あらすじ
千夏の手が大喜の顔に伸びたが、その理由は冷えピタのせいということでその場を後にする。
翌日、平熱に戻ったことで部活に行くことになる大喜。
向かっている途中、針生たち2年生がプール掃除をしていたが大喜も手伝うことに。
そして、そこには千夏の姿もあり、昨日の余韻もあるが果たして・・・
考察
前回#26「応援するよ」の続きとなる今回。
大喜の顔に手が伸びたように見えるが、それは冷えピタが剥がれそうだったと。
若干はぐらかされているようにも思うが、その翌日のプール掃除のお話が今回のメイン。
個人的にはプール掃除の描写を見て、こういうプールの衛生管理について「どうしているんだろうか」という疑問が気になって仕方なかったわけだが、それはまた違う話なので。
そんなプール回?のお話について考察していきたいと思う。
- プール回?
- 大喜が負けた理由
- 脈あり
- 千夏のリアクション
プール回?
プールが出てきたらプールに入るヒロインたちがいるなど読者に向けたサービスシーンがありそうなものだが、そこはアオのハコ!
この作品らしく、お色気描写なしで勝負する辺りさすがと言えよう!
その代わり、掃除が終わった後、針生が西田に向かって「永久水泳」を強要してギャグでプール回を締めるというw
あとは設定の話になってしまうが、大喜と千夏の学年差があるも、こういうプール掃除という場を設けることで二人の描写を作っていくことに感心。
同学年じゃない設定だけにこの辺りのお話の準備ってどうなんだろうと思っていたから。
大喜が負けた理由
針生との話の中で、大喜が負けた理由について語られる。
大喜がいうように「スマッシュの精度」も課題なのだが、針生曰くフットワークの悪さが立ち上がりから目立っていたとのこと。
大喜2年のお話になってしまうが、今のジャンプ本誌(#128「兵藤さんと」)を読んだ後に改めてこの情報を知ると大喜の成長が感じられるなー。
脈あり
さて今回のサブタイでもあり、コミック4巻のタイトルでもある「脈あり」。
針生より「人それぞれ」と語られるが、「脈なしなら自分から触ったりはしないはず」との自論。
こういうときの針生の発言ってやっぱり先生の意見ってところだろう。
それを考えると、千夏のあの行動ってこの作品的にはやっぱり「脈あり」行動って言えると思う。
逆に気を付けないといけないのは、さりげないボディタッチは破壊力があるから、男どもが勘違いしてしまう!
特に思春期の高校生だったらそれだけでイチコロだよな。
だから今の若者よ!
ボディタッチは「脈なしではない」かもしれないけど、「脈あり!?」と浮かれてそれで好きになったりするのは本当に注意してくれ!
千夏のリアクション
序盤そんな急接近があったにも関わらず、千夏は「そのまま寝なさい」と言うだけで意外とクールな対応。
だったのだが、終盤大喜が昨日のお礼を言ったときのこの千夏のリアクション。
昨日はそういう描写は特になかったけど、大喜の部屋出たときも同じように顔を赤らめていたことが想像できる。
そして、大喜は思わず千夏の腕を掴むところが今回の引き。
これぞ青春!いやー前回からのこの流れ本当に熱いねー。
今って大会終わって大喜が落ち込むも元気が出た後ってところだから、物語も少しスローペースにしてもいいようなところと思いきや、間髪入れずにまだまだ全力で走っていくなー。
これがこの作品の良いところ!
さて、今回もいいところで次回につなげてきているが、こちらも今回の考察はここまでにしたい。
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