【コミック7巻】アオのハコ #54水分補給【考察】

アオのハコ_コミック#54 アオのハコ

本記事は、アオのハコ#54の考察をする都合上、ネタバレを含んでおります。 まだ読んでいない方は、一度読まれてから閲覧することをお勧めします。

あらすじ

雛にキスの提案を試されるも断る大喜。

それも雛の戦略とのことで頭を抱える。

一方、部活では針生と試合形式の練習をするも、悩みある羽根は通用しないと大喜を指摘。

迷いあることを針生は見透かす。

そして夜練前の休憩中、部室前にいる針生に千夏が近寄る。

話しの流れで、大喜がバドで悩んいることを相談。

夜練直前、針生は差し入れを手に、練習の誘いをしに行くと、大喜はカレーを食べていた。

結局悩みがある大喜だったが、時は進み、待ち望んだ佐知川高校との練習試合の日になる。

感想

悩む大喜

大喜めちゃめちゃ悩んでるなw

「迷うと人は力を発揮しきれない」ことはガンダムSEED DESTINYのアスランでも描写されていたが、まさにそれ!

雛の気持ちを知ってる読者目線としては、「雛頑張ってる!」って気持ちが出てきてしまうわけだが、大喜が返事しないのもいい加減な気持ちではなく、あくまで悩んでいると大喜の気持ちとしてフォロー入れてるのがみれて、そこ辺りはやはり印象がいい。

面倒見がいい針生

雛の告白、部活と悩める男大喜くんがここからどう成長していくか、そこが見どころの一つ!

ただ、ここでも思ったのが針生めちゃめちゃかっこいいなw

後輩が悩んでいることをいち早く察知し、千夏には砂漠に例えて相談。

そして、砂漠の例えからなのかスポーツだからなのか差し入れの水までもって大喜に練習のお誘いまでする面倒見の良さ。

こういう先輩・上司に憧れる(前にも言った)

考察

前回#53「良くやってるよ」の続きとなるお話。

ここはやはり恋愛面と部活の両方で悩んでいる大喜にフォーカスして考察したいと思う。

ピックアップ
  1. #54で判明したこと
  2. 悩む大喜
  3. 「だからせめて」の後の言葉

#54で判明したこと

  1. 扉絵
  2. 雛の告白と部活のことで悩む大喜
  3. 大喜が悩んでいることを察する針生
  4. 2-Dのお店はカレー屋?
  5. カレーが嫌いな針生
  6. ふがいないと思う大喜
  7. 佐知川高校との練習試合当日

大きなトピックは後述、小さいトピックをいくつか考察。

扉絵

キャミソール姿で膨れ顔の雛が、たくさんの私服の上にいるイラスト。

「(大喜が)こっち見てくれないから、たくさんのもの(作戦)からどれを選べば、こっち振り向いてもらえるか」と雛が考えているをテーマにしていたりするだろうか。

なんとなく本編とリンクしているようにも思う、そんな一枚。

悩む大喜

雛の告白と部活の悩み事が両方来たことで大喜が苦悩していることを意識させに来ている印象の今回。

ただでさえ、前回から遊佐柊仁の影響で「もっと先へ!頑張らないと!」というイメージがある中、雛が攻めてきたこともあったのか、今回部活にも影響が出てきてしまい、針生に見透かされる。

それでは、それぞれの項目について考察したいと思う。

雛とのやり取り

これも雛さまの戦略なんだから」と言い、教室を後にした雛。

大喜は一人教室に残るわけだが、もがき苦しむ描写となっている。

このときの気持ちは・・・?

自分に対する苛立ち

ここについては、後半にて「告白の返事はいらないと言われ、どう動けばいいか分からない」とのセリフがあり、これを考えると、自分に対しての苛立ちだろうか。

自分は千夏のことが好きにも関わらず、中途半端なことをしているから雛がアプローチを仕掛けてくる。

それを受け、不覚にも「ドキドキしてしまった」、もしくは「可愛いと思ってしまった」など。

そんなだらしなさを感じたからこそのこのリアクションなのではないだろうか。

そして、今のところ大喜は解決策を見いだせていない。

針生とのやり取り

自分の理想が高すぎるがゆえに、プレーにも出てしまったようで「自信ないやつの羽根は俺には効かんぞ」と針生に言われてしまう始末。

これを言われ、大喜がふがいなさを自覚。

「ふがいなさ」がポイントになるわけだが、ここを脱出するためのヒントが針生と千夏からの会話になる。

苦しいかもしれないけど休憩することも大切

立ち止まることを作中では”水分補給”と表現。

前回#53「良くやってるよ」の針生西田のやり取りを取り入れつつ、今回の針生千夏二人の会話をまとめると

大きな目標があると、自分ができないことばかりに目がいってしまい、自分を褒められなくなる。

結果、気持ちが下がってしまい、他の良いところも活きなくなってしまう。

だから成長を実感できない努力はしんどい。

もちろん早く成長したい気持ちも分かる。

だけど、目標達成のためにはとにかくやるしかない。

立ち止まって考え込んでしまうのが一番苦しいから。

こんなところだろう。

ここ考察して思ったけど、針生もバドで悩んだことがあるからこその発言だよな。

(なんか悩んだことがあるっぽいセリフどっかで登場していたような・・・どうだったっけ)

結論

この二つのことがあって、大喜は「ふがいない」と自身を表現。

特に、部活については千夏雛針生と結果出しているのに、自分だけが、うまく進めていないと思っている。

そしてラストにつながる・・・

「だからせめて」の後に続く言葉

ここまで大喜の心情を考察していったわけだけど、この後に続く言葉を考えていきたい。

前半のセリフの続きとして予想するセリフを入れ込んでみた。

「今の俺はふがいないやつだ。」

「雛の告白はどうすればいいか分からず、部活は自分だけがうまく進めていない。」

【遊佐柊仁と対面】

「だからせめて」

今回の練習試合で自分が変わるためのきっかけを掴みたい」←【予想】

雰囲気としては、

①遊佐柊仁が対面に来たときのセリフなので、今回の練習試合に向けた意気込み

②少し前まで遊佐柊仁に劣ってるって思ってた人が「遊佐くんに勝つ」みたいな強気なセリフではない

ということを考慮してみた。

皆さんはどう思いますか?

最後に

人間誰しも悩むことはあると思います。

それをどうやって乗り越えていくのかが一つテーマとなっているのではないでしょうか。

そういった人たちのヒントにしてもらえたらなんて思いました。

それでは今回の考察はここまでです。

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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次回もよろしくお願いいたします。

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