【コミック3巻】アオのハコ #25お疲れ様【考察】

アオのハコ_コミック#25 アオのハコ

あらすじ

期末試験まで1週間となった大喜たち。

そんな中、インターハイ出場が決まった女バスは次の試合が2か月後と迫っていることもあり、夜遅くまで練習。

試験対策の勉強に苦戦する大喜だが、インターハイが決まっている千夏とはなんとなく顔を合わせづらくなってしまう。

そして、試験も無事終わり、部活終わりの男バドの部員たちはそのまま打ち上げに行く流れになるも大喜は断ってしまう。

家に帰ると熱があるのか頭痛が辛くなってくる大喜。

そして、あのときの負け試合など嫌な記憶を思い出してしまうが、そこに・・・!?

考察

前回#24「それがスポーツだろ」で大喜が試合に負けたことで、落ち込んでいたがその続きとなった今回。

試験勉強に追われている大喜だが、IH出場が決定している千夏と比べてしまい、最終的に「かっこ悪い」と自己嫌悪したセリフを言ってしまうが、そこで千夏が登場というところで引き。

今回もシリアスな描写を入れているが、ところどころギャグ要素も散りばめてきていて、個人的にはこの感じは好きだったりする。

そんなギャグとシリアスが混ざった今回#25を考察していきたいと思う。

ピックアップ
  1. ギャグ描写
  2. 大喜の劣等感

ギャグ描写

漫画と言えばギャグは付き物!であると思うから別に普通だし、この作品でも珍しくないんだけど、学生にとって大切な事柄である試験と、その対策の勉強風景をギャグを入れつつ表現。

しかも、今回そんな描写が結構散りばめていたので感想ということで紹介。

冒頭

前回ラストの大喜「俺は負けた」から、今回冒頭「もう無理だ、諦めるしかない」(ページめくると)

期末試験なんて

みんなが「なんだよ、期末テストかよ!」って思わずツッコんでしまう、これも先生の戦略通り。

そして廊下を歩いている大喜は雛に会うわけだが、雛も追い詰められている状況。

この二人はあまり勉強が得意ではない様子。

そこでもいつも通りの二人のやり取りなのだが、雛は大喜が今回結果が振るわなかったことを気遣う。

そして匡からは、大喜が千夏とあまり話せていないことを聞かされ、そこでも心配な顔を見せる雛。

こういう小さな優しさがこちらの好感度を上げているんだよなー。

試験までの日常

さっと描写しているのだが、英語の授業中では、雛が鼻ちょうちん出しながら寝ていたり、バド部の練習中の「ファイトー!」って声出しの中に「Fight!(ネイティブ)」があったりと英語で苦労している風景が描写。

明確に描かれていないがネイティブFight!言ってるのはこれ大喜なんだろうなw

一人だけそんなこと言ってたら絶対おかしいだろw

西田のいじられ具合

針生がIH出場ということで、みんなにお礼の挨拶と今後も協力してもらうよう依頼。

積極的に返事をする西田だが、速攻固辞ということで、この西田のキャラよ。

そのあと、部活で紙に目標を書くって描写があるが、西田が一度漢字書き間違えているにも関わらず、味があるとかで書き直さず、汚い状態で紙を貼付。

目標は「インターハイ出場」(しかも間違えたのが難しくもない”場”の漢字・・・)

そこに颯爽と現れたのが針生で目標「IH優勝」の紙を西田の紙の上に貼付。

なんかこれ嫌だなw

ただ西田よ、こういうところだぞ。

”場”の漢字を間違え、味とか言ってしっかり直せない人がここぞというところでしっかり勝てるのか!?

その甘さはバドにも出るんだぞ!?なんて偉そうなことを言ってみたりする。

だから、そんな西田は試験終わりの打ち上げでみんなに奢ればいいと思う。

こうやっていじられるキャラってリアルでも漫画でも大切だよね!

大喜の劣等感

さて、今回の大切となる描写なのだが、声大きくしてたが目標が叶わなかった自分と達成した千夏を比較したことで、自分をかっこ悪いと表現。

これ気持ち分かるなー。

だから俺はあまり声大きく言いたくないんだよなー。

もし失敗したらかっこ悪いもんやっぱり、そう思っちゃう。

でもこれって達成しないこと前提で考えること自体、消極的だからその覚悟を示す意味でも大きな目標を公開することは良いことだと思うし、そもそも一生懸命やっている姿はかっこいいと思う。

ただ、そういう気持ちがあったのか大喜が紙に書いた目標が「スマッシュの精度を上げる」になっている。

今までだったら間違いなく「インターハイ出場!」って書いていた。

それだけ自分の実力を突き付けられたってことだと思うし、スマッシュについては相当課題だと思っていることになる。

そんな風邪まで引いて弱った大喜の元に、「お疲れ様」と最高のタイミングで登場する千夏。

そんな弱っている大喜に千夏がどんな言葉をかけるか注目のところで今回はここまで。

あとがき

だいぶ時間かかってしまいましたが、コミック3巻の考察はこれにて終了。

雛が動き出し、本格的に三角関係となってきたり、インターハイ予選が始まったりと物語が大きく動き始めた印象です。

大喜は負けてしまいましたが、千夏はいよいよインターハイということでそちらも注目でしょう。

本誌の方が、丁度1年後のアオのハコの時間軸になっていますので、展開予想の糧になんて思っています。

それでは今回はここまで、最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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