【初見読み】アオのハコ #190運命なんて【考察】

アオのハコ_#190 アオのハコ

本記事は、アオのハコ最新話#190の考察をする都合上、ネタバレを含んでおります。 まだ読んでいない方は、一度読まれてから閲覧することをお勧めします。

このIFルートで何を表現したいのか

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あらすじ

もしも幼少期に大喜がバスケをしていたら・・・

千夏とは早くに出会うわけだが、その運命は現在と同様の関係になるのか!?

そんな千夏たちが選ぶ道にはどんな未来につながってくるのか。

そして大喜が行くべき道とは・・・!?

感想

この展開は!?

まさかのIFルート!

もしも大喜がバスケを選んでいたら・・・という世界線。

そしてこの世界だとBADエンドを迎えるという・・・

やっぱりこうみると「大喜」×「朝練」の組み合わせがめちゃめちゃポイントになってるんだよなー。

考察者だからこそ思う部分なんだけど、「さらっと読んでるとここの解釈見落としがちでは!?」って部分が多々あったりした。

というかアオのハコって作品はそういう部分結構あると思うんだよ。

だから周りからの意見で気付かされたりするわけで。

ということでこのBADエンドまでのルートについては俺なりに解説したいと思った。

考察のし甲斐ありだな!

IFルートの回想にて、小ネタとして登場する中学時代のおなじみのキャラ。

これ地味にレアな情報なのでは!?

そしてテーマ自体が考えさせる内容になっててなかなか深い印象。

ここはしっかり考察として掘り下げていきたいなー。

だって恋愛作品で「運命」って言葉よく使われそうにも関わらず、三浦先生は「運命なんてない」って表現してるわけなんだからな!

「どんなルートでも結局結ばれる!」でもいいと思うんだよ。

物語なんだしそっちの方がロマンあるけど、この作品はそうじゃない。

リアルな恋愛路線ってことがここからも分かる。

やっぱり今回考察し甲斐がありそうだわ。

考察

前回#189「お願いします」の続きとなる回。

「針生の登場が進路につながってくるのでは!?」なんて考察したが、将来について想像以上に考えさせられる内容となっていた印象。」

そんな今回解説していきたいと思うが、まずはいつも通りに情報整理から始めていこうと思う。

ピックアップ
  1. #190で判明したこと
  2. IFルートの解説
  3. 運命なんて

#190で判明したこと

  1. おばあちゃん!?
  2. 中学時代
  3. 3回戦 VS舞屋

重要なトピックは後ほど考察。

気になるトピックを先にいくつか紹介したいと思う。

おばあちゃん!?

冒頭の大喜誕生の描写。

「はじめまして大喜ー!」の大喜パパの下にある丸い部分。

これおばあちゃんなのでは!?

おばあちゃんと離婚したことは#2で判明。

ここ分かる人だけにこう描写するっていうのはなんだか今後について匂わせているように感じてしまう。

今後おばあちゃん登場の示唆か!?

中学時代

栄明中で登場するおなじみのキャラ。

IFルートの中学時代ではあるので、現在の世界線では異なっている可能性もあるが、ここは一旦共通と見ておこう。

大喜千夏夢佳は小学生のミニバス時代で一緒だったということで一旦置いといて登場順としては
雛、松岡、針生西田、渚、匡にいなちゃん、果穂ちゃん、ショートバングの子

ということで、このメンバーは栄明中からずっと一緒だったことになる。

ここ地味に初出なのでは?

そしてここにある人物がいないことにお気づきだろうか。

・・・

そう菖蒲。

ということは菖蒲も花恋と同じく栄明中とは違う学校に行っていたのではないかと推察できる。

花恋が栄明中ではない可能性はほぼ確定と見ている。

(これどこかで明言されていたら申し訳ない)

#35「おもしろいもの」にて千夏が「花恋とは幼・小と同じクラスの親友でー」のセリフから中学ではそもそも違う学校である可能性。

#40「かっこいいのは」にて、「それからも学校は違えど家が近かった俺たちはなんとなく遊ぶようになって」の針生のセリフがあることからも、針生花恋は今まで一緒の学校になったことはない可能性。

ちなみに、IFルートで出てる針生だと思うこの子。

ヘアスタイル結構短髪なのね。

IFルートの解説

#188「寂しい時に」にて、大喜がミニバスをしていたら千夏と同じチームになることが説明されていたが、まさか今回のIFルートにつながってくるとは思いもしなかった。

一連の流れを解説することで、より理解しやすい形にしたいと思う。

あらすじ

幼少期の大喜がバスケを始める道を選ぶ。

千夏とは違い、声大きすぎる挨拶をする大喜。

早速幼少期大喜の不器用さを表現。

そしてレイアップシュートをするも、猪突猛進さからか周りが見れていないことを指摘。

嬉々として練習に向かう千夏だが、体育館にはすでにレイアップを練習する大喜の姿。

苦労する大喜に千夏がアドバイス。

どことなく好感度が上がっている様子の大喜。

そんなところに冷やかしの仲間が登場。

千夏は全然気にしていない様子だが、そこは小学生の大喜。

うまく弁解するも小学生ならではのテレがそこにある。

後日由紀子に練習行くことをいう大喜だが、練習場所はいつもの体育館ではなく。

つまり以前千夏との練習で仲間から冷やかされたことを気にし、別々の場所で練習する形。

後日、バスケのコーチから周りを見れていないことを指摘される大喜。

ただ、スタメンに選ばれるくらい実力をつけたが、今度はスタメンから外れた仲間がいることを気にする。

そして再三指摘されるのは周りを見れていないこと。

シュートを外し続ける描写が、バスケの楽しさと反しているかのような演出。

中学入学。

隣には匡ではない友人と入部する部活を探す。

だが、過去のバスケの記憶からバスケ部とは違う部活にしたいと望む。

そんな中、目にするのは演劇部。

近くでバスケ部の勧誘する千夏に気付くも逃げるように離れてしまう。

そして演劇部に入部の大喜。

朝練は当然参加しない大喜だが、千夏は朝練に励む。

そして夢佳とは疎遠になっていく。

千夏は冬樹さんから海外転勤の話があり、大喜は匡雛にいなちゃんと親しい仲でもない。

そんな誰もいない体育館で朝練をする千夏は・・・悔し涙を流す。

この後は、千夏が海外への移動の噂を耳にする大喜。

そしてバスケ部は渚が部長を務める、そんな千夏がいなくなるBADエンドの世界線。

まとめ

大喜が幼少期にバスケをやる道を選ぶと・・・
千夏とは早めにイベントを起こすも進展せず。
バスケの適正が良くないことから中学は違う部活へ。
匡雛と親しい間柄にならず。
一人朝練に励む千夏は孤独感に堪えられず号泣。
最終的に千夏は海外へ移住。

運命なんて

「運命なんてない」

という言葉から入る冒頭。

今回詩とも思える文章になるが、一旦振り返りたい。

運命なんてない もし違う道を行っていたら
あるのは偶然と 選択と結果の積み重ね
運命なんてない 絶対に結ばれる相手も 手に入る結末もない
運命なんてあとから”偶然”に ロマンチックな名前をつけただけ
この先だって 運命なんて線は引いてない
逆にいえば 従うべき運命もない
私たちは選べる どんな未来を迎えるかを

今回のテーマになるが、三浦先生からのメッセージともとれる文面。

俺目線になるが”運命”があるとして、このアオのハコを例に”運命”を表現するとしたら、
「大喜千夏が付き合うことは必然、つまりは運命だったんだね」
こんなニュアンスだろうか。

そんな今回だが、選択が違えば結果違う未来になることを描写。

つまりは三浦先生としては「運命というものはなく、無数に広がっている選択から異なる未来に辿り着ける」ことが言いたいのだろう。

感想でも述べたことだが、恋愛作品で「運命否定派」とはなかなか攻めた印象。

やはりこのアオのハコという作品がよりリアルな恋愛模様に注力したいように感じてしまう。

何が言いたいのか

さて、読者個人も自分に置き換えて考えたであろう今回の「運命」という内容。

今回この「私たちは選べる」で描写されているメンバーとしては
千夏 針生 夢佳 渚 西田 の3年生組、そして大喜。

卒業をして新たな道へ向かおうとする3年にフォーカスされるのは納得ではあるが、ここで最後に登場するのが大喜。

そして「俺がこれから行く道はー」のセリフへとつながる。

大喜が見据えているのは次年度のIH。

一方、そのあとに続いて描写されるのが遊佐柊仁・晴人の兄弟。

以前大喜が特訓を受けていたようにコーチングしてもらう様子。

晴人が兵藤さんにIH1位通過することを宣言する描写になるが、やはり大喜との対比を意識させにいっている印象。

以前IH本戦候補が大喜 針生 遊佐柊仁の3名だったことを踏まえると、今度のIH本戦出場候補者が大喜 遊佐柊仁 晴人であることを示唆されているようにも感じる。

最後に

「WC本戦で何を描写してくるか」は皆さん気になっていた部分かと思いましたが、まさかのIFルートを例に「運命について」描写されました。

前回針生が「人生はバドだけじゃない 世界の自由さを知ったんだ」とありましたが、今回含め将来についてフォーカスされている印象です。

「それは結局誰の将来?」

個人的には千夏の進路に繋げてくると考えていましたが、これ大喜にもかかっていますよね?

そして今回登場した大喜のセリフ「俺がこれから行く道はー」

ということで三浦先生お得意の伏せられた言葉に続く。

ここにつながる言葉を考察して締めたいと思います。

続きの言葉

「俺がこれから行く道はー」

シンプルにいえば、「困難ではあるがIH本戦に出場すること!」のような言葉になるだろうか。

実際今後のIHに向けた大喜の心情が#154「あの箱には」にて「また一年目標が出来た」という決意が描写されている。

ということでこれを考慮するなら前向きな言葉が来そうではあるが、前回の針生とのやり取りを思い出すとどうも引っかかる。

そして今回のこのセリフが出たときの大喜の姿は後ろからのアングル。

どうにも決意の表れというより悩んでいる演出のようにも感じてしまう。

そんな今回の描写を考慮した俺の予想がこちら。

「俺がこれから行く道はー」

バドを止めない未来に 繋がっているんだろうか・・・

ということで今回の考察はここまでです。

ご挨拶

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