#62のおさらい
#62の考察内容を一部転記しております。一度ご覧になられている方は下記”考察”まで飛ばして頂いても構いません。
概要
#62「なんて言いました?」にて、大喜と千夏が文化祭の軽音ライブを楽しんでいる最中。
大喜が「なぜライブに誘ったか」を質問した際、千夏が耳元で回答するもライブ音でかき消され、結果として大喜はなんと言われたか分からず仕舞い。
また、ポイントなのが今回読者にも伏字となっていて内容が分からないこと。
そして現在本誌#161(2024/8/19発売)時点でもこの伏線は回収されていない。
候補
まずは下記を候補としたいと思う。
- 千夏自身の気持ちが分かるようなセリフ
- 恋敵である雛をより意識したようなセリフ
- その他、上記と全然違う内容のセリフ
ポイント
雰囲気としては①や②に近いセリフになるのではないかと思う。
①②の共通して言えることとしては、中心にいるのは大喜であること。
そしてこれを紐解くには、大喜に対する千夏の心情がポイント。
考察
さて、前回までのおさらいを述べたところで、続きを考察していきたいと思う。
今回は大きく3つの項目からヒントを探ってみたいと思う。
- 作画から見る予想
- 千夏の心情
- メタ的な目線
- まとめ
作画から見る予想
口の形
皆さん「一文字の口の形で何が分かるねん!」
私「はいそうですよね。ごめんなさい」
どの言葉のときの口の形か分からないからなー。
一応載せてみたものの正直これは考える必要ないのかもしれないw
しいていえば、口の形からして母音が「あ」ではないだろうか。
出始めの言葉の口の形だと想定すると「たいき」とか?
文章量
どちらかと言えば、こっちを考慮したかった。
ライブ音が大きい状態と分かった上で、大喜からの質問を答えるとき、千夏が話す内容。
「文章量が多いわけがない」
当たり前と言えば当たり前。
実際のかき消された雰囲気としても、長文ではなく、ある程度短い文章量であることがここからも言える。
千夏の心情
一覧
ライブでの例の描写を中心として、前後の千夏の心情を取り上げたいと思う。
内容:大喜に対する千夏の心情を一言で記載
・ストレートに千夏の心情 ・雛絡みの千夏の心情 ・部活絡みでの想い
話数・サブタイ | 内容 |
---|---|
#35「おもしろいもの」 | 大喜を男子として見ていることを自覚 |
#36「行かないと」 | 大喜が雛の元へ行くことに寂しげな表情 |
#37「もしもーし」 | 寝ている大喜に「それなら私だって・・・」 |
#44「叶ってないよ」 | 雛が告白したがまだ付き合っていないことが分かる |
#45「8月26日」 | 「困ったら誰か頼ること」を言われ大喜を選択 |
#50「ずるい女」 | ずるさを反省、素直になることを決意? |
#52「見たいでしょ」 | 雛が告白したことを千夏に告げられ、悩む |
#57「私は知ってる」 | バドに対する大喜の努力を知っている |
#59「してないですよ」 | 大喜がキスについて過剰に反応 |
#60「観に行こうよ」 | 大喜をライブに誘う |
#62「なんて言いました?」 | <大喜の耳元で何か言う> |
#64「親友として」 | 大喜が雛にキスしたように見える |
#66「話なら聞くぞ」 | 気になる人がいることを花恋に共有 |
#67「花が咲くまで」 | 大喜をまだ好きではない(花咲く=好き) |
#69「いのた!」 | サボテン購入 |
#90「1つのことだよ」 | バスケの迷いも同士がいれば頑張れる |
#92「つらい時には」 | サボテンの花が咲く(好きになった比喩) |
印象
ぱっと見でも、ライブ行く前までのお話のところでは雛を絡めた千夏の心情が多く描かれているように感じる。
逆に、ライブ以降(というか花恋の家で大喜を気になっていると告げて)から、大喜のことを「気になる→好きになる」に変化させにいってることもあり、ストレートに千夏の心情が描かれているような印象。
というか、大喜が雛に付き合えないことを言ったことで雛離脱で千夏の心情メインになったといったところだろう。
ここから分かること
- ライブ時点で大喜のことを”気になっている”可能性高い(まだ好きではない)
- 雛に影響されている可能性あり
メタ的な目線
読者にも伏せる必要性
2パターン考えていきたい。
演出
読者「えっこれなんて言った!?」
でアオハコファンがざわついたことだろう。
現時点で回収されていない伏線だけあってアオハコ界隈でも盛り上がるネタ。
なのでこうやって伏せておくだけでも読者たちは楽しむことができる。
前提:ただの演出ではない
ただ、ここでは演出は演出でも、千夏の言葉が”意味を持たせたセリフ”である前提で考えていきたい。
なぜならば、セリフに意味を持たないパターンだったとしても、ただの演出として成立してしまう。
そして、それの言葉を予想するのはさすがに選択肢が多すぎる。
(まあ当然と言えば当然なのだが一応)
未開示情報
ストレートに考えると、この#62時点で情報開示できない言葉の可能性。
ネタばれになるからね。
つまり、#67「花が咲くまで」で判明する「大喜のことが気になっている」につながる言葉の可能性が一つ候補か。
伏線回収の有無
これも2パターンを考えたい。
回収されない
可能性としては、「逆に回収することで盛り下がる」セリフだったとき。
これは上記項目の”ただの演出”で深い意味を持たせていない場合。
それなら当然回収しない方がいいのも頷けるだろう。
それ以外にも、単純に演出として最後まで回収されないことで読者の想像にお任せパターンもある。
回収される
理想をいうと「回収することで盛り上がる」セリフだろう。
セリフもそうだが、あとは回収するタイミング。
これもいろいろ予想できるところではある。
一番早いタイミングとしては現在本誌でいうところだと、大喜2年生の栄明祭が一つ候補だろうか。
それかもっと遅いタイミング考えると本当に最終回付近とか。
しれっとどこかの回想とかで紹介されるとかも。
もうこれも言い出したらキリがないな・・・
まとめ
一覧
候補は出したので、一旦まとめたいと思う。
項目 | 候補 |
---|---|
口の形 | 母音の言葉を含む可能性「(たいき」など)→考慮しなくていいか |
文章量 | ある程度短い文章量 |
千夏の心情① | 大喜のことを”気になっている(好きではない)”可能性高い |
千夏の心情② | 雛に影響されている可能性あり |
伏せる必要性① | 盛り上げるための演出 |
伏せる必要性② | 未開示情報「大喜が気になる」につながる言葉 |
伏線回収の有無 | 回収するなら盛り上がるセリフとタイミング |
優先して考えたい項目
まず考えたいのは「盛り上がるセリフ・タイミング=伏線回収」or「それ以外=伏線回収しない」のどちらなのか。
ただ、伏線回収するセリフを考えるにせよ、難しく思ってしまうのが現在大喜と千夏は付き合っているわけで、当時の千夏の心情を開示することで果たして盛り上げることはできるのかという点。
もうそこは三浦先生の腕に任せ、伏線回収で盛り上がる描写になることを信じよう・・・と思っていたけど・・・。
あったわ、盛り上がる展開!
その今回伏せられたセリフが、実は他のセリフと対比になっていること!
これなら盛り上がれると思う!
ただ、対比するセリフがすでに作中使われているセリフとも限らないし、予想当てるのは厳しいよなー。
セリフ
では上記一覧でまとめた情報も踏まえつつ、いよいよセリフを予想してみようと思う。
№ | セリフ | 備考 |
---|---|---|
1 | 「大喜くんだからだよ」 | ド定番 |
2 | 「素直な気持ちに従っただけだよ」 | 自分の気持ちをより意識した表現 |
3 | 「私を見てほしかったからだよ」 | 雛をより意識した表現 |
4 | 「隣にいてほしかったからだよ」 | #92のセリフ「つらい時は隣にいるよ」を意識 |
千夏はあのとき何を言ったのか(結論)
雰囲気としては上記のセリフのような、大喜に対する千夏の心情が表現されているものだと思う。
その中でも個人的に一番好きなものを選んで、セリフを入れてみた。
大喜「千夏先輩なんで今日誘ってくれたんですか」
千夏「それは・・・」
千夏「隣にいてほしかったからだよ」←俺の予想
理由としては
①#92「つらい時には」の「大喜くんがつらい時は隣にいるよ」のセリフと対比
→連載2周年のお話ということで、より重要回の印象となる。
→「(私がもっと楽しむためにも)隣にいてほしかったからだよ」だったらアツくない!?
②「隣にいてほしい」なら気になっているセリフに近いように思ったため
→逆に「(大喜の)隣にいたい」なら気になるではなく、好きの表現に近いと考えた。
→雛を意識してのセリフとしてみても、十分な言い回し。
になるが、それなりに上記一覧の条件と一致する内容になっている。
最後に
いかがだったでしょうか。
正直答え合わせしないことには正解かどうか分からないどころか、今度回収されるかも分からない伏線です。
そして、考察してみたものの全然合っていないかもしれないのが予想の難しいところ。
実はツッコみどころも多いのかもしれませんが、そこはお許しください。
ただ、今回初めて単発での伏線内容の考察記事仕上げましたが、意外といい感じの内容に仕上げることができたと思っています。
元々こういう内容を上げることも目標の一つだったので、なんとかやれて良かったです。
ちなみに、他にも描きたいネタはいくつかありますので、また時間取れれば考察していきたいと思います。
ということで今回の考察はここまでです。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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