【コミック3巻】アオのハコ #18がんばれって言って【考察】

アオのハコ_コミック#18 アオのハコ

あらすじ

雛の足を保健室で診てもらうも特に異常なし

大会前で痛みに神経質になっていたのではとの先生の見解。

そこで雛が抱えていたストレスの原因を聞く大喜。

そして、このままだと勝てないかもしれない相手がいることを聞かされる。

足の痛みも取れ、保健室を後にすると2人だが、雛がある言葉を言ってほしいと大喜にお願いする。

そして、雛の試合も終えたが、結果は果たして・・・

考察

#15から続く雛回の第四弾!

前回#17時点で大喜に対する気持ちを自覚した雛だが、間接的ではあるが早速大喜に対して仕掛けてきた印象。

そして今回のラストでは、雛の気持ちに対して千夏が考えている姿を描写。

そんな雛と千夏の心情が描かれた大切な回を今回もいつも通り考察したいと思う。

ピックアップ
  1. 勝てないかもしれない人
  2. がんばれって言って
  3. 千夏の気持ち

勝てないかもしれない人

ストレスのせい

足には特に異常なしの診断で、大会前で神経質になっていた可能性があるとの見解。

猪股カウンセラーで下記内容を雛の口から判明。

「こんなカウンセラーはイヤだ」に対して「大喜利のお題かよ、大喜だけに」っていうこのセンスよ。

  • 寝れなかったのは海外ドラマ視聴ではなく、ストレスのせい
  • 日本代表選手の娘だからという期待で、過度なプレッシャーとなっていた
  • コーチは笑っているだけでアドバイスはない

大体わかっていたことだけど、個人的にはコーチについて「やっぱりかw」って思ってしまった。

普段強気な発言も結局は周りへの気遣いなだけで、あくまで他と同じ女子高生と。

まあこれはこれで雛のキャラクターになっているところあるとは思う。

審査員が虜になっている

雛の口から勝てないかもしれない人がいる発言。

大喜は新体操の話だと当然思っているが、相手はもちろん千夏のこと。

雛が強者ゆえに思わず逃げたくなるくらいだと伝えると、ここでも大喜は雛の性格を理解しており、「雛は絶対逃げない、逃げたら逃げた自分を許せないタイプ」と言い当てる。

雛もこれに対して納得、そしてこの言葉ですべてを吹っ切れた様子。

雛の「もう痛くない」と言ったときの表情から見ても分かるように、気持ちが晴れたことで、足の不安も消えてしまったよう。

親友という昔からの付き合いがあるということもあり、二人のやり取りみていると本当に相性良いように思う。

がんばれって言って

今回のサブタイトルにもなっている「がんばれって言って」のシーン。

両手がズボンを少し掴んでいるところからも、雛が勇気を振り絞っている様子が伺える。

そして、大喜から「頑張れ」って言われた時のこの雛の表情。

この見開きが4話かけていた雛回で一番魅せる描写になるけど、嬉しさが本当に伝わるいい描写だと思う。

「言われなくても頑張るもん」ここ可愛くないですか?

県予選1位通過

全てを吹っ切れた雛なのもあってか、県予選を無事優勝。

部員から祝福されている雛の姿を見ていた大喜に、いつもの雛節である観覧料!も炸裂。

いつも通りの姿に安堵する大喜だが、鋭い匡は雛の表情と言葉から、大喜に対する気持ちを自覚したことを察する。

匡のこの冷静な分析力はホントやるよ!

さて、今回の件でもう迷わない、そして逃げないことを決意した雛が少しずつ攻めてくることが予想される。

そのあたりのやり取りが今後の楽しみになってくるところ。

千夏の気持ち

次は千夏のターン。

ということで、自宅にて大喜とのやり取りを入れてくる。

被る二人の表情

いつもの接骨院で雛と会ったことを大喜に伝える。

県予選1位なことに感心する千夏に、雛がまだ満足する演技ではなかったことと伝える大喜。

その大喜の言葉と表情に#15で見せていた雛の表情を思い出す。

#15でみせた雛の表情と今回の大喜の表情を重ねてくる描写。

早速雛の気持ちを察している千夏を悩ませるような描写を入れてくる。

千夏じゃなくても、二人がお似合いだと思ってしまうわ。

自分の存在が邪魔になることに罪悪感を感じながらも、バスケのためにこの生活を続けていくことを改めて決意するわけだが、こればっかりはね・・・

自分の目標があくまでバスケのためだからね。

千夏は気遣っているが仕方ないよね。

ただ、改めて思うこととしては、大喜に対して恋愛的な好意っていうのは千夏からはまるで感じないわな。

千夏のTシャツ

さて、今回も出てくるTシャツ考察のコーナー。

今回のお題は”CHINANAGO”。

チナナゴってなんだよ!って思って調べてみたら、チンアナゴだったw

ってかなぜチンアナゴって感じだったけど、これは千夏がチンアナゴ好きって可能性が考えられる。

#14「水族館」で大喜が千夏に「今回のデートのことをどう思っているか」と思う描写があって、いくつかパターン考えているわけだが、その中で「自分のことを賭けの対象にしたことのお詫びとして奢らせる!」ってパターンを大喜は想像していて、そのほしい物にまさかのチンアナゴのぬいぐるみがある。

ということで、千夏がまさかのチンアナゴが好き、そして#12「あいつが勝ったら」で散々考察したエポーレットシャークのストラップも千夏が実は魚が好きで購入したものと考えるのが一番自然な気がする。

それでも匡がわざわざこのサメの正式名称を言ったことは不明ではある。

次回

ということで今回#18の考察はここまで。

次回からインターハイ県予選がスタートする展開になるが、本誌では一年後のインターハイ予選目前!となっている。

本誌の展開予想するためのヒントになるかもしれないので、そんな視点で次回も考察したいと思う。

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