あらすじ
2ゲーム目が始まるも今度は針生がゲームを支配する展開。
そんな中で針生の回想が入り、大喜に対する先輩としての想いが語られる。
そして大喜の実力を完全に認め、本気のプレイングとなる針生だが、そんな全力な針生に大喜も喰らいつく。
考察
前回#139「やってきたこと」から引き続き、熱い!
針生ファンの俺としては今回の針生回かっこよすぎて震えたね。
なんか涙腺緩んだわw
前回が大喜の回想を入れたりと大喜回だったわけだが、今回は針生のターンになったことは予想通り。
ただ、前回のラストで針生「俺にも俺のやってきたことがある」って言ってたからそれについて描写すると予想していたが、普通に大喜との思い出を回想するお話がメインだった。
さて、そんな針生の回想から得られる情報をまとめつつ、今回のヒントからどっちが勝つか(というかどういう展開が一番熱いか)の展開予想までしていきたいと思う。
- 先輩としての想い
- 次回巻頭カラー
先輩としての想い
今回のサブタイにもなっているが、針生が大喜に対する「先輩としての想い」を回想で描写。
回想ということで今までの場面の補完のように感じた。
まずは、回想での時期に触れていきたいと思うのだが、今回意外な点を発見。
それは針生の練習着のTシャツのデザインが異なる場面でそれぞれ違うものを意図的に採用しているように思えた点。(逆に大喜は白Tシャツが多い印象。)
根拠になる回想の描写は3つ。
- 初めて会ったとき
- ダブルスを組んだ時
- 大学で練習したとき
それぞれがどの時期のお話かを考えてみた。
初めて会ったとき
針生が大喜の第一印象について評価する描写。
針生のセリフ「初めて会ったとき」についてだが、#139「やってきたこと」で登場した大喜が高校入学前に練習に来た3月の可能性があったのだが、上記のようにTシャツで比較すると、どうやらこのときの話ではないと思われる。
ここで見つけたのが#4「選ばれし者」での描写。
時期としては大喜が高校入学終わった直後となるので、回想のスタートは#4のときとなる。
ちなみにいうと顧問の先生の服装も一致しているように見える。
このことから下記の内容で時系列が整理されることになると考えられる。
先生たちも大喜を評価した描写
#5「呼び方」で顧問の先生同士がレギュラーについて話している描写があるが、そのときに「個人的にはあいつにも期待しているんですけどね」というセリフがあるので、今回の先生たちの評価した会話の続きとなっていることがここから判明。
大喜が千夏を好きと分かったタイミング
読者目線だと千夏のことが好きなことを針生にバレたのは#8「ダブルス」だと思いこんでしまうが、本当は#4の時点で感づいていたことが判明。
栄明のじゃがいも
針生の心の声で、大喜を「栄明のじゃがいも」呼び。
ただ、Tシャツについては付近で一致する描写が見当たらない・・・
時期としては千夏のことが好きなことが判明した後日って感じだから#4以降の割とすぐの時期ってことは確定でいいと思う。
なのだが、考えないといけないのが大喜を「栄明のじゃがいも」呼びの初登場は#16「同士」の、雛に千夏が猪股家に居候していることがバレたときの雛のセリフだと思われること。
仮に上記が正しいとしたら、今回の回想から「栄明のじゃがいも」呼びは#16よりも前に、大喜以外の人たちには言っていたことを意味する。
そうしないと#16で大喜が「じゃがいも!?」みたいなリアクションにはならないはず。
なんかいまいちきれいな流れでないことを考えると、ここは読込みが足りていない可能性高いかもなー。
ダブルスを組んだとき
#8「ダブルス」の針生の服装と一致。
ここについてはただ「ダブルスを組んだときの懐かしい描写を思い出してね」というメッセージだろうか。
大学で練習したとき
#33「大穴が勝ちをさらう展開」の針生の服装と一致・・・
と言いたいのだが、「NIKE」のロゴが今回の回想がでは見にくい・・・
ただ、時系列的なところ、Tシャツの色、そもそも大学生と練習をそんな頻繁にやらないと考えるとこのタイミングで一致と言い切っても良さそう。
結論
大喜との懐かしい思い出を複数の描写を入れつつ、針生視点という別視点で今まで描かれなかった部分を補完していたのではないかと感じた。
また、実をいうと大喜が1年生にも関わらず、部内トップの針生とダブルスは組ませてもらい、しかも選手である針生が大喜の面倒をかなり見ていたことについて「もっと掘り下げてもいいのでは?」と思っていたこともあり、そこは物語を作る上でのご都合だと個人的には思っていた。
そこに対してのアンサーとして、回想という形で大喜のひたむきに頑張る姿勢を針生や先生は評価、そして大喜の成長する姿に先輩として喜びを感じていたとしっかりと描写されていたこともあり、今回感激してしまった。
次回巻頭カラー
針生戦最高潮の中、3周年巻頭カラーが来る!
掲載順位も最近は本当に安定して上位とファンとしては嬉しい限り!
さて、アニメ化のときの巻頭カラーは本編が一番盛り上がる回に巻頭カラーを合わせたと思っているので、今人気のこの作品なことも考えると巻頭カラーで「針生戦のピーク」を迎えるように調整してぶつけにきているのではないかと推察。
今年巻頭カラー (15号)呪術廻戦→(16号)アオのハコの順
昨年巻頭カラー (15号)アオのハコ→(16号)呪術廻戦の順
※呪術廻戦と巻頭カラーの順番が変わっていることが分かる
また、参考までに過去の2回分のお話を見てきたので、まとめてみた。
ジャンプ | 発売日 | 周年 | 話数「タイトル」 |
2024年16号 | 2024/3/18 | 3周年 | #141「(不明)」 |
2023年15号 | 2023/3/13 | 2周年 | #92「つらい時には」 |
2022年19号 | 2022/4/11 | 1周年 | #48「1年違えば」 |
2周年の#92「つらい時には」を見ると、大喜が夢佳にウィンターカップのチケットを渡すことができ、千夏からは朝優しく声をかけてもらえる回(ラストではサボテンの花が咲く描写あり)で読後感とても良くて、次回はウィンターカップ目前!って感じのタイミングとしては一区切りしていたと思う。
それを考えると次回の展開予想としては、冒頭ゲームカウント1-1となって、どっちかの回想が入るなり、試合中掛け合い(リアルではありえないけど)があったりして、最後に勝者が決定!って感じなら、最高に熱いところで巻頭カラーって流れと言える。
また、話数の使い方と展開を考えても
夢佳戦 #130~#133 計4話
針生戦 #137~#141 計5話
<大喜VS針生の試合展開>
#139 大喜1ゲーム先取(大喜の回想あり)
#140 2ゲーム目は針生が優勢(針生の回想あり)
#141 冒頭ゲームカウント1-1となって、ラストで勝者決定!
ならわりと妥当だと思う。
どっちが勝つ!?”
さて、あとは”どっちが勝つ!?”についての予想。
今回のお話を読んだ印象として、2点。
- 針生「後輩が成長する姿はもちろん嬉しいが、自分の目標がかかっているならそんな感情も殺して勝つ」という目の前の勝利に貪欲なのに対し、大喜「自分に対し、針生先輩が本気で戦ってくれていることが嬉しい」と今の試合内容で満足している部分がある。
それを考えると、やはり勝利に貪欲な針生が最後気持ちの部分で押し切れるか?
- 次のダブルスの話になるが、シングルスで仮に針生が負けたとしても、針生が大喜を認めていることから、今までは針生が大喜を引っ張ってきたのが、これからは対等な実力差ということもあり、お互いが助け合う関係(俺の背中預けるぜ!の関係)で、針生IH出場の最後の望みをかけ、戦いに挑む!
という構図も熱いように思えてしまった。
#137「おんぶの人」で散々ダブルスについて考察したけど、この発想ならどっちが勝っても次のダブルスも熱い気持ちで読めるかと思う。
それを考えると、今回より前者のことを考えると針生勝利説が一歩リードか?
ただ、それでも#138、#139で大喜の勝利フラグ立ちまくりなんだよな・・・。
ここまで行くと個人の願望になってしまうけど、俺は最後まで針生が勝つことを予想したいと思う。
ぶっちゃけもうどっちが勝つか全然分からないなー・・・
ただ、やっぱりこういうのを考えるのが一番楽しいのかもしれないなー。
それでは今回の考察はここまで、次回の巻頭カラーを楽しみにして待ちましょう。
それでは最後までご拝読頂き、ありがとうございました!
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