【初見読み】アオのハコ #206まだないよ【考察】

アオのハコ_#206_1 アオのハコ

本記事は、アオのハコ最新話#206の考察をする都合上、ネタバレを含んでおります。 まだ読んでいない方は、一度読まれてから閲覧することをお勧めします。

結局どちらを選ぶのか

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あらすじ

新幹線に乗車する大喜雛。

そこでは3年のIHについて語る二人。

そんな中、大喜が思っている雛の姿について口にする。

そしてそのあと、雛の心情が明かされる!

新幹線が東京駅に到着し、下車すると先生や菖蒲にいなちゃんたちが駆け寄る。

先生からお説教を食らう大喜だが、そんな雛に匡が歩み寄り!?

感想

これ難しいなw

なんだこの展開!?w

京都旅行編のラストがこの流れになるって誰が予想できんだよw

いやーこれすごいなw

雛をここまで使い込むのか。

要はただの「負けヒロイン」の属性じゃなくて、「一度諦めたが再び挑戦するヒロイン」ということで掘り下げていくって方向なのか!?

確かにこんなムーブかませるのは、アオのハコで後にも先にも雛くらいしかできないだろうからな。

ラブストーリーであるこの作品としては、こんな貴重な心情を描写できるって意味では絶対ありだとは思うし、こちらとしては三角関係が成立してた初期のころを彷彿とするような感覚はあるよねw

こう来るか・・・

そんなワクワクする気持ちが半分ではあるけど、「えー今更こういう展開が来るの!?」っていう不安な部分もある。

だって「さすがに大喜よ!人たらしが過ぎるぞ!」って思わない!?

親友なのはもちろんなんだけど、これ女性トラブルって意味で痛い目見るぞ?

そしてそうなると恋人である千夏との間に溝なんかができ・・・

おいおいおい!!

そう考えるとやっぱり今後の大喜千夏との関係が心配にならないか!?

そうなると俺が以前考察出した「絶頂のところからどん底に突き落とす展開」、いやどん底まではいかないにしろ、そういった今までにはなかったリアルな恋愛面を見せてくるのではないかって思ってしまった。

それでも!!

ただやっぱり俺は忘れない!

御守りを鞄の中にしまってしまったが、雛の中にいる晴人の存在のことを!

やっぱりここがキーになってくると思うんだよね。

絶対一度寄り道させたけど、こっちサイドに戻ってくると思ってる!

じゃなかったらあまりにも雛がかわいそうじゃん!

俺としては最後には雛も笑顔になってる未来を期待しているから、ここまで使い古されてポイは絶対いやだ!

個人的には全く想定していなかった展開なのもあって、「今後の雛の流れ」についてはガチで考察したいなーって思ってしまった!

考察

前回#205「何してんだよ」から続く京都旅行編の第7話。

最後の回でとんでもない情報が投下されたわけだが、そんなメインとなるのは当然雛!

しかも今回小ネタもいくつかあったのでそちらも拾っていきたいと思う。

ということで考察していくわけだが、まずはいつも通りに情報整理から始めていこうと思う。

ピックアップ
  1. #206で判明したこと
  2. 大喜の心情
  3. 雛の心情
  4. 今後の展開

#206で判明したこと

  1. 千疋屋のゼリー再び
  2. 雛の一人称
  3. 雛の誕生日
  4. 勝たないといけない人

重要なトピックは後ほど考察。

気になるトピックを先にいくつか紹介したいと思う。

雛の一人称

雛「その前に 雛の誕生日だけどね」

#202「私のまま」では
菖蒲「私はみんなと 私のまま 楽しく過ごしたい!」
の後
雛「雛も同じく!」
という言葉で登場。

お分かりだろうか・・・

そう!
雛自身の一人称が「雛」となったセリフとなっている。

俺の記憶が間違えていなければ、「雛」一人称呼びの初登場が#202で今回が二回目。

前回でも「ん?なんで一人称が「雛」なんだ?初めて聞いたぞ?」という感覚で印象的だった。

俺の考察では前々から注目しているところもあるので、ご存じな方もいらっしゃると思うが、このアオのハコにおいて呼び方の差別化というのは三浦先生が意図的に行っていると考えている。

そして一人称を自分の名前呼びしているのも雛だけとなっていて、しかもそれが今回の修学旅行編からとなるとやはり意味を持たせているように感じてします。

個人的な印象としては「幼さ」「可愛らしさ」ということでマイナスな感覚ではないわけだが、ただこれがどんな具体的な内容に紐づいてくるかを考えても、現状ちょっと思いつかない。

ここについては今後の情報待ちとして注目していきたいところではある。

雛の誕生日

先ほど紹介した
雛「その前に 雛の誕生日だけどね」
のセリフになるが、雛の誕生日について作中で触れたのは今回初なのでは?
(俺の記憶違いなら申し訳ない)

ただ皆さんもご存じ、雛の誕生日は3月2日。

これについては公式側からの情報が初出なのではないかと考えている。

さて、そんな重要となる情報を今更になって入れてきたのはなぜなのか。

まあこれについては「前回はアニメ発表の巻頭カラーが控えていたため」「雛誕生日回を次回のためにとっておきたかったため」など製作者サイドの都合が要因なように感じてしまう。

そんな今回作中にてあえて告知させたということは、
三浦先生「今度は雛誕生日回やりまっせー」
というメッセージにならないだろうか。

前回の誕生日の時期としては、大喜のことを親友と割り切ったくらいのタイミングではないだろうか。

そうなると今回の作中にて解禁される雛誕生日回が、ここと対比となって今後は「大喜のことを想い人として決断する」のような重要回としてくる可能性はないだろうか。

そんな今回は描写されるであろう雛誕生日回から目を離せない!

大喜の心情

雛との会話をマンツーで話すのも実は結構久々なのでは?

新たに判明した大喜に関する情報ということで、考察していきたいと思う。

勝たないといけない人

大喜「去年は特別だったというか・・・まだまだ勝たないといけない人が たくさんいる」

雛とIHに向けた会話にて口にしたセリフ。

大喜の中で意識しているメンバーというのが、今回判明。

奥行が近い人順としては
「遊佐柊仁」「遊佐晴人」「笠原匡」「岸祥一郎」「望月優生」

当然距離も意味があると思うわけだが、単純に考えても現状大喜の中で仮想敵としての存在が大きい順だろう。

そうなるとこのアオのハコにおける強さランキングと言ってもいいのかもしれない。

次のIHでは大喜はさすがにシードをもらえていると思うので、遊佐柊仁と当たるとしても決勝だろう。

そう考えるとIHシングルス出場において重要な試合になるとしたらここから考えても晴人の存在だろう。

この辺の強さランキング的な予想というのもスポーツ漫画ならではの雰囲気がして、俺としても楽しませてくれる要素なので嬉しい限り!

去年は特別

大喜「油断はできないよ 去年は 特別だったというか・・・」

雛に言ったセリフになるが、思い出すのは針生の存在。

さて、このとき言っている「特別」とはどういったことなのか。

大喜にとって針生とはIH出場のための身近な目標であり、成長を促進させてくれた人物。

去年はそんな針生の背中を追いながらも、時には切磋琢磨しあえた関係だったように感じる。

そんな先輩がいてくれたわけだが、今年は当然針生はいない。

そこを考慮すると、やはり今年は去年とは違い、自分が得意とする追うスタイルではないという意味合いで「去年は特別」と口にした言葉なのではないかと感じた。

自信

さて、今回読んでいて思い出したのが、大喜の自信について。

#115「ラッキー」では
針生「大喜に必要なのは 周りがひいちゃうくらいの自信だから」
のセリフがあったわけなのだが、挑戦者として背中を追うのが大喜のスタイルとして初期の方から描写されてきた。

それがIH出場を経て現在に至るわけだが、やはりそこも去年とは違う。

これから最後のIHに向かっていく大喜。

この辺りの心情についても描写されること必至かと思うので、ここも注目していきたいところ。

雛の心情

回想もあり、雛の重要な描写となった今回。

そんな今回メインとなる雛の心情について考察したいと思う。

昔を彷彿

新幹線に乗り遅れた雛に対していじるような話し方をする大喜から始まり。

大喜「さすが雛 よくわかってる」
と大喜が言うように、中学からの仲なだけあって相手のことを理解していることが分かる雛の言葉があったり。

大喜のことが以前好きだったことを思い出すような雛の心情を入れたと思ったら。

雛「私はあなたに 隣に居て欲しい」
ということで、大喜に対する想いがはっきり分かるセリフが登場。

そして1話でも登場していた、大喜に対する雛の膝カックンがラスト。

大喜雛のやり取りは久々ではあると思うが、この1話を使って大喜雛の関係性を思い出させるための描写、そして現状の雛の心情を明かしてきたような印象。

そんな「昔の大喜雛の関係性を思い出してね」と言わんばかりの描写があったことを念頭に置きつつ、次を見ていきたい。

伏せられた言葉

三浦先生お得意の伏せられた言葉が今回登場!

いくつかあるが、雛の心情を説明しやすい順に入れ替えつつ、それぞれ見ていきたい。

昔の心情

雛「その姿に 前私はー」

ということで雛のモノローグ。

その直前の大喜とのやり取りが
雛「それでも勝つでしょ」
雛「今までも勝てなかった相手に 着実に実力をつけて 勝ってきた」

ということで、頑張っている大喜の姿を魅力的に思っているように感じる。

そうなるとここはシンプルに
雛「その姿に 前私は 惹かれていた」
といった大喜を好きなことの表れと解釈していいだろう。

ただポイントなのが、「前”から”私は 惹かれていた」のような現在進行形の言葉ではなく、「前」ということでただの過去形となっていること。

そして、モノローグで明かされたセリフとして見ていきたいのがもう一つ。

雛「蓋したものを夢で見てしまった」
雛「切り替えたと思ってても 心のどこかにはあって それを一人抱えて 前を見るしかなかった」

「切り替えた」の言葉が明かされ、先ほどの「前私は 惹かれていた」のセリフを考慮すると昔の雛の心情というのは・・・
「大喜を親友の関係に戻ることを決意し、一度熱は冷めていったものの、潜在的には大喜への気持ちが完全に消えていなかった」
こういう結論でいいのではないだろうか。

さて、ここのセリフにも登場した「一人抱えて」ということで、また「一人」の言葉が登場。

そのきっかけとなるような部分について次に掘り下げたいと思う。

憧れ

大喜「新体操が雛の一部になるまで 向き合ってきた姿を尊敬してるんだよ」

そしてここで雛の回想に突入。

内容としては、幼少期から新体操を習っていたことで、友達関係や食べ物を我慢することを強いられ、周りからは妬まれたりといった悲しい記憶。

そして雛のモノローグにて明かされる「私はむしろ」という言葉と思い出される大喜の姿。

ここの「私はむしろ」でセリフが終わっているが、続きの言葉を考えたい。

俺の解釈としては
雛「私はむしろ 大喜が羨ましかった」
のような憧れの気持ちの言葉だと推察。

根拠としては、
① 直前での大喜のセリフ
② 雛が思い出す大喜の姿

まず見ていきたいのが、直前での大喜のセリフ。

大喜「俺は勝ちたいとか 結果のためとか そういう気持ちが先行しちゃうことがあるんだけど」
大喜「雛にはいい意味で その強欲さを感じないんだ」
そして雛の姿を尊敬しているというセリフに続く。

そうすると
大喜→強欲
 雛→無欲
の構図になるわけだが、なぜ無欲かを考えると、雛は新体操を一種の義務感のような感じ方をしている印象。

次に見たいのが、雛が思い出す大喜の姿。

この大喜の姿というのは、苦しい練習ながらも楽しんでいるように見えないだろうか。

直前のセリフでのやり取りが大喜が雛を尊敬している描写だが、「私が”むしろ”」と続いていることを考慮すると雛も大喜のことを尊敬している意味となる。

そんな尊敬している大喜が楽しんでバドをやっている姿を思い出していると考えると、雛は大喜のようには新体操を楽しめていない。

だから大喜の凄味を尊敬しているような意味合いとならないだろうか。

ということで、①と②の内容をまとめると
「雛は新体操を義務感として行っていることから心から楽しめていない」
と言えないだろうか。

だから純粋にバドを楽しんでいる大喜を見て雛は「羨ましかった」と思ったのではないだろうかと考えた。

悩み

雛「私の悩みを100 分かる人はいない」
雛「だから自分でなんとかする」
雛「ただ少しだけ・・・」

冒頭のセリフ。

前文を端折ってしまっているが、多数使用されている「自分」の言葉。

そして幼少期の新体操の記憶。

そんな今までも自分一人で乗り越えてきたことが分かる雛なわけだが、今回続きの言葉が伏せられた「ただ少しだけ・・・」のセリフ。

これについては
雛「ただ少しだけ (甘えたい)」
のような支えてくれる存在がほしいことを意味する言葉になっているのではないだろうか。

根拠としては、
雛「こういう時に甘い言葉をくれる 隣に居てくれる・・・」
のモノローグが語られ、その後寝ている大喜の肩に寄りかかる雛というのが今回の構図。

まさに大喜に甘えている描写となる。

そんな雛が大喜に甘えていることは分かったと思うが、なぜ甘えたのか。

雛が抱えている悩みとは何なのか。

そこを次に見ていきたい。

真意

今回雛の気持ちが大きく動いたわけだが、なぜ雛は大喜の肩に寄りかかるという甘える行動をとったのか。

それは・・・
大喜が「”一緒に”IH行こうな」と言ってくれたから。

この”一緒”というのが重要ワード。

ここまでの内容を一旦まとめたい。

今までの雛は新体操のことも”一人”で乗り越えることが当たり前だった。
そんな孤独感の中やってきて、気付けば新体操も義務感としてやってきた。
でも自分とは違い、競技を楽しんでいる人がいた。
そんな姿に憧れていると、その人が自分の頑張りを認めてくれていた。
そして同じ同志から目標に向かって”一緒に”頑張ることを言われた。

雛「なんでまた 嬉しくなっちゃってるんだろ」
このセリフの真意もここにつながってくるが、大喜に”一緒に”と言われたことで雛は喜んでいて、だから大喜に甘える構図となった。

そして最後の
雛「私はあなたに 隣に居て欲しい」
ということで、大喜に対して現時点での雛の気持ちが決定付けられるセリフにつながったと考えらえれる。

最後に

修学旅行編終わってみれば、まさかまさかの展開ですごく読み応えある章でした。

ホントにここまで雛を掘り下げてくるなんて思いもしませんでしたw

さて、次回センターカラーということですが、新章となりますでしょうか。

そうなると次回掘り下げられるのは雛晴人の御守りの受け渡しイベントになるんでしょうか。

ということで、今後の雛について述べたいと思ったところではありましたが、考えようとするとあまりにも壮大になりそうな予感がすごいので、今回は詳しいところは断念して別動画として上げられたらと思います。

さていつあげられることやらw

とは言いましたが、少しだけ触れて今回締めたいと思います。

今後の雛

匡「何かあった?」
雛「まだないよ」

ということで、匡だけに明かした匂わせるような言葉。

これは今後あるのかないのか。

さて、雛のこれからの役割の候補としては、「雛隣人と一緒に大喜千夏をかき乱す」ことだろうか。

そして忘れてはいけないのが、晴人の御守りの存在。

俺としては最終的には晴人ルートに行くと思っているので、大喜の方へ行き過ぎると後戻りができなくなることを考えても、多少の仕事程度にとどめておかないといけないと思う。

そして、今後行きつく構図としては、
「”一緒に”IHへ行くことを約束した大喜 VS 打倒大喜の御守りを受け取った晴人」
になるかと思う。

ここでも構図の話になるが、IH県予選にて「大喜VS晴人」になるとして、それぞれに応援としてのパートナーをつけるとしたら当然「大喜千夏VS雛晴人」とするのがきれいな形。

そうなると”一緒に”IHへ行くと決めた大喜との約束を踏み越え、ちゃんと晴人を応援することができるのか。

それとも晴人に買った御守りのことを忘れ、大喜を応援する道を選ぶのか。

ここが雛の心情の最大の魅せ場となるだろう

ということで今回の考察はここまでです。

ご挨拶

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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