【コミック6巻】アオのハコ #47 8月26日③【考察】

アオのハコ_コミック#47 アオのハコ

あらすじ

一部屋しか空いていないということで、千夏と同じ部屋で一泊することを覚悟する大喜。

由紀子(大喜ママ)には他の人もいると嘘をつくしかなかった。

一方、お風呂上りの千夏は、大喜に夜通しボードゲーム大会をやろうと提案。

そんなとき、丁度渚からTV通話の連絡が入る。

元気がなかったから連絡したとのことだが、すでにすっきりした顔を見て、渚は安堵。

そして、通話が終わったとき、大喜からある話をすると・・・

感想

いやーお泊りいいねw

いつもと違う服、普段やらないような定番のボードゲーム、そんないつもと違う空間がいい。

旅館の夜はこれが楽しいんだよね。

作中で出てた”ページワン”、俺は名前しか知らなかったので、やり方調べたんだけど、こういうの見ると人集めててやりたくなっちゃったねw

さて、そんな非日常的な空間にて、大喜と千夏のお互いから謝罪の話をすることに。

大喜・・・みんなと花火大会に行くと言っておきながら、結果的に嘘ついたみたいになったこと。

千夏・・・”良くないこと”と言ったことを撤回してほしいこと。

ということで、特に後者について語られたのは重要なポイントになったと思う。

考察

#45「8月26日」から続く千夏誕生日回の第3話目。

今回お互いが謝罪したわけだが、やはり注目は千夏の話。

明確に今までと比べても変化、そして今回大喜に共有させた、そんな印象。

千夏の気持ちも一区切りさせたこともあるので、情報整理しつつ、考察していきたいと思う。

ピックアップ
  1. #47で判明したこと
  2. 千夏の気持ち

#47で判明したこと

  1. 渚は大喜の声と分からなかった?
  2. 大喜の花火大会はみんなと行けなかったことへのフォロー
  3. ”良くないこと”と言ったことの撤回
  4. 大喜が布団で寝なかった理由

大きなトピックは後述、小さいトピックをいくつか考察。

渚は大喜の声と分からなかった?

千夏のことを心配で連絡した渚。

渚との通話を切電しようとしたとき、丁度テーブルからコップが落ちそうになったことで、大喜が思わず声を出してしまったシーン。

渚が「おじさん?」と言ってたので、おそらく誤魔化せていると思うが、これが「若い声?本当に家族?」とかだったら伏線になっていたと思う。

大喜が布団で寝なかった理由

千夏「何で布団で寝なかったんだろう」とのことだが、さすがマイペース。

「気遣って隣に来なかったのかな?」とか思うところだよな普通w

実際おまけページにて大喜としては「寝れない」と言っている。

作中でも「こんな状況で寝れるわけ・・・」と言っていることからも、大喜が布団で寝なかった理由としては

①隣に千夏がいると緊張するため

②千夏に嫌な気持ちをさせてしまう可能性があるため。

この辺りだろう。

千夏の気持ち

おさらい

良くないこと

まず、千夏が言った「良くないこと」について、一連の流れをまずおさらいしたい。

登場回内容
#26「応援するよ」大喜の足がもつれ、結果大喜の上に千夏が乗るような体勢になる
#29「良くないこと」「最近距離感が近すぎたことが良くないから忘れよ?」と提案する千夏

それ以外にもフラグを立てるようなこともあったが、上記2点のエピソードがあったことで、二人の間に溝ができるきっかけとなってしまった。

花恋の影響

次に、花恋の影響により、少しずつだが、千夏の気持ちに変化が生じてきたのを押さえたい。

登場回内容
#35「おもしろいもの」男子として意識したことがあると千夏の口から判明
#37「もしもーし」自分の気持ちと向き合い、変わろうとしていることが分かる
#45「8月26日」つらいとき誰かに頼るよう言われ、選んだのは大喜

「良くないこと」と言ったが、それとは明らかに逆の気持ちになってきていることが分かる。

「それに・・・」の後

さて、ここまでおさらいしたが、今回千夏が言った「撤回してほしい」に続いたセリフ、「それに・・・」の後を考察したい。

「私が一方的に線を引いて、気を遣わせて、大喜くんに対し、失礼だったと思う。」

「それに・・・」

私自身の気持ちが少しずつ分かってきたから・・・」(←俺の予想)

「だから私もごめんなさい」

ここでの言葉としては、ストレートに「好き」って気持ちではないんだと思う。

それに近い気持ちはあるかもしれないが、千夏としては少なからず「好き」と自覚したわけではないと思うから。

だから、このときの大喜に対する想いは、”まだ「好き」って気持ちではないor好きの気持ちが分からないけど、自分にとっては、頼りたいと思える大切な人”ってくらいの立ち位置だと思う。

そうすると、「自分の気持ちが分かってきたよ」って感じのセリフが一番近いかと推察。

新しい自分

「おはよう、17歳の私」と言ったラストページの千夏。

これは、誕生日明けという意味だけではなく、今までと違う自分という意味として強調されているように感じた。

特に上記のような、花恋の影響もあり、少しずつ変化している自分の気持ちを自覚しているからこそにも思える。

自覚したということで、今後の千夏の行動と言葉にはさらに注目していきたいと思う。

最後に

今回のお話で千夏の気持ちとしてもここが一区切りのように思えたかと思います。

今までとはまた違う千夏を見ることができると思うので、今後はそこを触れ、考察できると深みが出るのかなーなんて思ったりしました。

では、今回の考察はここまでです。

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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次回もよろしくお願いいたします。

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