あらすじ
BBQの食材を買い足しにきた大喜と千夏。
帰り道、車が危ないと察した大喜は千夏の腕を再び掴んでしまい、急接近した日のことを思い出す。
そこで、千夏はある提案。
場面は変わり、学校。
明日から夏休みに入る大喜たちは、匡や雛たちクラスメイトと共に夏休みの宿題をやる約束をする。
考察
前回#28「自分の家」の続きの回。
最近大喜と千夏の距離を縮めてきていたが、これについて一旦決着させる形を迎えた今回#29。
そんな大喜と千夏、そして雛を含め3人がこれから夏休みを迎え、次回より新章!という流れの構成。
また今後につながるような情報が投下されているようにも思うので、そこは考察したいと思う。
- 千夏の食欲
- 千夏パパ登場
- 忘れよ?
- 夏休み突入直前
千夏の食欲
前回#28でもお肉を食べる千夏に大喜が「食べるのが好き」と言わせたり、コミック掲載の#28の最終ページは肉を食べる千夏、#29の最終ページはマシュマロを焦がす千夏、と分かりやすく千夏が食べることが好きな描写を入れてくる。
ここで思い出したのは#4「選ばれし者」の雛の食事に対する考え方。
千夏は「食べるは正義!派」、雛は「食べるは我慢!派」と言ったところだろうか。
千夏パパ登場
千夏の回想になるが、千夏パパ初登場。
後ろ姿と口元、千夏のIH目指すために猪股家にお世話になりたいことを説明すると「そうか」というセリフのみで、明らかに伏せているような描写。
「なにこれラスボス!?w」って思ってしまうような強者感あふれる演出。
現在本誌#140が連載中だけど、未だに本編に大きく絡んできていない。
ただ、千夏のIH出場の目標に理解を示している一方、結果が出なかったら「こっちへ来い!」と言ってきそうな硬派な父親な印象。
これから二人の前に立ちはだかることになるだろうが、どのように乗り越えるか今後注目!
忘れよ?
最近まで起こった事情について「良くないから忘れよ?」と提案する千夏。
それについて大喜は結果的に「俺との距離が縮まることは良くないこと」と思ってしまう。
千夏の猪股家にお世話になっている理由を明確に描写させていたこともあり、読者目線でも改めて線を引く必要性に再認識したわけだが、それに対し大喜は憤りを感じる形となってしまった。
この流れ#10「前日」にあった千夏の「大喜には来年も再来年もIHのチャンスある」というセリフに大喜が怒った件とまんま同じだなw
ここでも子供らしく感情のまんま走ろうとする大喜と理屈を並べて合理的に判断している千夏のキャラ性がよく見えてくる。
これ今後二人のこの性格の違いから衝突したり、大喜のこの子供っぽさが起因で物語が動くなんて展開ありそうだな。
作中でも大喜パパが千夏に対し「少し真面目過ぎるくらい」とセリフあるけど、逆に大喜が子供っぽさが目立つなー、たびたび思ってるけど。
夏休み突入直前
さて大喜と千夏を急接近させるも気まずさを残す形となり、そこに雛が参入という、より三角関係が気になるところで夏休み突入。
もちろん夏休みはイベント目白押しということで読んでてこっちもわくわく。
学生の夏休み前のこの感じ懐かしいなw
こういう学生のひと時は思い出になるから大切にしてほしいと切に感じてしまう、そんな30代の感想を言ったところで今回はここで締めたいと思う。
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