【初見読み】アオのハコ #204可能性に【考察】

アオのハコ_#204_3 アオのハコ

本記事は、アオのハコ最新話#204の考察をする都合上、ネタバレを含んでおります。 まだ読んでいない方は、一度読まれてから閲覧することをお勧めします。

次回現れるのはあいつなのか?

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動画として楽しみたい方に!

あらすじ

早い起床の雛。

次に起床するのは菖蒲になるが、そんな菖蒲に声をかける雛は何を語る!?

修学旅行最終日は嵐山!

雛菖蒲にいなちゃんが渡月橋を渡っているときに合流するのが大喜匡工藤グループ。

そんな中、渡月橋に伝わるあるジンクスが話題になり!?

そして到着するのは名所となる竹林!

そんな中語られる人生の”節目”について、それぞれのキャラ達は何を思う。

そして京都駅では帰りの新幹線を待つご一同。

名残惜しさに打ちひしがれるも荒川さんたちがいないことに気付く雛は探しに行くことになるが!?

感想

この三人か!

センターカラーに登場の雛菖蒲にいなちゃん!

正直この3人が今回のカラーとは思っていなかったなー

でもいい!

めちゃめちゃいい!

このアオのハコって作品は「大喜匡雛」のトリオが軸になってるって思ってたんだけど、こうやって雛菖蒲にいなちゃんを入れてきたってことはこれはこれで重要な関係性なのかなーって思ってしまう。

このセンターカラーは後でもう少し考察したいと思う。

フラグですか!?

大喜「俺たちは絶対 別れないから!」

もうさーやめてよこういうこというの・・・

もうフリにしか聞こえなくなるじゃん・・・

「大喜千夏が別れます」の考察動画思い出すじゃん!

俺がいうのも変かもだけど、今となっちゃ「別れないよなー」って思ってたのに、なんだかフラグ立ったように感じるのは俺だけか?

「大喜千夏が別れます」の新作作っちゃうか!?w

ちなみにこれが考察動画

これは読めんw

うおおおおおおおお

まじか!

ここで雛を離脱させるとは考えもしなかった!

そうするとこのフラグというのはなんのためだ!?

強制的にクラスメイトと別れさせたとなると次邂逅させる人物というのがこれからのカギとなる人なのか?

それとも全然別の人物?

実は大喜とか匡がこの事情影から見てて乗ってない・・・はさすがにないか。

なんにせよ雛の京都旅行はまだ終わらないという!

めちゃめちゃアツい展開じゃねーか!!

考察

前回#203「ジグソーパズル」から続く京都旅行編の第5話。

前回の考察で「次回は恋バナにて雛の恋愛事情を掘り下げる」と展開予想していたわけだが、全然来ない代わりにまさかの雛離脱イベントとは!?

次回の展開がめちゃめちゃ気になるところではあるが、まずはいつも通りに情報整理から始めていこうと思う。

ピックアップ
  1. #204で判明したこと
  2. 大喜の心情
  3. 匡菖蒲
  4. 次回の展開

#204で判明したこと

  1. センターカラー
  2. 「平気?」認識の違い
  3. 朝弱いにいなちゃん
  4. くじで決まってた荒川さん
  5. おそろいのヘアゴム
  6. 現国の青柳先生
  7. スマホの充電ない雛

重要なトピックは後ほど考察。

気になるトピックを先にいくつか紹介したいと思う。

センターカラー

「カラーページには三浦先生の想いがより反映されている!」

ということで俺の中では毎度おなじみとなりつつあるカラーページについての考察。

今回注目なのが2点。

① 「京都で見つけた、私たちの味。」
② 雛菖蒲にいなちゃんが採用された構図

では早速見ていきたい。

まずは①。

この文章について掘り下げていきたい。

背景にもあるが雛たちが楽しみにしていたのは京都抹茶スイーツ巡り。

ということでこの「味」の言葉だけをみると、スイーツのことを言ってそうではあるが、「京都で見つけた私たちの」となると雛菖蒲が以前から言っている「楽しい思い出沢山作ろうね」のことを指していそうではある。

ということでおしゃれな三浦先生ワードから少し言葉を置き換えてみたものがこちら。

「京都で作った、私たちの思い出」

ということでこういった言葉を比喩しているように感じた。

次に見ていきたいのは②。

感想でも述べているが、以前の考察でも「菖蒲にとって雛にいなちゃんの存在が恋愛成就のキーになってくるのではないか?」ということで注目しているわけだが、こうやってこの3人が採用されていることを考慮してもやはり重要性の表れに感じてしまう。

雛菖蒲については当然だとして、ここで思うところはにいなちゃん。

今までは出番があまり多くはなかったわけだが、晴人とのやり取りは記憶に新しい。

そして前回登場した「ふふっ」にいな。

そんな今回のセンターカラーを考えると、
「雛のサポーターポジションでありつつ、菖蒲の方にも派生されるのではないか?」
「にいなちゃんにも恋愛面でスポット当ててくるのでは!?」
なんて思ってしまう。

今後もこの女子三人トリオは注目していきたいと思う。

「平気?」認識の違い

雛「平気?その・・・」

冒頭起床した菖蒲に対して雛が言ったセリフ。

菖蒲としては寝起きの自身の状態のことを言われたと思い、説明。

ただ、雛としては前日あった高砂との「別れ」について気にしていると思われる。

この描写にて分かることとは
・菖蒲は高砂の別れについて気にしていない
・雛は菖蒲が別れたことを気にしている
ということで、対比させることでそれぞれの「別れ」の認識の違いを表現しているように感じる。

大喜の心情

今回大喜を動かしながらも、名所を描写していた印象。

そんな大喜について考察していきたいと思う。

「別れる」フラグ?

大喜「俺たちは 絶対別れないから」

渡月橋にて言った大喜のセリフ。

やはりこういう発言はなかなか聞かないこともあり、なんだかフリのように思えるものの一旦冷静に考えてみたい。

渡月橋の「カップルが橋を渡ってるときに振り返ると別れる」というジンクスは有名な話のよう。

ということはそれを考慮するとここはただ単純にジンクスを紹介したいがために大喜を使ったとみるべきだろう。

ここのフランクな流れもギャグのような和む雰囲気を感じ取れる。

「可能性に」

大喜「世界にはそれだけ莫大な力を かけた人がいて」
大喜「俺がこれだけ小さいってことは その間にある 可能性に ときめきを感じるんだ」

今回サブタイにもなっている「可能性に」が含まれているセリフ。

三浦先生お得意のおしゃれでポエマーな表現なのだが、俺の感覚ではかえって意味が分かりにくい。

ここを掘り下げていきたい。

読み解くヒントとしては、直前に解説した青柳先生の竹林の話。

ということでまずはこちらの内容についてみていきたい。

竹の節にちなんだ比喩も混じっているが、分かりやすいよう言葉を置き換えると
「人生にはいくつもの”節目”がある」
「そのたびに決断と行動を繰り返すことで、人は強く成長する」
という解釈でいいのではないだろうか。

ということで、ここは人の成長についての内容となっている。

それを踏まえた上で、先ほどの大喜の言葉を思い出してほしい。

ここの内容についての解釈としては
「神社仏閣とか作るすげえ人と比べると大喜自身はあまりにちっぽけな存在。」
「だけど、これだけすげえ人と乖離が大きいということは、その間には無数となる人生の節目(選択肢)もある」
「その節目を乗り越えて成長することで、自身もすげえ人に近づけるのかもしれない」
「その可能性に ときめきを感じてる」

こうではないだろうか。

そんなところで思い出すのが、大喜にとって重要となる「ハコ=人生」の概念。

ただ、今回の竹林に例えた”節目”の意味合いとしては、針生が言っていたような進路関連の描写の方が近い印象なので、千夏との今後を見据えた「人生」とは少し違うように感じる。

それでも「人生」という言葉が共通ワードではあるので、頭の片隅には置いておきたいとは思う。

ラストのセリフ

匡「これから 何が起こるかはわからない」

大喜が言った「可能性に ときめきを感じるんだ」の後に続くセリフになるのだが、このセリフがすごく謎。

いい意味としても悪い意味としても受け取れるうえに、伏線なのかブラフなのか沢山の選択肢を与えてきて困る。

匡が言っていることを踏まえると今後の匡の展開の示唆なのか、大喜に言っているから今後の大喜のことなのか。

ここも考えるときりがないので、一旦保留としておきたい。

匡菖蒲

前回菖蒲高砂が別れたわけだが、早速匡菖蒲のやり取りがいくつか描写。

この二人にフォーカスして考察したい。

菖蒲の表現力

菖蒲「ってことは私たちは”月”ってことか」

渡月橋の由来について話す雛菖蒲。

そしてこの表現について小馬鹿にするように笑う匡というのが今回の構図。

思い出すのは#171「諦めついた?」にて、部室を掃除していた菖蒲が苦手な蜘蛛がいると勘違いした後にいったセリフ。

菖蒲「蜘蛛だけハートに見えるみたいな フィルターかけられたらいいのに」
菖蒲「!!それじゃハートが蜘蛛の可能性がある世界にっ」

この言葉を聞いた匡が笑っていた。

「菖蒲の言動に匡が笑顔」というのは、重要描写。

ただ実際描写されていたのが文化祭編くらいまでとなっていて、今回の描写はそれ以来だと思われる。

少しずつ二人の歯車が動き出しているように感じる。

ヘアゴム

菖蒲「ひなっちのゴムと になになのヘアピンとお揃いでー!可愛いでしょ!」
匡 「うん 可愛い 妹にも欲しいな」
菖蒲「ヘアゴムが・・・じゃないでしょ」

匡が菖蒲のヘアゴムについて気付いたところから会話が始まっているが、こういう女子が気づいてほしいところに気付けるのはいかにも匡らしさが出ている描写。

さて、たびたび思うのが三浦先生の「あえて端折ったセリフ」が今回も採用されているので、ここの菖蒲のモノローグであるセリフの真意を掘り下げていきたい。

ぶっちゃけいうと
菖蒲「ヘアゴムが・・・(可愛い)じゃないでしょ!(私に「可愛い」って言ってよ)」
みたいな相手の好意に気付いてて、はぐらかさず本当の気持ちを求めるような攻めたニュアンスのセリフではないように感じている。

もしそのような解釈になるのであれば、
菖蒲「妹にも・・・じゃないでしょ」
のセリフの方が自然だと感じるため。

では、まず見ていきたいのが、匡の「うん 可愛い」のセリフに対して菖蒲の受け取り方としては、
「うん (妹のお土産としてヘアゴムを選ぶのは)可愛い」
というような菖蒲のヘアゴムに対して褒めたセリフとは思っていないのではないだろうか。

そうなると菖蒲のセリフに補足の言葉を追加して表記させるなら
菖蒲「(私がつけている)ヘアゴムが(可愛いってこと)じゃないでしょ」
とならないだろうか。

つまり
「菖蒲自身が褒められていないと感じて落胆した心情」
になるのではないかと感じる。

最後に

「今回の考察は次回の展開予想がメインになるかなー」なんて思っていたら、なんやかんや重要となる要素がてんこ盛り回となっていました。

そして思った以上に続く修学旅行編ということでさすがに次回がラストになるでしょうか。

そんな次回雛メイン必至ということでどんな展開になるかを予想して今回締めたいと思います。

展開予想

どんな展開になるかを考えていくわけだが、「今回雛を描写させる目的とは」ということでまずは考察を進めていきたいと思う。

目的

今回の雛の描写の目的というのは、「恋愛事情を進展させること」

たびたび述べさせてもらっている部分になるが、現在の雛の恋愛事情としては
「新たな恋に進む気持ちは出てきたけど、いざ考えてみると昔の苦い記憶が邪魔をして踏みとどまっている」
であると考えている。

そしてそれを後押しするような描写が実は今回すでに登場している。

それは・・・
冒頭菖蒲に「平気?」と気遣っている描写。

雛は菖蒲が別れたことを気にしているわけだが、要は恋愛によって傷ついている人を気遣っている構図になることから、雛の過去の恋愛における苦い思い出を改めて意識させにきているような描写と言えないだろうか。

ということで、ここをクリアする描写というのが次回の展開になるのではないかと考えているので、ここをベースとして掘り下げていきたい。

候補

感想でも述べている部分でもあるが、雛を一人離脱させたことに意味を持たせていると考えられる。

その理由としては、雛と誰かを合流させ、目的である雛の踏みとどまっている恋愛事情を促進させるため。

そんなキーとなる候補者について考えていきたい。

まず思ってしまったのが、栄明高校2年ではない人物の可能性。

例えば大喜や匡など二人で話したいのであれば、今回の修学旅行編でそのチャンスなんてやろうと思えばいくらでも作れるはず。

にも関わらず、あえて雛を一人離脱させる必要があるとするならここも候補になると思う。

ただそうすると「雛の恋愛事情を促進できる人物なんて他にいるか」という問題が出てきてしまうので、この選択肢はなさそう。

では、次に見ていきたいのが誰しもが考えたであろう晴人との邂逅。

個人的にはここもない。

理由としては、前回でも考察しているが晴人とはまだまだ積み重ねが足りていないわけだが、重要となる「雛の過去の苦い思い出の払拭」がされてから晴人との関係が進展すると予想しているため。

そう考えると、やはり行きつくのが雛にとって重要となる人物が新幹線に乗っていないルート。

大喜匡菖蒲にいなちゃんの誰かが実は新幹線から降りていた、もしくは乗っていなかった可能性。

特に今回雛のスマホの充電がないことは菖蒲にいなちゃんとの会話で判明済み。

もし大喜匡もそれを聞いていたらと考えると、やはり候補はこの4人の内誰かが残っている可能性が高いか。

そして1人に絞るなら、俺はこの人物だと予想。

あのラストの意味深な雛の描写の伏線回収はここで来る。

今回の修学旅行編で決心したはず。

雛の失恋の痛みがよく分かる唯一の人物。

それは・・・

笠原匡

ということで今回の考察はここまでです。

追加考察

ご挨拶

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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