【コミック7巻】アオのハコ #59してないですよ【考察】

アオのハコ_コミック#59 アオのハコ

本記事は、アオのハコ#59の考察をする都合上、ネタバレを含んでおります。 まだ読んでいない方は、一度読まれてから閲覧することをお勧めします。

あらすじ

試合の大喜を「かっこよかった」と話す千夏。

けど勝ったのは千夏のおかげでもあり、見習ってもっと勝てるよう頑張ると前向きな大喜。

その大喜を見て千夏も嬉しそうな表情。

そんな中、軽音部の練習している音が聞こえてきて、それを口ずさむ千夏。

実は、雛も応援に来ていたことを伝えると、大喜の頭に雛とのキスの件がよぎる。

そして丁度千夏が「キス」と口にしたことで、急に「してないですよ」と動揺を見せてしまう大喜。

そんなとき、部活仲間が探していることに気付いたことでその場を後にする。

練習試合も終え、佐知川高校一同を見送る大喜。

そして夜。

家族で食事の時間帯に、大喜はすでに疲れて寝てしまう。

夢ではIH県予選で勝ち、ご褒美として千夏がキスしてくれそうなシチュエーション。

ただ、そこに雛が割り込んで来て・・・!

感想

今後雛がキーとなることの示唆?

扉絵は雛から始まり、「キス」「してないですよ」で大喜が動揺。

そして夢では千夏からキスされそうなところを雛が横取りしてキスされそうなところで目が覚める。

ということで、最初から最後まで雛をフォーカスしていた印象だった今回#59。

夢に関してこういう描写を挟んでくると「示唆?」って勘繰ってしまうのが考察者の性なのだろうか。

久々にTシャツネタとして「water」(訳:揺れる)も文字もあり、いかにも意識させに来ているように感じた。

考察

前回#58「右と左」の続きとなる今回。

これにて佐知川高校練習試合編も終わりとなったわけだが、それと同時に「文化祭モードに切り替わるよー」と言わんばかりの描写が多々。

そして大喜のもう一つの悩みである「雛の告白」についてまだ解決できていないこともあり、そっちのお話につなげていこうとしている感じはある。

その辺りをメインに考察していきたいと思う。

ピックアップ
  1. #59で判明したこと
  2. 千夏が見つめる先

#59で判明したこと

  1. 扉絵
  2. 軽音部の「渚」
  3. 歌が下手らしい千夏
  4. 大喜の劇を見に行くと約束する千夏
  5. 漢字変換しないと覚えられない遊佐柊仁
  6. 遊佐柊仁に負けた針生
  7. waverのTシャツ
  8. 夢でIH県予選遊佐柊仁を倒して優勝
  9. 雛からキスされそうになったところで起床

大きなトピックは後述、小さいトピックをいくつか考察。

扉絵

雛ファン待望のソロセンターカラー。

実は雛のカラーってそんなに多くないらしい。

逆にそういう目線で見ていなかったので、今後気にしていきたいと思っていた。

そんな貴重な一枚。

軽音部の「渚」

あえて曲名まで出てきたということで、意味がありそうなところ。

文化祭では軽音部のライブで登場しそうである。

曲名

俺がすぐ思いついたのがスピッツの「渚」。

それ以外で、他のアーティストで出ている「渚」はないか調べてみてもうまく出てこなかった。

結局誰の曲の「渚」をイメージしているのか。

歌詞に何かヒントがあるかもしれないと思って、とりあえずスピッツの渚を流しながら歌詞を追ってたけどいまいちピンとくる歌詞が見当たらなかった。

というかスピッツだとさすがに古いよなw

俺学生のときスピッツ好きで聞いてたから全然ありなんだけど、アオのハコの作中は2021年のはずなので、いくらなんでも最近の子が演奏していて、それを二人が曲を認知しているとは思えないんだよなー。

登場人物の渚との接点

これは候補として、実は架空の曲名の可能性。

そうすると、なぜあえてアオのハコの登場人物でもある「渚」と同じにしているのか。

これは今のところ不明。

考えてみたらオリジナルになってて、アニメの挿入歌として採用されそうでもあるな。

歌が下手らしい千夏

よく好きな人に向かってこういうこと言えるなと感心w

高校生って結構繊細だと思うんだけどね。

あとは、歌のレベルについて、

  • 針生はうまい
  • 雛はミュージカル並み
  • 匡は人前では歌わない

などがしれっと情報開示。

漢字変換しないと覚えられない遊佐柊仁

#55「イノマタ君」にて、大喜のことを覚えていなかった遊佐柊仁。

このときはカタカナで表現。

今回#59にて、一旦ひらがなで表現してから大喜から漢字を教えてもらい、最終的に漢字で表現。

ここで大喜のことを完全に覚えたことが分かる。

人の名前は漢字で覚えたい

これ分かりすぎるw

俺ってもの記憶するとき文字を映像として記憶したいタイプだから、人の名前を漢字で覚えたいって言葉すげえ共感できた。

皆さんはどうなのでしょうか。

千夏が見つめる先

千夏の「キス」の言葉に、大喜が動揺した描写。

千夏は大喜ほど鈍感ではないことは過去作中でも描写されている。

大喜の動揺について何かしら察しているようにみえる千夏の表情。

そこで千夏の心情にフォーカスしたいと思う。

千夏の心情

満足げな表情

ポカリを飲みながら、練習試合について話す二人。

大喜が千夏に対し、お礼とその理由について語るが、そのときの千夏の満足げな表情。

この表情の理由について2点ほど上げたい。

お互いが同じように思っていたため

朝練仲間の同士である大喜から、普段の努力を褒めてもらったことに対して嬉しかったというところはあると思う。

実際#57「私は知ってる」で千夏は大喜の頑張りについて回想として紹介された形だったが、その大喜が逆に自分の努力について認めてくれていることを知れば、それは嬉しくて当然かと思う。

普段通りの大喜に戻ったため

#54「水分補給」にて針生から大喜が部活で悩んでいたことは共有されていたが、大喜が吹っ切れたことが今回#59でも分かる。

普段通りのバドに対して一生懸命な大喜の姿を見ることができ、千夏も嬉しかったといったことだろう。

寂しさ

体育館へ戻る大喜の後ろ姿を見つめる千夏。

#50「ずるい女」では大喜に対する気持ちの葛藤を描写。

それ以来になろう千夏の心情ということで、そこを考慮すると「雛」の話題、「キス」のワードによる大喜の動揺はさすがに「何かあったか?」と思ってしまうのが自然な流れ。

大喜の背中を見る表情から嫉妬心は感じないものの、どこか寂しげな雰囲気を感じてしまう演出。

やはり大喜の悩んでいた「雛の告白」について未解決案件にもあるので、この課題は必ず回収されると思われる。

逆に、そのときの千夏の心情についても何かしら描写してくるとは思うので、今後どうなっていくか注目したいところ。

最後に

いよいよ文化祭当日まで目前というところまでやってきました。

大喜の問題も一つ解決で、もう一つの課題についてどうなってくるかが見どころでしょう。

雛について大喜がどう話を持っていくかもそうですが、そのときの千夏がどう思っているかも注目したいと思います。

ということで今回の考察はここまでです。

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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次回もよろしくお願いいたします。

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