あらすじ
兵藤さんとの試合もファイナルゲームで奮闘する針生だが、なかなか差が縮まらず。
そして決着の時・・・。
感想
ラストの兵藤さんのショット。
針生の腹に羽根が当たるような描写になっているが、これバトル漫画だったら腹に風穴空いて「なん・・・だと!?まだこんな力が残っていたとは・・・」とか捨て台詞残してやられるやつだなw
もうそういう演出にしか見えなかった。
あとは、なんか今回あっという間に終わってしまった・・・という印象。
最強である兵藤さんとのファイナルゲームにも関わらず、内容が薄い?盛り上がりが欠ける?みたいな。
というか、試合の進みをスコアで表現しているんだと思うが、スコアが急に左右逆転しているように見えて、ぱっと見どっちがどっちのスコアなのか正直分かりにくい。
多分チェンジコートしているから、それで途中から逆になるわけだけど、これ説明されているわけではないから、俺含めバド詳しくない読者は理解するの大変では・・・?
まあよくこのブログでも言っているが、この作品は青春ラブストーリーであって、スポーツ漫画ではないから、そういう部分に重点を置かないこと自体は良いのだが、それでもなんかもう少し尺取ってもよかったのでは!?なんて思ったりした。
考察
前回#40「かっこいいのは」から続くVS兵藤さんの試合。
さすがに前回やその前の#39「実験中」の方が、針生花恋の回想があったことで読みごたえがあった印象。
実際、感想で「もっと尺を取っても」なんて書いたわけだが、それでも考察するべき点はある。
ここで光るのが花恋のセリフになるわけだが、やはりこのキャラ実は針生よりイケメンなのでは!?なんて思ってしまうほど。
今回個人的意見多めの感想回になりそうだけど、早速やっていきたいと思う。
- #41で判明したこと
- 扉絵
- 花恋のセリフ
#41で判明したこと
- 2-1で兵藤さんが勝利
- 花恋のセリフ(今回もいいこと言う!)
大きなトピックとして、後述で考察。
扉絵
上から匡雛大喜千夏花恋針生の現在で主要人物となる6人が扉絵として登場。
扉絵は度々注目しているが、今回みていきたいのが下記2点。
①雛が大喜に何か言っているが、大喜は気にせず正面を向いている
→大喜に対して雛がアプローチしているが、大喜は雛の気持ちに気づいていない。
②花恋が千夏に話しかけ、千夏が黙って聞いている
→花恋がアドバイスを言っていて、千夏はそれを聞いている。
最近の作中模様を表現しているのは見れば明らか。
というわけで、扉絵には現在の人物相関図が見えてくる部分が多いことが推察される。
本誌の内容になってしまうが、個人的にはここで思い出す#141「がんばれっ」の連載3周年として登場の扉絵。
詳細はここでは語らないが、今回の扉絵からも先生が意味を持たして描写していることが分かる。
花恋のセリフ
頑張っている人を見ると、自分も頑張ろうって思うよね
負けてしまった針生がみんなと合流後に走りにいくのだが、その背中に花恋が言うセリフ。
針生も以前より「一生懸命頑張っている人って良いよな」と花恋を見て言っていたわけだが、度々作中で頑張っている人を応援するようなセリフがある。
元々部活をテーマにしているところもあって、頑張っている読者に対して、先生からのメッセージと受け取れるようなセリフはこっちも元気貰えるので、やっぱりこういう言葉があるのって良いよね!
このままだと一生壁打ち
「相手のことを考えるのはいいことだけど、結局それはあなたの考えた相手の考えであって、相手の本当の考えかは分からない。関係を進展させたいのであれば、行動しないと何も変わらない」
花恋のセリフをまとめるとこんな感じか。
そんな壁打ちで良いかという質問に対し、大喜は「ラリーしたいです」と回答。
花恋の言っていることは至極真っ当。
でも大喜の気持ちも分かる。
相手が関係を望んでいないのであれば自分が踏み込んだことで千夏の目標であるIH出場すら叶わなくなる可能性があるから。
ただ、大喜の気持ちに「千夏のIHなどが終わってから付き合いたい」というわけではないので、結局花恋の言葉の通りだと思う。
勇気を出して行動すること、俺も学生のときそこまでできていなかったから人のこと全く言えないけど、行動することが大切な経験で、それは自分の成長に絶対プラスになるって今ならそう言える。
2年生じゃあれ以上勝つのは難しい?
花恋が針生に言った質問。
それに対して針生はどこか後ろ向きなコメントで回答し、花恋は悲しそうなリアクションとなるも、そのあと針生が「次はもっと勝つ」と前向きな言葉で言い改める。
針生のセリフ、これ花恋のリアクションで察して言い改めてると思うのよ。
前回#40「かっこいいのは」の回想から針生が過去の自分に対して情けない、要はかっこよくなかったと反省していたが、この経験が活きたと言える。
このカップルに関しては、告白という行動をしたのは花恋ではあるものの、花恋との付き合った経験から針生自身も成長できたことが分かる。
そんな前向きな言葉に対して花恋もどこか嬉しそうな表情。
実際の話し方でも「頑張っても全然だめでした」と「全然だめでしたが、また頑張ります!」どちらが印象いいですか?って話。
当然後者なわけだけど、こういう話し方って受け手目線で考えても上手にできる人と賢いよねって思う。
最後に
今回内容薄いかなって思っていましたが、いざ考察してみたら、意外にも大切なことを伝えてきていたという印象で、そういう意味ではなかなかためになる回だったと感じました。
現在GWで本誌お休みだったので、コミックの考察記事どんどん上げたかったのですが、なかなかプライベートと仕事が忙しくて・・・
隙間時間活かしてまたやっていきたいと思いますが、今回はここまでです。
最後までご拝読頂き、ありがとうございました。
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