楽しさも最高潮になっているとき、混雑した人だかりの先には栄明の3年生の姿が!
途中千夏がトイレに寄って、待っている大喜の元にあかりが現れ・・・。
感想
めちゃめちゃ楽しんでるなw
去年のときは屋台を回るなんてなかったけど、今回はいかにもデートって感じが出てる。
だけど、「周りからの目大丈夫?」っていうのがとにかく気にしてしまう点。
だから、まさかそのまま二人でお祭りenjoy回になるとは思っていなかった。
こうやって幸せ感じる描写を見せられると、読んでてすぐに思ったのが「この絶頂からどうやって落としていくのか」ということ。
だって物語としてはこの緩急が面白さにつながるから。
だから「えっ二人でいるのやっぱバレる・・・?怖いな・・・」なんて思ってたら・・・
答え:「あかりの登場で大喜が現実に引き戻される」
でした。
ただ、まだまだ油断はできない状況が続くが次回の展開は・・・と思ってしまった今回。
考察
前回#146「お互いさまです」の続きとなる花火大会編。
今回は大喜サイドの屋台巡りのお話のみで、匡サイドは今回お預け。
大喜千夏の心情を描写しつつ、今後の二人の課題を再度確認させた印象。
そんな大喜千夏の距離感についてをメインに考察しつつ、匡サイドの次回の展開予想までやっていきたいと思う。
- #147で判明したこと
- 今後の二人の距離
- あかりの役割
- 次回の展開
#147で判明したこと
- お祭りの屋台巡り
- 金魚の”キイタ”を飼う
- 金魚すくいが得意な大喜
- ストレートに気持ちを表現する千夏
- 西田は男友達と来ている
- バレることを危惧する大喜
- 恋愛話の噂となっていることを大喜に共有
- あかりから注意喚起
大きなトピックは後述、小さいトピックをいくつか考察。
お祭りの屋台巡り
前回の雛とのデートとはえらい違いで、今回は屋台巡りとしてお祭りを楽しんでいる姿を描写。
また、面白いのが去年の花火大会の時点で下記のお店自体は登場。
- かき氷の食べ比べ
- 牛串
- チョコバナナ
- 射的
- 金魚すくい
2.牛串
千夏のお肉を楽しむ姿は#28「自分の家」のBBQを思い出す
4.射的
景品?なのか千夏が持っているおもちゃのステッキはゆめちゃんがくれたヘアピンのキャラが愛用するものなのかなんていろいろ想像してしまった。
5.金魚すくい
「悔しい・・・私もすくう・・・」←前もこんな感じあったけど、この言い方可愛くないですか!?
金魚の”キイタ”
これ絶対大喜が恋しくなった時、キイタに話しかける描写くるじゃん。
千夏「ねー、聞いてよキイタ!」
とか言うやつじゃん。
この描写来るとしたら大喜が遠征とかでしばらく会えないタイミングとか、千夏が大喜関連で悩んでいるときとかだろうか。
例のサボテンとキイタの水槽がセットで置いてあったりしたらなんか嬉しいなw
今後の二人の距離
大喜と千夏の気持ち
金魚の名前を決める件で、千夏が「大喜のことを思い出してニヤニヤしたい」というストレートの物言いに照れてしまう大喜。
これにより、大喜も千夏が「恥ずかしながら言葉として伝えてくれている」と自覚。
でもこれ大喜視点だとやっぱ嬉しいよな。
前にも言ったかもだけど、元々が憧れの先輩だったわけで、その相手がこんなにも自分のことを思ってくれてるんだから。
好きなのが自分だけじゃないっていうのはやはり安心し、それが分かるのってこれほど嬉しいことはないと思う。
大喜がやるべきこと
千夏との久々のデートということもあり、浮かれていたものの、西田を発見することで「バレてはいけない」ことを思い出す。
実際#126「俺たちのタイミングで」で、千夏と「付き合っていることを隠しておく」ことを約束している。
そんな大喜だが「千夏の立場を考えると、自分とはまた違う後ろめたさがあるかもしれない」と考える。
俺としては元々こうやって思っていたのだが、大喜自身がこうやって自覚して言葉にしたのは今回が初だったっけ?(付き合う前の大喜がこんな感じだったからごっちゃになったかも)
今が一番楽しい時期にも関わらず、冷静に判断し、心の声ではあるものの自分のやるべきことを言葉にしたのは立派なこと。
そういう意味では大喜の成長を感じる瞬間。
あかりから注意喚起
前回#146「お互いさまです」で、千夏の姿があかりに似てると思ったから「結局あかり本人出てきた!」なんて思ったりしたw
さて、大喜が反省している中、追い打ちをかけるようにあかりからも指摘される結果に。
「守りたいなら、距離感を考えた方がいい」まで言われたら、少しへこむよなー。
素直な大喜ならもちろん真に受けるだろうし。
だけど、言っていることはごもっともで完全に私の代弁者。
だって周りに知られて最終的に同居ができなくなるなんてなるのが一番最悪な展開だから。
あかりの役割
恋愛の好きではない可能性
今回あかりのセリフで注目したいのが「ひみつのお相手と来ているんですよね。バレないようにみんなを近づけないようにする」の発言。
以前も思っていたんだけど、あかりは大喜のことを「憧れの先輩」と思っているけど、恋愛としての好きではないかもなんて思ったりする。(#141「がんばれっ」の巻頭カラーより考察)
#143「デコピン」でも大喜が困らないようにフォローしてくれたのも記憶に新しい。
今回の花火大会編でまた登場するときはあるかもしれないが、そのときの行動にも注目していきたいところ。
晴人との共通点
あかりの役割について考えていた時に、思い出したのが、晴人の存在。
#143「やっぱり強ぇ」で晴人の憧れの先輩枠として描写された雛。
そして、大喜のことを憧れを持っているあかり。
#120「とんでもないのが」で、新1年の新キャラとして登場した二人だからこそ、共通した「キーワード」があるのではないだろうかと思った。
例えば、今回で言うと共通して「憧れの先輩」がいること。
ここに、二人の共通点として「憧れの先輩ではあるが、恋愛面での好きではない」が隠れていたらどうだろうか。
根拠がまだまだ少ないところではあるので、この辺りのキャラ設定も今後も注目して考察していきたい。
<別件>
「千夏が今回あかりに似ているのが周りが勘違いする伏線になっている可能性」を予想されていた方がいて、個人的にも似てるとは思っていたが、その発想が全くなかったので感心。
今回あかりが登場したこともあるので、もしかしたらそんな流れあるかもしれませんね。
次回の展開
今回は大喜サイドのお話が盛り上がっていたが、忘れてはいけないのが匡サイドが今回一切描かれていないこと。
次回の始まりについてだが、もしかしたら今回の続きとして大喜サイドが少し描かれるかもしれないけど、いきなり匡サイドから始まるのも十分ありえそうな展開。
むしろ、今回の大喜サイドがめちゃめちゃ癒されるような平和な展開を繰り出したのも、あとに続く匡サイドのハラハラ展開をより強調するための布石?
そう考えると、先に大喜サイドを描写したのも納得。
あれ?
そう考えると最初の感想で書いた「この絶頂からどうやって落としていくのか」が大喜サイドの中だけの話ではなく、匡サイドに跨って”読者の気持ちを落としにいく”ような展開をさせ、対比させるような魅せ方をするのではないかなんて考えたりした。
そう考えると匡サイドでは、咲季のせいで匡と菖蒲が悲しいすれ違いの展開が来るのでないかと予想。
そこについては、#146「お互いさまです」でも考察しているが、去年大喜と雛を見て千夏が勘違いするパターンと同じで菖蒲も勘違いするフラグが立っているのでなおさら。
ただ前回と違うのは、今回は大喜ではなく匡という点、そして花火大会前に「嘘ついたみたいになった」と気づいている点。
この2点で最悪なシナリオを匡なら回避してくれるんじゃないかと思ってる。
頼んだぞ、匡!
最後に
今回って「大喜と千夏のイチャイチャを見て癒されるー」「この二人最高かよ!」がメインにも関わらず、終わってみれば別の部分をめちゃめちゃ考察しているっていう・・・w
ただ、こういう視点で考察することにより、また違った見方ができ、今後の”アオのハコ”という作品がさらに楽しみになってきたのではないでしょうか。
私は今後の展開がとっても楽しみになっていますw
さて、合併号ということで次回は少し先にになりますが、楽しみに待ちたいと思います。
それでは今回はここまでです。
最後までご拝読頂き、ありがとうございました。
コメント