高砂は本当にいいやつなのか
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はじめに
元々両想いだった匡菖蒲。
ただ、すれ違いが多かった二人の行く道というのが、#168「これが私だ」にて菖蒲が高砂と付き合うことになってしまった。
だがしかし!
#193「あけまして」にて現状の菖蒲高砂の関係性について描写されたが、そんな中、匡が菖蒲のことを諦めていないことが確定。
「匡菖蒲がこのままの状態でアオのハコの連載が終わるなんて嫌だ!」
「俺は匡菖蒲が結ばれる未来を見たいんだ!」
ということで今後匡菖蒲が結ばれる可能性について考察していきたいと思う。
考察
まず、匡菖蒲が付き合うルートになるために考えないといけないポイントとしては
① 匡菖蒲は現時点でお互いどう思っているか
② 菖蒲高砂の関係については順調なのか
の2点だろう。
最終的なゴールとして、匡菖蒲が結ばれる未来を考えるのであれば当然だが、高砂には菖蒲と別れてもらわないといけない。
「大喜千夏が別れます」でも考察している部分になるが、カップルの破局というのは恋愛作品としてみても、他ペアとの差別化としてみても重要な要素になると考えている。
つまりは、三浦先生としても繊細に描写するのではないかと思うわけだが、そうなると物語として無理なく、そして一番可能性がありそうなルートを予想したいところ。
そんな今回も物語の構成という観点から考察を進めていきたいと思う。
匡菖蒲
まずはここ。
現時点で菖蒲高砂が付き合っているわけだが、先ほど述べた要素である「匡菖蒲は現時点でお互いどう思っているか」について考察していきたいと思う。
匡の心情
ところどころに菖蒲を意識しているような匡の描写があったことで、読者サイドとしても匡がまだ菖蒲に未練があることはなんとなく気付いていたかと思う。
そんな中、#193「あけまして」にて成り行きで大喜が匡に菖蒲のことを問うわけだが、その解答というのが
匡「口には絶対出さないから 大丈夫」
ということで、ここでセリフとして初めて菖蒲を諦めていないということが明らかとなった。
正直ここについては大方の読者が予想していた通りではあるものの、こうして確定したという事実がポイント。
ということで次見ていきたいと思う。
菖蒲の心情
高砂と付き合って以降、匡とのやり取りはいくつかあった。
その中でも重要なポイントが2点ほどあるので、まずはそこを見ていきたい。
ポイント① きっかけ
菖蒲「左手スマッシュ かっこよかったもんね」
匡「あんまり彼氏以外にかっこいいって言わない方がいいよ」
菖蒲「え?」
#185「ヤバイよね」にて、千夏含めたバドのレクリエーションを楽しんでいた際に登場したやり取り。
匡の言葉に対して菖蒲が驚いている描写なわけだが、なぜ菖蒲が驚いているのか。
詳細については#185「ヤバイよね」にて解説しているので概要欄をチェック。
俺の解釈を簡単に述べたいのだが、まずは#168「これが私だ」で登場した高砂と付き合う直前の匡に対する菖蒲の心理描写の振り返りとして、次の点はまず抑えておきたい。
元々匡は彼女を作ることに興味ないと思っていた。
そんな匡の初恋相手が咲季で、今まさに振り向いている。
そんなときに自分がうろついたら邪魔者になる。
そもそも咲季の存在がネックとなっていてアプローチしにくい。
つまり、匡が自分に対して脈無しだと思い込んでいる。
そんな匡が、自分の言葉によって好きになる可能性を感じたから菖蒲は驚いていると推察。
そして、このわずかな匡のセリフから菖蒲自身が勘違いなのではないかと疑念を抱くきっかけにしたいのではないかと感じる。
ポイント② 隠し
菖蒲「色んな面倒くさいを超えられるほど 好きじゃなかったのかな」
匡に対する菖蒲の心情が分かる描写としては、#168「これが私だ」で登場したこのセリフがラスト。
それ以降は匡菖蒲でやり取りはあるものの、好意と取れるような描写はない。
そんな中、#193「あけまして」で甘酒のやり取りがあるわけだが、その際、菖蒲の心情を匂わせつつも目元を隠す形で明かされなかった。
何もなければ隠すような演出にする必要がない。
高砂と付き合っているにも関わらず、あえてこういう匂わせがあるというのは意味がある描写と考えるべきだろう。
そう考えると必然的に匡に対する何らかの好意と思われる表情を隠していると推察。
結論
匡については諦めていない気持ちが確定しているわけだが、菖蒲については現状伏せられた状態となっている。
菖蒲についても今後掘り下げられる可能性は高いわけだが、先ほどの考察内容より菖蒲も匡に対して好意が残っている可能性が高いだろう。
ということで確定していないものの、匡菖蒲がまだ両想いであることを前提に次に進みたいと思う。
菖蒲高砂
次に見ていきたいのが、「菖蒲高砂の関係については順調なのか」について。
高砂が本当にいい奴なのかは一旦置いといて、#193「あけまして」の姿を見ていると二人の関係性は良好であるといえるのではないだろうか。
ということで良好な二人を最終的に破局に持っていきたいわけだが、ゴールに行くまでのプロセスが無数にあって困難となっている部分。
ただ、今考えられる範囲でヒントはあると思っているので、考察していきたいと思う。
先生の特徴
まずはこのアオのハコの作者である、三浦先生の特徴を考えたい。
アオのハコに登場するキャラクターたちはどれも好感持てる良キャラとなっている。
(藤木は除く)
初登場では印象悪かった松岡や夢佳を思い出してほしい。
夢佳は言わずもがな、松岡なんてちょっとうざい残念なイケメン?キャラと変化していないだろうか。
そんな風に思っていたのに、藤木が結局本当にヤバイ奴ってわかった時は驚いた・・・
藤木とかいう例外がいたものの、大喜千夏をはじめとした登場人物の印象が悪くならないようにうまく立ち回らせているのも三浦先生の強みだろう。
こうやってキャラを大切にしていると感じる三浦先生なら、最終的にキャラの格をどん底まで下げるような展開には持っていかないのではないかと俺は予想している。
特にアオのハコにおいてネーム解禁となっているキャラは数多くない。
(ショートバングの子なんていまだにネーム解禁されていないんだぞ)
しかもその中でもフルネーム解禁キャラとなるとこの作品でも重要キャラと言えるだろう。
そう考えても「守屋菖蒲」「高砂翔太」をぞんざいに扱うことはしないと考えている。
ということでこの要素をベースとしてみていきたいと思う。
プロセス
かなりざっくりではあるが、プロセスの中でポイントとなる要素を書き出してみた。
良好な菖蒲高砂
↓
① 別れる原因は何か
② どちらに非があるのか
③ どちらから別れを切るのか
↓
破局
当然ではあるが、①の原因については現状候補がいくらでも出てきてしまう。
ということで①の原因は一旦置いといて、後ろからになってしまうが選択が狭そうな
③ どちらから別れを切るのか
② どちらに非があるのか
の順に考察したいと思う。
どちらから別れを切るのか
個人的には菖蒲から別れは切り出しにくいのではないかと考えた。
理由としてはこれ。
「好きな人が新しくできたから別れて!」では菖蒲の格を落とすことになるように感じるため。
元々高砂から告白しているわけだが、昔の軽い恋愛観に戻る意味でも菖蒲は付き合うことを了承している。
そして今まではその軽い恋愛観だったこともあり、付き合った人数は多いものの長続きしない。
これを考えると、おそらくこの考え方を本当の意味で改めようと決意するような描写が今後来るのではないかと予想している。
そんな菖蒲がたとえ自分の気持ちに気付いたから「はい、高砂さよならー」では読者目線だと印象が悪いので、やるにしても三浦先生がフォローいれる形になるのは必須。
もし菖蒲の印象が悪くならない別れ方をやるなら「高砂悪者にして菖蒲が去る」のような菖蒲が離れたい理由を作らないといけない。
ただそうすると今度は高砂の印象が悪くなる。
そう考えるとやはり菖蒲から切り出す展開はどっちかの印象が悪くなる。
そうなると一番可能性ありそうな選択としては「高砂から別れ話を切り出す展開」にならないだろうか。
視聴者「は?高砂から別れ話を切り出す展開?菖蒲LOVEの高砂が!?」
という声が聞こえてきそうであるが、そこは後程詳しく掘り下げたいと思う。
どちらに非があるのか
ここも難しい要素。
別れる原因を意識すると、内容によってはやはりどちらかが悪い印象になりかねないところ。
そんな要素ではあるが、先ほど考察した内容を踏まえ、印象が比較的操作しやすい展開を予想したい。
「告白した高砂が 菖蒲LOVEにも関わらず
自分に非があることを認めて、菖蒲に別れ話を持ちかける展開」
これならどうだろうか。
これなら例え菖蒲が匡の元に行ったとしても、菖蒲の高砂に対する罪悪感はないのではないだろうか。
ただフォローしないといけないのが、即乗換えになると軽いノリの恋愛観と見えてしまう点。
ここは物語の構成としてどういった話に持っていくかは考察要素。
そして、もちろん気にしないといけないのが高砂に非がある内容について。
結局高砂が原因となるとやはり内容次第で印象が悪くなる。
ここをどういった内容にするかを次述べていきたいと思う。
別れる原因は?
正直無数にある。
ただその中でも一番勝率が高そうなルートを見つけたい。
内容としては、
「原因は高砂だが印象が悪くならないように持っていける展開」
が大前提。
ここで考えていきたいのが、#193「あけまして」から解く高砂の設定。
個人的な見解としては、
1.笑顔の胡散臭さはあるものの、印象の面を考慮すると菖蒲LOVEの気持ちは本物に見える。
2.見栄を張るための小さな嘘を挟む可能性ある性格
→文化祭編の匡との対比からも意識させにきている描写
3.呼び方が菖蒲本人と友人の前で違うことから憧れの気持ちが残ってる可能性
解禁されたこの情報から考えると、菖蒲に対する憧れが抜けていないならそれは自信が持てていないことへの表れであり、フリなのではないだろうか。
そして、本音ではなく嫌われないために菖蒲が喜ぶ言葉を意図して選んだり、自身をよく見せるような嘘をついているとしたらここが大きなヒントになるのではないだろうか。
この要素を踏まえ、別れる原因を含めたエピソードを考えてみた。
時に自分をよく見せようとするために嘘をつくことは厭わない高砂。
でもそれは菖蒲に対する大きな愛情ゆえの言動。
だが現在の菖蒲は軽めの恋愛観モード。
自分との愛情の差を実感してしまうことにより落胆。
そんな弱っているときに見てしまう。
匡と話しているときの菖蒲の表情。
そこに生まれるのは強い嫉妬心。
そんな感情に振り回されてしまうも最終的に選ぶのは菖蒲との別れ。
恋愛作品として魅せるポイントとなる強い嫉妬心やそこからの愛情から憎悪に変わる部分など人の醜い感情を表現できそうな内容にもつながりそうではあるものの、膨らましすぎるとどうしても高砂の印象が最底辺まで沈んでしまうような印象。
個人的には強い嫉妬心までは持っていかず、その手前くらいの心情を描写するのではないかと予想してしまう。
この辺りをどう持っていくかは三浦先生の腕の魅せ所ということで、すごく楽しみに感じてしまうところ。
最後に
匡菖蒲の考察というより、気付けば高砂メインで掘り下げるような考察になってしまったでしょうか。
個人的には根拠を出した上で一番ありえそうなルートを述べたつもりですが、これについては本当にただの妄想で終わる可能性も高いと思います。
ただ少なくとも今後本編にて登場する可能性ある要素は語ることはできたと思うので、その辺りを頭の片隅に残しつつ、これから描かれるアオのハコをより楽しんでもらえたら私としても嬉しいです。
さて、今回考察して思ったこととしては別れを描写するなら、どちらか もしくは両方に原因があってうまく立ち回らないとやはり印象に影響してしまう点です。
今回はここで一旦締めていきますが、その辺りを掘り下げた続編出したいと思っています。
(ただいつになるかは不明ですね・・・)
今回は「匡菖蒲が付き合うにはまずお互いどう思っているか、そして菖蒲高砂が付き合っていることをどうにかしないといけない」という視点で考察しています。
しかし、結局菖蒲高砂が別れたあとも課題があって、「どういう展開で匡菖蒲が付き合うラストに持っていくか」はやはり考えないといけないと思います。
そして必ず登場するであろう匡菖蒲をフォローするような存在。
個人的には大喜はあまり適任ではないと思うわけですが、ここぞで主人公としての格を見せるのか。
匡菖蒲にとって親友と言える存在である雛が二人の橋渡しとなるのか。
それとも・・・
私がひそかに鍵を握ると思っているキャラがいる。
あんなラストでは終われない。
三浦先生なら良キャラへと変貌させて再登場させてくれるのではないかと信じてる
そのキャラとは・・・
「金石咲季」
ということで今回の考察はここまでです。
ご挨拶
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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