あらすじ
一回戦を難なく勝利する大喜。
花恋からは、勝ち進むと大喜と針生はあたるが、そのときは応援できないことを伝えられる千夏。
そして、大喜と針生は順当に勝ち上がっていき、いよいよマッチアップする準決勝。
互いに一歩も譲らない立ち上がりだが、果たして・・・
考察
前回#137「おんぶの人」の続きとなる今回。
待望のカードである大喜VS針生の試合が始まった。
展開予想として「どっちが勝つ?」について考察していきたいが、それ以外にもピックアップしたい内容もあるので、拾っていきたい。
- 扉絵
- 応援できない
- どっちが勝つ?
扉絵
バスケボールが1つ、リボンが1つ、羽根が2つ、ラケットが1つ。
それぞれの道具になじみある主要キャラたちがいる構図なのだが、なぜここに遊佐柊二がいる!?
道具と対になることを考えると、ここのバド関連のキャラとしては針生の方が相応しくないか!?
何か意味あるかと思い、考察してみる。
- 重要なポジションになる示唆
- 今大会で入賞の示唆
- ライバル関係の構図
重要なポジションになる示唆
佐知川№1だと思われるので物語の重要ポジションになるわけだが、今後の重要になるという意味としては、この作品の見どころである恋愛関連に絡ませずして、重要キャラとして位置づけるには弱いのではないだろうか。
ということで考えてみたいのだが、以前菖蒲が気に入っていたけど、そこではなく、遊佐柊二が雛や千夏に好意を寄せてくるなどの可能性についてどうだろうか。
個人的には二人のどちらかが遊佐柊二のことを好きになる展開は嫌なので、消去法としてw
でなければ、バドの強キャラとしてなら素直に針生を置けばいい。
針生を置かない理由を考えたら、やっぱり今後の恋愛関連に絡ませることで差別化を図る形かと。
だって、針生花恋に入り込もうとする人なんて一切感じられないし、そこが荒れるなんてことはまずないと思うから。
だから今のところ全くそんなことがないが、この恋愛相関図に食い込んでいることがあれば、ここで遊佐柊二が扉絵に抜擢される理由としては妥当となるのだが果たして・・・
今大会で入賞の示唆
上にいる遊佐柊二が1位、その下にいる大喜が2位という意味で未来の結果を示唆している可能性。
遊佐柊二をここに置いている理由を考えたとき、これは正直すぐに思いついたが、そうすると遊佐柊二の隣に匡がいる構図が美しくない。
ということでこういう意味合いではないと思われる。
ライバル関係の構図
雛大喜千夏の組み合わせ(昔からよくある組み合わせ)と匡柊二の組み合わせを意識して配置、三角関係とライバル関係の構図の可能性。
前者は「今更三角関係?」かもしれないが、大喜千夏の組み合わせに入り込めるとしたら、雛以外にいないだろう(そもそも雛ですら今のところ入り込める隙間すらないわけだが)。
まあ今は三角関係って感じではないかもしれないが、昔雛が大喜のことが好きだったことは読者の記憶にやっぱり残っているし、ここから雛が再び入ってきたら物語としてもスパイスが効いてくるかなーなんて。
というか個人的には雛は大喜のことをまだ諦めていないと思っているので、そういう希望的な意味でも。
そして後者。
先ほど述べたように、菖蒲が以前気に入っていたってだけで今じゃ全くそんな気配はないわけだが、前者の関係の消去法として見たとき、この二人が残ってしまって、そうするとこれしか思いつかない。
そこから考えると、菖蒲が昔遊佐柊二のファンだったことを今大会で匡の耳に入って、物語が動くってこともあるのだろうか。
ただ、この扉絵には菖蒲がいないという・・・
結論
正直深い意味はないんじゃないかとさえ思えてきたが、可能性が一番高いとしたら、①「重要なポジションになる示唆」ではないだろうか。
自分で考察していて、「遊佐柊二が雛や千夏に好意を寄せてくるなどの可能性」とか正直ありえないとさえ思うんだけど、そうでも考えないと針生を置かない理由が見つからない。
だって針生でいいじゃんw
作中にもある通り、大喜の目標となっている先輩なんだし、今熱い展開になっているんだから。
ただ、遊佐柊二ってバド以外興味ないって顔しているようにどうしても見えるんだよな・・・
そこを考えると、「今大会が終わって針生が引退した後の大喜の新しい目標って意味で重要なポジション」ってことで遊佐柊二を置いたって考えると一番妥当なのかな・・・(そうしたらずっと考察していた意味・・・orz)
応援できない
自分の恋人を応援するって意味では当然なので、花恋は針生を、千夏は大喜をって形になるが、そうなると千夏は他の人の目線があるから、大喜に目立つ応援はしにくいと思う。
だって傍から見れば「花恋と一緒に針生を応援しに来た」って思われているわけだから。
でもせっかく応援に来ていることを考えると周りから離れたところで声出して応援するって可能性はゼロではないけど、花恋から離れて応援っていうのもそれはそれで周りから違和感と思われる可能性がある。
千夏は「バドミントンの日」だから声掛けに行かないということを考えると、同じ席であまり目立たず応援すると思うのだが、最後感極まって大喜に応援している姿を他の人(特にあかり)に見られて、二人の関係性に気づき始めるきっかけになる可能性もあるのかなーなんて考えてみたりした。
どっちが勝つ?
さて、今大会の注目カード「大喜VS針生」の勝者予想になるわけだが、今回読んだ感想としては、ここで大喜が初めて針生に勝つって展開が素直に熱いよなー。
そこで大喜の勝敗が物語の面白さにどうなるかを考え、勝敗について考察していきたい。
- 他校からIH出場予想は「今年は針生と遊佐(兄)」と言われているので、下剋上達成
- 今回の回想で大喜が中3のときから針生のことを目標としていた
- 今まで一度も針生に勝てたことがない
- 兵藤さんとの特訓の成果を披露
- あとがない状態で針生とダブルスでIH出場を狙い、大喜念願のIH出場を果たす展開
普通に考えるとこの試合で大喜が勝つこと自体熱いし、回想まで入れてきていることを考慮しても今回は大喜勝ちそうな感じがすごくする。
いや、大喜が勝つ姿は見たいことは見たいわけなんだけど・・・
ただ、そうなったときに大喜としてはIH出場の目標は達成、打倒針生の目標も達成、あとは今大会最後になる針生をダブルスでIH出場できるように頑張るってスタンスになるんだけど、俺はこの構図あまり好きではない。
こうなったときの大喜目線としては「針生先輩は今回最後の大会だから絶対ダブルスでIH出場してもらう」っていう、大喜が針生のことを引っ張っていくように見えてしまう。
俺としては、憧れのかっこいい先輩である針生が大喜を引っ張っていく構図であってほしいわけよ。
針生の格が下がっているわけではないんだろうけど、針生のことが好きな俺としての希望だわなw
だから、ここで大喜が負けて、「あとがない状態で針生とダブルスでIH出場を狙い、大喜念願のIH出場を果たす展開」が個人的には一番好きな形なんだと思ってしまう。
ただ、ここで大喜が針生に負けるとして、「じゃあ針生を超える展開はないの?」というと、舞台がないので、ここは大喜が勝つ展開が可能性高いよな・・・
バドにもIH以外にウィンターカップみたいな大会があって、針生がその大会に出場するっていうならまた違うんだろうけど、昨年そんな大会あったっけ?
もし、そういう大会があるのなら大喜敗北もやはりワンチャンある?
ということで次回の試合結果は気になるところではあるけど、反対の山の遊佐兄弟の内容だったり、匡の試合に対して菖蒲のリアクションだったり、他の試合模様については描写されないのかな・・・
その辺りも楽しみにしつつ今回の考察はここまで。
最後までご覧頂き、ありがとうございました!
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