あらすじ
男バド・女バスともにインターハイ県予選の日が近づいてきた。
そんなある日の帰り道、大喜が歩いていると前には荷物を多く持った千夏の姿が。
周りからの目を考慮し、偶然会ったフリをしながらも千夏の荷物を持ち、一緒に歩く大喜。
しばらくすると、大喜がとあるところに一緒に来てほしいと千夏に提案する。
考察
- インターハイ県予選まで残り僅かと分かる描写
- 神社に参拝
今回は試合前の箸休め的な回。
正直この回を読まなくても全然ついていくことはできるだろう。(と言ったら先生から怒られるだろうか)
逆に、この作品においてはこういう回があまりなかったように思えて、むしろ珍しいと感じさえする。
そういう意味では、人気に火がついて、ジャンプの掲載順位がいいポジションで安定するようになってきたことにより、余裕が生まれたって考え方もできる。
まあそこは深く考えず、純粋に楽しむってことでいいとは思うが。
さて、それでも注目しておきたいトピックはあるので、今回もピックアップして考察していきたいと思う。
- 県予選まで残り僅か
- 佐知川の兵藤
- 荷物を持った千夏
- 神社で勝利祈願
県予選まで残り僅か
便利コム 2021年(令和3年)カレンダー https://www.benri.com/calendar/2021.html
11~12 千夏県予選
18~19 大喜・千夏②県予選
冒頭、カレンダーが登場。
また、針生と練習する大喜だが、休憩するため体育館の外を出ると、そこには千夏率いる女バスの姿が。
そして、そこではお互いの試合の日程を確認する描写あり。
女バスの日程について大喜が「来週土曜」と言ったことを踏まえると、このときの作中は6月1週目。
また、少し場面が変わって部活終わりの帰り道、大喜が「あと10日」と表現。
予選が近付いていることを意識させていることが分かる。
試合近付いているときって、自分の学生時代はゲーム形式の練習を入れていたような気がするんだけど、なんとなく昔を思い出すようなそんな描写だった。
佐知川の兵藤
名前だけだが、兵藤さんがここで初登場。
- 針生が県大会で負けて結果は3位
- 本人は結局そのまま勝ち上がって全国優勝
全国優勝というトンデモないスペックの強者であることがこの時点で判明。
大喜のインターハイ出場の目標に関わってくる重要人物であることがこの情報だけで言えるだろう。
荷物を持った千夏
荷物持ちますよ
荷物が多い千夏に大喜が手伝うことを提案。
それに対し、千夏は遠慮する。
理由として、作中で言われているが、#7ラストの描写「女子と同じ家に帰るのは恥ずかしい」発言を覚えていたため。
前にも指摘したような気がするが、「そもそも隠したいなら一緒に帰るのが恥ずかしいとかではなく、一貫して隠し通せ!」ということは一旦置いといて・・・
注目したいのは、今の大喜には恥ずかしい気持ちがなくなっていること。
今後の描写にも影響することからここではしっかりと当時と比べ、大喜も成長していることを表現したかったということだろうか。
例え、他の男性の視線を気にしたことが、勇気を出したきっかけだとしても。
まあそれでも遅い時間に荷物を大量に持った、且つ知っている女子が一人歩いていること自体、フォロー入れたいところではあるね、男としては。
これが居候している好きな人だなんて、持たないなんて選択肢は無い!
荷物お運びしますね
一度千夏に遠慮されたことでテイク2を実施する流れ。
今回#19のサブタイとなるセリフ。
周りの人に見られてもいいように「帰り道偶然会った後輩が荷物を持っているだけ」という最高の言い訳をしっかり携えて、そしてなぜかそれをしっかり実演してみせた大喜。
そう!
こういう言い訳をあらかじめ準備することが大切なんだよ。
再度演出する辺りは面白い流れではあるがw
そしてそのノリで千夏の居候に対しての本音を引き出すことに。
そもそも、こういうノリでやったりする冗談半分の会話ってなんか良いよね!
さて、大喜の家に住まわせてもらっていることで、自分の夢を諦めず挑戦できることに感謝している千夏だが、それを見た大喜は何を想ったのか。
神社で勝利祈願
そこで大喜は千夏に対し、じゃんけんを提案。
勝った大喜は疲れているところ申し訳ないと言い、神社へ誘う。
わざわざじゃんけんまでやって神社誘う辺り、先生のこの配慮よ!(いつも言っている気がするが)
この神社もモデルあるだろうなー。(〇〇神社 ”大”に”息”って字?二文字目が分からない)
神社でカブトムシが取れる発言があるも虫ということで嫌がる千夏。
千夏の苦手な物情報をしれっと投下。
大喜が勝利祈願を誘った理由として、自分の目標のためとはいえ、他人の家に居候してまで挑戦しようとしている姿に”同士”としても神様にお願いしたかったため。
デートスポットしてもこういう場所はありかと思うが、#16のサブタイにもあった”同士”ではなく、今後は”恋人”として再度訪れる姿を見たいところではある。
最後に
箸休めな回と言いつつ、なんやかんや長くなってしまった。
いよいよインターハイ県予選が始まるということで、ストーリーとしても面白いところではあるところなので、期待しつつ今回の考察はここまで。
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