【コミック4巻】アオのハコ#28 自分の家【考察】

アオのハコ_コミック#28 アオのハコ

あらすじ

部屋を後にしようとした千夏の腕を思わず掴んでしまった大喜。

その言い訳をバケツの置き場について聞きたかったと説明。

家に帰ると猪股家ではBBQをやることに。

千夏は家に入り、大喜の父親と具材の準備を進める。

そんなとき、大喜から焼きそばの麺を求められるも、買うことを忘れたことに気づく。

そして、大喜と千夏が一緒に買い足しに行くことになる。

考察

前回#27「脈あり」の続きとなる今回。

腕を掴んでしまった大喜がまたもはぐらかす展開になったが、大喜と千夏の関係性についてぐいぐい動かしに行っている印象。

特に今回渚を使って千夏の心情を引き出していたので、二人の心情にフォーカスして考察していきたいと思う。

ピックアップ
  1. 今の二人の関係性
  2. 千夏を預かる理由

今の二人の関係性

前回では特に触れなかったが、大喜は周りからミサンガに気づかれないよう長靴を履いて掃除をする描写を入れている。

そして今回千夏は、部屋を後にするとき、足元を描いているのだが、ここでミサンガを意識させに来ているような描写を入れている。

ここの描写で二人を対比させているように改めて感じた。

大喜の心情

自分の気持ちが抑えられなくなり、咄嗟に腕を掴んだことに対し、もっと慎重にならないといけないことを改めて決意した大喜。

本来であればこういう勇気ある行動が恋愛には大事だと思うわけだが、大喜の置かれている状況としては悪手だろう。

思考より感情が先に出てしまっているわけだから。

だけど、これが恋愛っていうやつなんだよな、難しいだろうけど。

千夏の心情

部屋を後にする千夏だが、その表情からは悩んでいるように伺える。

これは大喜同じく自分の行動に対し、良くない流れになっていることを反省しての表情と言えるだろう。

千夏としてもこの時点で大喜を好きって思っているわけではないはずだから。

そして、恋愛に対して堅物な千夏に、三浦先生が用意したものは、渚を横に置きつつ2つのことを描写。

  1. 同級生のカップルを登場
  2. 転校するバレー部員を登場

渚からは、千夏に対し「一緒に住むくらいの距離間じゃないと恋愛しなさそう」とのコメント。

それに対して「そんなシンプルじゃない」という回答。

読者に分かりやすく千夏が大喜に対して悩んでいることを描写しているように思う。

千夏を預かる理由

大喜の父親と千夏が普段はなかなかコミュニケーションを取っていなかったということもあり、長めの会話。

その会話の中では回想という形で、大喜の両親が千夏を預かることに対してどのように考えていたかを描写。

まとめるとこんな感じ。

高校の2年分は、大人とは重みが違う。

その時間を守ってあげられるなら助けるのが大人の務め。

これを言える由紀子さん(大喜ママ)本当にかっこいいです!!

元々大喜と千夏の母親が同級生ということだから成立しているところもあるだろうけど、やはりこの決断ってなかなか勇気いる選択だと思う。

言っていることは分かるけど、俺同じような決断できるかな・・・w

大喜パパも千夏のIH出場について誇らしく思っているとも言っていたし、本当に娘のように思っているところが猪股家の温かさに感心。

さて、猪股家については掘り下げた形なのだが、次は鹿野家について掘り下げる描写がどこかで登場してきそうなものだが果たして・・・

大喜と千夏が買い出しに行く展開になったところで、今回ラスト。

ということで今回の考察もここまで。

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