あらすじ
大喜は匡に、雛は部活仲間の子に、一緒に花火大会行けるか打診。
一方、千夏は渚と他のメンバーについて会話。
場面は変わり、部室から出た大喜に声をかける雛。
少し一緒に歩いているとそこには千夏の姿があり・・・。
そして、大喜は大学生との練習、花火大会の当日を迎える。
考察
#31「おデートでしょうか」の続きとなる雛回。
前回もそうだが、雛の可愛らしい描写が多々見れるのがポイント!
さて、大喜雛千夏の主要キャラ3人の花火大会での気持ちについて、描写されている印象でもあるので、この3人のキャラクターについて考察したいと思う。
- 大喜雛千夏の心情
大喜雛千夏の心情
大喜視点
匡も思っているが当然雛の気持ちを察していない大喜。
これはまあ大喜では分からないと思うので、平常運転ではあるw
どちらかと言えばこっち。
先日の千夏から”自分との距離に線引きされた”件で、雛から「千夏と花火大会に行きたいか」の質問に対し、「行けない」と回答。
そして、いつもの猪突猛進の姿勢にブレーキをかけているようなセリフをこの後言ってしまう。
最終的な考え方が後ろ向きになっているのは、大喜の良さが死んでいて良くない!ということを雛から指摘されるっていうのが今回の流れ。
「他の人に見られたらまずい」については千夏の同居生活ができなくなるリスクがあるので、これでブレーキをかけているなら、大人な考え方として個人的には〇。
ただ、だめなのは「自分が距離を縮めようとしているのに対し、相手はそう思っていない。」と相手に対し、なんだか嫌気を指しているようなところ。
#29「良くないこと」で触れていなかったけど、大喜が「ずりぃ」という発言がある。
「事情が事情だからそう言われても仕方ないじゃん!」と個人的には思ったりするw
この捉え方が大喜の良くないところって話。
そんな大喜のどことなく子供っぽさが演出されているような印象。
ただ、これはこのキャラの個性で今に始まったわけではないからいいんだけど、この設定が物語を動かすうえでは大切な要素だと感じる。
あとは、怖いって気持ちもあるだろうからそこはもちろん分かるよ。
ただ、それを最終的に「それでも!気持ち変わってもらえるようまた日々頑張る!」って方向に持っていくことが大切なんだよ。
そういうことですよね雛様!
雛視点
部員仲間の子から「花火大会に二人で行きたいことを言えばいい」に対し、雛は「もし断られたら全部終わり」のように言っている。
にも関わらず、大喜の後ろ向き発言に対し、「ダサいぞ!!」と喝を入れる。
大喜が好きな相手は自分ではなく、恋敵である千夏のことだとしても。
「他人のことと同じくらい自分のことを大切にして、前向きな姿が大喜の良さであり、そこがかっこいい」と。
これを言えるのが雛の魅力なんだと思う。
本当にかっこいい!というかこの照れている表情も相まってすげえ可愛らしい描写になっている。
こんなの読者のみんな雛のこと好きになっちゃうよw
個人的には、大喜のことを「他人と同じくらい自分のことを大切にしているのが良さ」と言っているが、逆にそれを言えるってことは「自分のことはそっちのけで他人を思いやるタイプで、そこが自分の短所だともしかして分かってる?」と感じてしまった。
#25「お疲れ様」でも、IH出場を決めた千夏が忙しくなっていることもあり、大喜とはすれ違いになっていることを知ったときの雛の表情は、心配そうな表情を見せていた。
普通に考えて雛目線だと大喜が千夏との関係性に距離が開いているのであれば、言い方悪いが一つチャンスだと思ってもいいと思う。
それでも、自分の気持ちを優先させるのでなく、苦しんでいる大喜の気持ちを優先する、その気遣える優しさが雛の良さだと思う。
ただ、これだと勝負には勝ったとて、やっぱり試合には勝てないよ・・・
だから誰か!雛のことを救ってあげて!
千夏視点
渚との花火大会の会話にて、千夏が今は恋愛する気がないことが分かる。
「花火大会女子だけでいいんじゃない?」発言の千夏の表情が本当に男子興味なしっていうのが伝わてくる。
まあ部活命ってタイプの人だから妥当な意見か。
さて、これをどう攻略していくのかは大喜さんの腕の見せ所と言ったところでしょうかw
引き続き今度に注目。
それよりも!
渚が花火大会に行くメンバーとして「まりこ、さな、あかり」って言ってる。
先々のお話になるが、#120「とんでもないのが」で初登場の新1年生でも「あかり」って名前が採用されているが、すでに登場している人物とあえて名前被せるなんてことある?
そうすると新1年生側の「あかり」をこの名前にする必要があったってことになるんじゃないかと思ってしまうのだが果たして・・・
最後に
いよいよ次回は花火大会のお話ということで楽しみにしたいと思います。
それではご拝読ありがとうございました!
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