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はじめに
以前「匡菖蒲が結ばれる道 part1」ということで考察しているが、その続編。
内容をざっくり振り返りたい。
おさらい
匡菖蒲が付き合うルートになるためのポイントとして次の2点。
① 匡菖蒲は現時点でお互いどう思っているか
匡・・・諦めていない気持ちが確定
菖蒲・・・現状伏せられた状態だが、好意が残っている可能性が高い
② 菖蒲高砂の関係については順調なのか
現状良好。(#200時点では不穏な空気感あり)
もし別れるルートにいくなら印象が悪くなりすぎない持っていき方になる可能性。
高砂から別れを切り出す展開が印象面を考慮するとコントロールしやすい方向にもっていきやすい?
また、現状の情報から高砂についての人物像について。
1.笑顔の胡散臭さはあるものの、菖蒲LOVEの気持ちは本物に見える。
2.見栄を張るための小さな嘘を挟む可能性ある性格
→文化祭編の匡との対比からも意識させにきている描写
3.菖蒲の呼び方より、憧れの気持ちが残ってる可能性
そして、菖蒲高砂で今後キーとなってくる可能性ある部分について。
菖蒲
現状の軽い恋愛観モードであるが、ここを改心する可能性
高砂
菖蒲に対する嫉妬心が起点となり、二人の関係性に亀裂を生むきっかけとなる可能性
前回の考察では高砂との別れがメインだったわけだが、この辺りを念頭に置きつつ、今回の考察に移っていきたいと思う。
考察
前回の考察では、別れるまでのプロセスについて考察していたわけだが、仮に菖蒲高砂が別れたとしても匡菖蒲が付き合わなければゴールにならない。
今回は高砂と別れたことを前提として、どうすれば匡菖蒲が結ばれるかという目線で考察していきたいと思う。
ということで、今後起こりそうなトピックをまとめてみたい。
菖蒲高砂の破局 <スタート>
↓
1.菖蒲の恋愛観の見直し
2.匡の決意
3.菖蒲へのフォロー
↓
匡菖蒲の交際成立 <ゴール>
個人的には、この3点の内容が掘り下げられて物語が進行されるのではないかと予想。
理由としては、二人にはそれぞれ伏線ととれるような課題が存在しており、まだ回収されていないため。
実際匡菖蒲が付き合うまでに至らなかったわけだが、簡単に言えば二人の間には「すれ違い」があった。
一度失敗している恋愛ということを踏まえると、これらをクリアしてお互いが成長したときというのが二人にとってのゴールの姿にふさわしいのではないだろうか。
ということで、ここを軸として考察していきたい。
菖蒲の恋愛観
では、まず菖蒲の恋愛観の流れについておさらいしていきたい。
おさらい
まず菖蒲の登場初期である「軽い恋愛観」が分かるセリフをまとめてみたい。
菖蒲「そういう長年の想いが美化されるのって 少し重いってゆうかぁ。」
菖蒲「もっと軽く 恋愛した方が楽しくない?」
菖蒲「その時は好きじゃなくても 付き合ってみたら好きになるかもしれないし」
菖蒲「なら試してみよって思うでしょ」
菖蒲「仮に私に好きな人がいても その人に振り向いてもらうのと、私のこと好きって言ってくれる人を 私が好きになるのなら 後者の方が早そうだし」
このことからも分かるように、恋愛に関してはやはりフットワークが軽く、恋愛の楽しみ方を知っているような印象。
そして容姿が良いということもあり、他の男子と付き合っている人数はいるものの、長続きしないことも明かされている。
そんな設定を思い出してもらったわけだが、次に見ていきたいのがこの恋愛観の変動について。
これはご存じ、匡とのフラグの積み重ねにより、この「軽い恋愛」が「本気の恋愛」へと徐々に変わり始めるわけだが、そんなときに登場してきたのが咲季。
その影響もあり、悪い意味で恋愛に振り回されてしまう始末。
それが分かるセリフとしては#158「10本勝負」にて、お疲れ旅行で匡が咲季とTV通話をしている姿を菖蒲が目撃するわけだが、そのときのモノローグが
菖蒲「浮いたり沈んだり めんどくさい」
とあった。
そして最後に見ていきたいのは、菖蒲の最終的な選択について。
匡とはすれ違っていった先に起こるのは、文化祭にて咲季のキス疑惑を目撃してしまう菖蒲。
菖蒲「いろんな面倒くさいを超えられるほど好きじゃなかったのかな」
ということで、悩むわけだがそこに邂逅するのは一度告白をしている高砂。
「本気の恋愛」ではなく、昔の「軽い恋愛」が自分の本来の姿であることを思い出し、最終的な選択というのが高砂との交際。
ここまでが菖蒲の心情としての一括りとなる部分。
今後の展開
菖蒲は昔の「軽い恋愛観」が本来の自分の姿と思っているわけだが、この考え方でうまくいっていないことも明かしている。
ということで、今回の高砂との関係もここがきっかけになると予想しているわけだが、この「軽い恋愛観」の失敗を改めていく描写があるのではないかと考えている。
この改心からつながっていくのが、匡を想う気持ちから学んだ「本気の恋愛観」。
というかこの「軽い恋愛観」の改心するフラグを回収するならこのタイミングくらいしかないと思うので、絶対このトピックは触れてくるとは思ってる。
そんな展開を入れる意味合いとしては
「一度諦めた匡への気持ちを思い出す、そして再び向き合うきっかけ」
となるような心の準備の描写になるのではないだろうか。
匡の心情
次に見ていきたいのが、匡サイド。
今回の考察が「菖蒲高砂が別れた後」という内容ではあるものの、一つ触れていきたい内容があるので、まずはそこから見ていきたい。
雛のフォロー
匡の心情に関しては、菖蒲高砂が別れる前に一度フォーカスされるのではないかと思っている。
理由としては、#193「あけまして」ラストとなった雛の表情の回収のため。
ここの描写というのが匡にとって重要な意味を持たせていると考えている。
そんな雛の表情とは、どういう意味を含んでいるだろうか。
「失恋してもなお想い続けている匡とかつての自分の姿を重ねている心情」
こうではないだろうか。
雛の心情については、#199「寄り添って」にて考察しているのだが、俺の見解としては、
「新たな恋に進む気持ちは出てきたけど、いざ考えてみると昔の苦い記憶が邪魔をして踏みとどまっている」
だと考えている。
つまりは、大喜に失恋した経験というのが今もなお雛の中でネックとなっていると言える。
そんな現在の匡の気持ちを理解している雛の役割としては・・・
「失恋して辛い思いをしている匡に対するフォロー」
なのではないだろうか。
そんな雛の表情の伏線を回収するのであれば、菖蒲高砂が破局の前である必要がある。
理由としては単純に、物語が進んでしまうことで回収するタイミングを失ってしまうため。
別れたとなれば、ある意味匡にとってはチャンスなわけなので、雛としてはフォローをする必要がなくなる。
そうなるとせっかく張った伏線が不発弾になるので、ここまで匂わせている描写にも関わらず回収しないのはさすがにもったいないと思う。
展開のおさらい
別れる前の匡の心情を考察したわけだが、一旦今後の匡に訪れる展開をまとめてみたいと思う。
俺が思う展開の順番としてはこれ。
【匡の心情】
菖蒲のことが好きだが、踏み込むことは望んでいない状態 <現在>
↓
雛のフォロー <雛の表情の伏線回収>
↓菖蒲高砂が破局
「菖蒲に立ち向かう準備」 <匡の決意>
↓
匡菖蒲の交際成立 <ゴール>
ということで次に見ていくのは、菖蒲高砂の破局後に訪れる「菖蒲に立ち向かう準備」について考察したい。
匡の決意
考えていきたいのは、菖蒲高砂の破局後の匡の戦略について。
訪れてほしいのは、形はどうあれまたうまくいかなかった菖蒲へのアプローチ。
ここでポイントとなることとしては、「素直さ」と「スピード感」の2点。
両方とも#166「この気持ちは」にて強調されていたワードで、匡が菖蒲とのすれ違いにつながってしまった原因。
ここについて振り返りたい。
2年の文化祭ではずるい行動をしている咲季に対してはっきりものを言った大喜。
それを聞いた匡のモノローグというのが
匡「大喜は 本当に思ったことを伝えようとする能力が高い」
匡「それに比べて俺は それを軽視しているのかもしれない」
の言葉。
作中では、感情をあまり表に出さない匡。
実際幼少期から告白については言い訳ばかりして後回しとなっていた。
そんな当時好きだった咲季は結果として違う人と付き合ってしまった。
そんな匡はまた「傷つきたくない」という言い訳をしてしまったことで、菖蒲も他の人と付き合ってしまった。
匡「自分のノロマさが イヤになる」
要は、自分の恋愛事になると奥手となったことで結果、チャンスをものにすることができなかったことになる。
この文化祭では匡が後悔しているわけだが、そのきっかけになったのは大喜。
大喜はご存じのように千夏に告白をし、結果付き合うまでに至ったわけだが、その行動力は今考えてみるとかなり積極的なように思える。
こう考えてみると匡に足りない部分は大喜が突出しているようにも思うので、恋愛において先輩である大喜が最後の一押しとして匡の背中を押す役割を担ってくるのではないだろうか。
そして匡が菖蒲に想いを伝える展開になるのではないだろうか。
大喜が恋愛面で苦悩しているときに陰からサポートしていたのは匡。
それが今度恋愛面で苦悩している匡を大喜がサポートする展開というのは、構図としてみてもとても綺麗だと思う。
またこうしてみると、
失恋に対して悩んでいるときフォローするのは、失恋経験がある雛。
今の恋愛に対してアドバイスするのは、恋愛がうまくいっている大喜。
ということで、匡にとっての親友2人がそれぞれ役割を果たしてくると考えると、かなり納得がいく構図に見える。
最後に
さて匡菖蒲が付き合うまでのプロセスとなるトピックもラスト1つとなりました。
今回の考察では匡菖蒲の未回収伏線をベースに組み立ててみました。
匡菖蒲の考察については今回がラストと思ったのですが、今思ったこととして「それぞれの描写はどの時期で訪れることなのか」なんてことを考えてしまいました。
「アオのハコの物語のどの局面で起きそうか」ということは構成の観点からまた考察できそうかと思ってしまいましたので、やってみたいと思っています。
が、またいつ投稿できるかは一切不明です。
そんな次回への抱負を語りましたが、ラストである「菖蒲へのフォロー」について述べて締めたいと思います。
菖蒲へのフォロー
「菖蒲の恋愛観の変化」ということで、今までのような「軽い恋愛観」ではなく、「本気の恋愛観」に考えを改める必要性についてを先ほど考察。
次に見ていきたいのが、改心の先にある菖蒲に必要なフラグ。
ということで考察していきたいと思う。
誤解の払拭
考え方を改めたとて立ち向かわないといけない壁がある。
それは菖蒲が匡に思っている「他の女子の影」について。
内容としては#168「これが私だ」で明かされた菖蒲のモノローグになるが、まとめると
「保健室で匡咲季がキスしていたと勘違い」
「匡が咲季のことを好きだったのは幼少期だと分かっていない可能性」
「今も匡が咲季のことを好きだと勘違いしている可能性」
ということで、咲季が保健室にいたことで結果として菖蒲が勘違いをすることになった。
ここの誤解を払拭する展開を持っていかない限り、菖蒲から匡に行くことは絶対にありえない。
では誰がここのフォローをするのか・・・
キス疑惑を招いた張本人である「金石咲季」ではないだろうか。
理由としては、「キスしていない」という真実を知っているのは匡咲季のみ。
誤解している菖蒲から匡に聞くことはまずありえないが、匡から話すとなると話の流れ的に菖蒲に告白するときになるだろうか。
ただそうなると、菖蒲の誤解が払拭していない状態で匡からの告白となるのは、疑念を抱いている菖蒲との対峙ということになり、考察冒頭の条件である「お互い課題をクリアした姿で告白」ではなく、やはりきれいな展開とは思えない。
それを考えるとやはりこの伏線をきれいに回収した後に二人が対面する展開にしてほしいところ。
そうなると、咲季が菖蒲の全ての誤解を払拭のために再登場というのが一番ありえそうな展開に思えないだろうか。
読者「えっ!?恋敵の咲季がそんなこと言うとはとても思えないんだけど!!」
こんな声が聞こえてきそうではある。
ただここで三浦先生の特徴を思い出してほしい。
前回のpart1でも考察しているが、アオのハコのキャラクターたちはどれも好感持てる良キャラが多くなっている。
特に咲季は以前まで菖蒲の恋敵としての役割を全うさせたことにより、読者のヘイトも集めてしまっている。
そうなるとやはり展開としては咲季の好感度が回復するような挽回のチャンスが巡ってくると思っている。
そんな咲季も菖蒲同様に変化したことで、新たな役割が付与される。
この展開なら匡菖蒲だけでなく、咲季も救うことができる。
ジャンプ作品でも王道のアツい展開。
今度は咲季が菖蒲の背中を押す。
煽り文とするならこれ。
「かつての恋敵──今は友として、迷いを越える力をくれる」
ということで今回の考察はここまでです。
ご挨拶
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