あらすじ
依然接戦の栄明VS彩昌。
途中千夏と彩昌の選手の接触プレイがあったものの、両校のエースである千夏と夢佳が奮闘する展開。
このままいけば、栄明が有利な展開と思われていたそのとき、千夏にアクシデントが・・・
考察
えっ、えぇぇ!?
正直この展開は考えていなかった。
まさかここで千夏の夢がついえるとは・・・
しかもケガで千夏離脱とは、最後のコマの煽り文にもあるけど、先生あまりに残酷すぎるのでは・・・
夢佳が言うように「なんで…」ってみんな思ったのではないだろうか・・・
ただ、ここは考察ブログでもあるので、いつも通りではあるが感想を語りつつ、今回の内容から予想できる今後について考察していきたいと思う。
- 栄明敗退
- ケガで敗退させた理由
- 今後の展開
栄明敗退
千夏が右足首を痛めたことで交代。
現状ねんざの可能性があり、そのまま病院へ行くことに。
一方試合は、千夏不在の栄明が夢佳を止めることはできず、69-72で彩昌に敗れ、三回戦敗退。
ハイキューの日向が体調不良で離脱して敗退の流れをまんま思い出した。
当たり前だけどスポーツなんて勝つチームがあれば当然負けるチームがある。
大体のチームがどこかで敗れるわけだけど、こういうスポーツ漫画って負けるならどうやって負けるのか考えないといけない。
そんなとき、主力選手がケガをして離脱、結果負けるって流れは読者に相当なインパクトを残すことはできる。
実際ハイキューのときは個人的にはすげえ衝撃だった。
これが三浦先生が今後描きたいアオのハコの物語のヒントになると思うので、考えていきたい。
ケガで敗退させた理由
ケガの発症
作中ではねんざとセリフがあるものの本当にねんざなのだろうか。
ねんざなら接触プレーによるものだと思うが、現状そうとも言い切れない。
実際、転倒後そのままプレーを続行していることを考えると、転倒が直接的なものではないかと思われる。
だが、あえてあの描写を入れて、しばらくしてから発症したことを考えるとこの流れには意味があると思われる。
そこで、1つ思いついたのが疲労骨折。
疲労骨折は、1回の大きな力で骨が折れる通常の骨折とは異なり、同じ部位に小さな力が少しずつ加わることで発生する骨折です。慢性的なスポーツ障害のひとつで、ランニングやジャンプなど、同じ動作を繰り返すスポーツ選手に多くみられます。
疲労骨折が厄介なのは、痛みがあっても運動を続けられる点です。最初のうちは骨にわずかな亀裂が入った程度でも、無理してプレーを続けていると、やがて完全な骨折に至ります。
痛みWith 疲労骨折とは?足首・すねなど起こる部位と症状、原因、予防・治療法 https://www.healthcare.omron.co.jp/pain-with/fracture/stress-fracture/
そして、注目したいのが、2か所。
- 転倒する前のコマで、千夏の右足と相手選手の左足を描写。
- 転倒した2ページ先で千夏がシュート後、右足から着地の描写
特に後者は、かかとに振動が伝わっているような描写になっている。
これは先生が意識的に右足を描写しているのではないだろうか。
以上のことから右足首のケガは疲労骨折したのではないかと予想。
ケガの原因
疲労骨折のイメージは使いすぎ、やりすぎなどオーバーワークではないだろうか。
今回#133では回想で大喜に「朝練行くと自分より早く千夏がいる」と言わせている。
これに関してはこの作品においておなじみの描写になるのだが、今回も改めて回想で表現。
また、夢佳も言うように「誰よりも長い時間ボールに触ってバスケから逃げなかったのになんで…?」というセリフは普通に考えれば、「それだけ頑張った人なのにこんな終わり方報われない・・・」って意味なのだが、逆に言えば、それだけ練習していることがここからも当然分かる。
他にも直近のお話の#130「拝借します」では、試合終わりに学校戻ってみんなが帰った後ももちろん練習している。
バスケに対して一生懸命頑張る姿が千夏の魅力の一つだと思うのだが、これを逆手に取って、ケガで敗退して落ち込んでいる千夏がどうなっていくかを描写していくっていうのが今回の先生の戦略なのではないかと予想。
今後の展開
#19「荷物お運びします」より昨年の大会の日程を参考にすると大喜のバドのダブルスとシングルの試合は来週だと思われる。
そのため、時間的にも余裕があるので、今回のお話の続きになると思う。
(さすがに千夏ケガしているのに大喜の試合の描写いれるなんて薄情なことは先生がするわけない)
落ち込む千夏
大喜が千夏にどんな言葉をかけるのか注目したいところ。
絶対落ち込んでいるであろう千夏が少しでも前向きになれるようなかっこいい言葉を頼むぞっ大喜!
ただ次回ではないにしろ、何らかの形で登場するであろう千夏パパの存在が怖いところ。
千夏の目標であったインターハイ出場の目標が達成できなかった今、千夏パパがどんな話をしてくるのか。
「ケガしかも疲労骨折だなんて自己管理が全くなっていない。インターハイ出場も果たせなかったのだからそっちにいる意味がない。早くこっち(海外)に来い。」
なんて千夏には重い言葉を言ってくるのではないだろうか。
千夏の新たな目標
インターハイ出場が叶わなかった今、次に行われる大きな大会であるウィンターカップが新たな目標になるのではないかと思う。
ただ、去年栄明はウィンターカップに出場ってところは描写されているが、結果がどうなったかは特に描写されていなかったと思う。
さすがに優勝はできなかったと思うので、新しい目標は「ウィンターカップ優勝」ということで千夏は頑張っていくのではないかと予想。
これなら千夏パパにも新しい目標として説明できるだろうし。
ちなみに、作中では全然説明なしにさらっと千夏が出場していたわけだが、そもそもウィンターカップ自体が全国大会になるから大きな大会みたい・・・。
俺当時全然知らなくて「なんか冬にあるバスケの大会なんだなー」くらいしか思ってなかったんだけど、今回千夏がインターハイ出場できなかったということでバスケの大会調べてみたら、全国大会みたいなのよウィンターカップってw
これ読者の皆さん知ってるものなのか?w
さすがにその辺もっとしっかり掘り下げてもいいと思うのは俺だけ?
逆に、千夏が3年生のときに掘り下げたいと思っていたから描かず取っておいたってことなのか!?
例えば、
今回のインターハイで夢佳率いる彩昌が全国制覇。
ウィンターカップ出場枠が増えて、栄明と彩昌が県代表でウィンターカップに出場。
ウィンターカップ決勝は栄明VS彩昌が実現。
最高の大舞台で千夏は夢佳に勝って優勝。
これなら今回夢佳との試合が決勝という一番の舞台ではなく、あえて3回戦で当たったことの説明がつく。
しかも考えてみたら、#22「一本っ!」で昨年女バスの準決勝と男バドのダブルスの日程が被っていたから女バスの準決勝と決勝は大喜が応援に行くことができない。
つまり、今回が準決勝や決勝だったら、大喜が千夏のアクシデントに居合わせることができないことになる。
と考えるとここまでの展開を先生が随分前から考えていたように思えてくる。
しかも言い方悪いけど、千夏が試合に負けたことで、今度は大喜のダブルスとシングルスの応援に今回は千夏が行けることになるわけだ。
去年は千夏自身が自分の試合と被っていたから行けなかったけど。
そうなると千夏の応援もあることを考えても、今回大喜はインターハイ出場の可能性上がったと思っていいのではないだろうか。
あとがき
今回は今までと違い、今後の展開予想メインの考察になりました。
予想外しているかもしれないけど、ケガについてはこれはこれで来週の答え合わせが楽しみですし、これからの千夏の目標はただの妄想になるかもしれないけど、熱い展開になったら嬉しいですよね。
でもそういう個々が考える今後のストーリーだってこの作品を楽しむスパイスになると思います。
そのため、予想外しても優しい目で見て頂けると助かりますw
では、今回の考察はここまでになります。
長くなってしまいましたが、最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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