あらすじ
大喜が粘り強く戦うも2ゲーム目は針生が取り、これで1-1。
コートの中、一人で戦うことの大変さを思う千夏。
そんなとき試合が一時中断し、足元で何かする大喜。
それを見て自分のケガを思い出してしまい、心配そうに見つめる千夏だが・・・!?
考察
最初に言わせてくれ!
千夏「大喜っがんばれっ」には俺泣いたわ・・・
なんか前回も針生に対しても同じようなこと言ってたようなw
毎週熱い展開に震えている俺w
さて、前回#140「先輩としての想い」からの続きとなる今回。
大喜と針生の熱い試合がメインなのだが、実は千夏回になっている。
どこの描写を言っているか含め、今回について考察していきたいと思う。
- 祝・連載3周年突破!
- 今回の千夏回について
- 遊佐柊二の視線
- 今後の展開
祝・連載3周年突破!
連載3周年突破おめでとうございます!
巻頭カラーということで、VS針生戦も今回で決着と前回予想していたが、外してしまう結果となった。
思った以上により尺を取っていて、意外に思ってしまった。
ただ、これだけ熱い内容なんだから個人的にはしっかり尺取ってくれてホント嬉しい。
これがメリハリというものなのか、全然飽きないし、面白い!
さて、巻頭カラーということで、どんなイラストになっていて、どのキャラを採用させ、どこに配置しているなど先生の想いが表れている可能性あると思うと考察者にとって大切となる一枚。
- 大喜と千夏が横に並んでいる
- 晴人、あかり→in 夢佳、松岡、渚→out
- 大喜千夏以外は全体的にデザインは小さめで手前から2年生→3年生→1年生の距離感だが、それでも雛は一番手前側に見える。
前回と比べ、付き合っている二人だから横並びなのは納得。
二人以外遠いのは単純に二人だけの空間として表現したかったようにも思える。
特に体育館の出入り口に座っているところがみんながいる体育館から少し離れている感じはある。
個人的には注目なのが2点。
1つ目は、大喜のことが好きなあかりがこれだけ遠くにいて、違うところを見ているということは、二人の間に入ってくる可能性は今のところ無いという意思の表れか。
もう一つは、雛も同様に目線が二人ではない別の方向を見ていることを踏まえると、やはり大喜のことはもう見ていないということなのだろうか。
ただ、他のキャラと比べ大きく見えるのは、他のキャラより物語の上で重要とみていいだろう。
今回の千夏回について
二人で戦えている
途中からの流れを整理。
1-1になったとき、匡含めバドの解説が一旦入り、バスケとは違いバドは個人技なので一人で戦うしかなく、そのときのプレッシャーについて改めて考える千夏。
そして試合に負けて自分が弱っているときに助けてくれた大喜に対し、今度は自分が力になりたい、一緒に戦いたいと思うが、それも難しいと諦めてしまう。
がそんな中、大喜の右足を見るとプレゼントしたミサンガが切れて見えている。
それに気づいたときの千夏の表情がこれ。
最初読んだとき、俺この流れを正しく読み取れていなくて「この場面でミサンガが切れ、それに気づいたらから感極まった」と最初は思ってしまった。
もちろんそれもあるだろう、頑張って練習してきた勲章として切れたと、ミサンガの願掛け通りだと夢がかなうのもすぐそこだと。
だけど、それプラス「一緒に戦いたい!」と思っていたら、「自分があげたミサンガの想いと共に一緒に戦えている」と分かったから。
だからこの表情なのよ!こんなの熱すぎるよ!
そして感情的になっているところで「大喜っがんばれっ」よ。
ここで「くん」なし呼び捨ては、熱すぎるよ!(2回目)
この展開のために、付き合っても「くん」付けにしていたと思うと、ホント先生やる!
気持ちが乗った最高の応援!
これは千夏回と呼ぶにふさわしいだろう。
千夏がIHに出場できなかった理由(答え)
結果としては、#2「インターハイ行ってください」で登場したミサンガについての伏線回収、今回大喜の応援に参加してもらい、「大喜っがんばれっ」と言わせる描写までするために、残念ながら今回の大会では千夏に3回戦で負けてもらう必要があった。
これが結果からみた答え。
#133「なんで…?」、#135「そんなことないです」辺りでも考察していたが、この理由のゴールと言っても良いだろうか。
まあまだ隠し玉があって、今後お披露目という可能性も十分にあるけど。
遊佐柊二の視線
この感じだと遊佐柊仁は準決勝までは駒を進めていそうではある。
そうすると晴人はやはり負けてしまったことになるな。
針生が第一シードのことを踏まえ、今やっている大喜VS針生が準決勝1回戦であれば、反対の山の遊佐柊仁は準決勝2回戦だから後に試合もしくは同時進行でストレートですでに勝利しているか。
準決勝をストレートで全然息上がらず勝利っていうより接戦の方が盛り上がるとは思うが、対戦相手が分からない以上盛り上げる必要があるかと言うと微妙にも思う。
まあ結局ここの描写は「IH出場が決まる!」ってところで遊佐柊仁をとりあえず置いているってことだと思うからそういった意味ではこの情報量だけでは考察は不毛か。
今後の展開
試合の行方は?
#135の描写より千夏の想いも乗せ、覚悟を決めた大喜。
今回二人で戦っていることを自覚できた千夏。
コートに立っているのは大喜だけど、想いは二人分。
ミサンガの伏線回収とここまでの演出を入れてきたこと、#138「バドミントンの日」や#139「やってきたこと」などの大喜勝利フラグを考えても今回針生に勝てるんじゃないかと思う。
針生に負けてしまうならミサンガの描写を今回お預けにしてもいいわけだし、キャラのこと優しくしてくれる先生ならきっと素直にこの流れをしてくるはず。
次回が花恋回になる可能性
ただ少し気になるところがあるとすれば、次回#142が花恋回になること。
花恋目線の針生のバドに対する姿の回想とかを描写するならここが一つ最適なお披露目回ではあるから。
だから今回の千夏回と同じように針生だけでなく花恋の想いが乗ってるって描写が来れば、針生もワンチャンなんて思ったりするけど、大喜千夏組と比べたら今までの積み重ね方が違い過ぎて絶対敵わないよなー。
逆に、針生の頑張っている回想描写を入れつつ針生が負けてしまい、読者の涙腺崩壊させる展開に持っていきそうにさえ思えてくる。
二人の関係性
今回ラストこれだけいい描写を持ってきたが、懸念点としては周りに千夏の応援が聞かれてしまったこと。
#138「バドミントンの日」で考察した展開通りになりそうな流れ。
他の部員たちについては「周りの歓声でよく聞こえていなくて気付かれていない」とか適当にごまかせるとは思うけど、あかりは完全に「この二人付き合っているのでは!?」と疑ってきそうではある。
特にあかりは二人が早い時間から朝練参加している姿を見ているはずだからなおさら。
これをきっかけにあかりが千夏に接触する展開になるだろうけど、大喜をめぐってバチバチな展開にはならないとは思ってる。
あかりの性格的にもそれはなさそうだけど、これからのあかりの動きにも注目していきたい。
最後に
さて今回の考察はここまで。
次回ついに針生とは決着がつくのだろうか!?
それでは今回もご拝読ありがとうございました!
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