【コミック5巻】アオのハコ #43どういう文脈?【考察】

アオのハコ_コミック#43 アオのハコ

あらすじ

千夏のIH本戦2回戦の試合がスタート。

そのころ、大喜の方は、雛がご褒美ということでたい焼きパフェを満喫。

公園の方へ向かう二人だが、千夏の試合は第3クォーターの真っ最中。

公園に着いた二人だが、ブランコをこぐ雛に、千夏が今第4クォーターくらいの時間と大喜は告げる。

そして、千夏も試合をしているからという謎の理由で靴飛ばしを提案する雛。

試合は栄明が負けていて、残り時間も終了寸前、そこでボールが回ってきた千夏がラストプレーでシュートを放つ。

同じくして、靴飛ばしに負けた雛が大喜に一言・・・

感想

いやーーー神回きたーーー!

うあああ千夏シュート外した・・・

っていうのもあるけど、

うおおお雛いったーー!

ってインパクトが個人的にはでかいわ。

雛が靴飛ばし対決でわざと負ける→読者「どうした?」って思ったところからの告白は意表突ける。

元々展開知っていたにも関わらず、雛のこの表情からくる「好き」はやっぱりアツいね!

見開きなことも相まってホント映える!

こんな告白たまらんわー!

考察

アオのハコの物語で最大の魅せ場となった今回#43。

三浦先生からも是非読んでほしいというお墨付き。

読み込むというより直観的に楽しむ回で十分なのだが、ここは考察ブログなので今回もやってみたいと思う。

ピックアップ
  1. #43で判明したこと
  2. 雛の告白

#43で判明したこと

  1. たい焼きパフェをごちそうする大喜
  2. 雛の結果は全国3位
  3. 大喜の中1の合宿の恥ずかしい話
  4. 栄明女バスIH本戦2回戦敗退
  5. 雛の恥ずかしい話は告白

大きなトピックは後述、小さいトピックをいくつか考察。

たい焼きパフェをごちそうする大喜

前回#42「無理なお話」にて雛がねだっていたが、しっかりと奢ってあげた大喜。

たい焼きパフェって結構おいしそうねw

実際見てありそうと思ったけどこういうのあまりなじみがなかったもんで。

雛の結果は全国3位

雛「次はいくよもっと上に」

十分すぎる結果だけどこれに満足しないのが雛。

#4「選ばれし者」より全中4位ということだったが、今回は内容もよくなっているのを雛が自覚。

来年の2年で準優勝、再来年3年で優勝って流れか?

注目しておきたいところ。

大喜の中1の合宿の恥ずかしい話

さかのぼってお話探したけど、見つからず。

なんかどっかで読んだような記憶があったけど合宿編で登場したか?

とりあえず伏線ということで。

雛の告白

いつもと違うことを印象付ける描写

今回大喜は雛についてなんとなく違和感を覚えるような、読者にもいつもと違うことを印象付ける描写を入れてきている。

場面としては2点。

  • 雛のIHの結果を聞いた大喜が「おめでとうな」と言った後、雛の表情を見て「いつもと違う表情」と思う。
  • 靴飛ばしで負けた方は罰ゲームがあることを話す雛を見た後、「なんか今日いつもと違う気がする」と思う。

雛が告白するとまでは思わなくても、読者にも「いつもと違う?」とか「何か仕掛けてくる?」など伏線と思わせるようなセリフ回しを採用していることが分かる。

告白するのはいつから決めていた?

読者にもなんとなく雛がいつもと違うことを意識づけたところだが、やはりいきなり来ることでインパクトが大きかったと思う。

そんな雛だが、実際どのタイミングで告白をすると決めていたか考察していきたいと思う。

  1. 体育館でたい焼きを奢ってほしいと頼んだ時(前回)
  2. IHの結果について大喜から祝ってもらった時
  3. ブランコを漕いでいて女子扱いしてくれた時
  4. 千夏が試合中だと分かった時

ざっと上げてみた。

それぞれのシーンで雛が良い表情を見せているのだが、それでも④のタイミングで雛が告白することを決意したと考えた。

決意したと思う根拠

表情

①~③のコマではしっかり雛の表情を描写しているが、④のコマでは目元が隠れている。

目元を隠している理由を考えると、緊張の表情なのかそれとも決意の顔色なのか、その辺りを読者にいろいろ想像できるような描写になっていると捉えるべきか、それか単にいつもと違う演出により緊張感を出している描写なのか、少なくても他とは違うことがここからだけでも伝わってくる。

雛の性格

大喜が時間を気にしていることに気づいた雛だが、そこで千夏が今試合中なのでは?と察する。

千夏にとって最重要な一戦であること、そして当然勝つために必死に頑張っていると想像できる雛としては、千夏が頑張っていることに感化されたのではないかと考えた。

その理由として、靴飛ばし対決を提案した雛に「どういう文脈?」と言った大喜だが、「千夏先輩も頑張ってるし、大喜も頑張ろうって文脈だよ」と雛は説明。

大喜も頑張ろうと言いつつ、自分自身も頑張ろうという意味の表れと捉えられるのではないだろうか。

また、性格としても、競技者であり負けず嫌いな雛としては「負けたくない、この恋をものにしたい、だから自分も頑張りたい!」と思ったのではないだろうか。

そして性格ということでもう一つ。

成り行きとはいえ、大好きな人と一緒に公園に来ているわけだが、その人は目の前の自分ではなく、今試合中である恋敵を思いやっている。

今まで積み重ねてきた雛の描写(#25「お疲れ様」でIH予選優勝した千夏と全然話していないことが分かった大喜に気遣う雛など)からくる俺の予想なのだが、このときの雛は嫉妬というネガティブな感情ではなく、千夏との相乗効果として「自分も頑張りたい」っていうポジティブな感情になっていると思う。

度々言っていると思うが、これが雛の魅力の一つであり、行動の原動力になっている可能性が高いと考えた。

以上のことから、雛の告白を決意したのは、千夏が試合中だと分かった時ではないかと考えた。

最後に

一番盛り上がったところでコミック5巻が終了という。

いやーここホントアツいですね。

アツかったと言えば、針生花恋を掘り下げたIH本戦のところもアツかった。

花恋がこんないいキャラしているとは思ってもみなかった。

そんな5巻でした。

次回は6巻読み進めていきたいと思います。

それでは、最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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次回もよろしくお願いいたします。

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