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はじめに
本考察作成のきっかけとなるのが#188「寂しい時に」で登場した大喜のこのセリフ。
大喜「でも うち心臓病の家系で・・・」
ということで突如立った病気フラグ。
ここで振り返りたいのが、以前投稿した「大喜千夏が別れます」の内容。
千夏が病気の線はこれでなくなったに等しいわけだが、物語の構成という面に関してはここをベースとして今回も考察していきたいと思う。
ということで「大喜千夏が別れます」の内容を一部抜粋して振り返りたい。
「大喜千夏が別れます」の詳細知りたい人は概要欄をチェック。
おさらい
今後アオのハコの物語で意識してくる可能性ある要素。
①大喜千夏にもこれから苦い思い出が発生する可能性
②他ペアと差別化した恋愛模様を描写したい可能性
③物語の構成上順調のままでは面白さに欠ける可能性
この条件を満たす内容として、大喜千夏に「付き合っているカップルの破局」の役割を持たせつつ復縁する流れとなるのでないかと考察。
以前の考察内容としてはざっくりこんな感じ。
こういった条件について展開予想をするに辺り、軸となる要素となるため、一貫して考察をしていきたいと思う。
考察
まず最初に見ていきたいのが、本考察のきっかけとなった「心臓病の家系」の言葉。
これ聞いてすぐ思ったのが、「大喜に病気フラグが立った!?」という印象。
しかし、コメントでちらほらと意見が出たのが、「これ大喜ではなく両親のどちらかが心臓病になる伏線なのでは?」という点。
つまり、由紀子もしくは大喜パパが心臓病を患う可能性。
ということで、大喜or両親どちらか のうちどちらの可能性が高いかを考察していきたいと思う。
誰が罹患?
#188「寂しい時に」では「大喜に病気フラグ!?」ということですぐに思い込んでしまった。
本来であれば両親の可能性について考えないといけないところだが、正直大喜以外の択を考える思考がすっ飛んでいた。
(こういう気付きは本当に皆さまのコメント様様です。いつもありがとうございます。)
これについて俺の予想は、大喜が心臓病発症にベットしたい。
根拠としては3つ。
①罹患が「主人公」と「主人公の家族」で比較したとき、読者に大きなインパクトを与えるのは前者
②アオのハコの持ち味であるキャラの心情をより魅せにいくなら大喜罹患が都合がいい
③伏線がすでにちりばめられている
根拠①
前提条件の要素「物語の構成上順調のままでは面白さに欠ける可能性」を思い出してほしい。
「大喜千夏が別れる」ではないとしても、大喜が心臓病となれば大喜千夏にとって大きな試練となるのは間違いない。
もちろん大喜の家族が心臓病でも一大事ではあるが、二人にとってのマイナス的な出来事としてみるとこれでは弱い。
根拠②
大喜が心臓病になったとして、
親友である匡雛、大喜に救ってもらった夢佳渚、部活仲間である針生西田晴人にマネージャーの菖蒲、そして最愛のパートナーである千夏。
それぞれのキャラがどう思い、どう行動し、何を語るのか。
三浦先生からの回答が楽しみで仕方ないと思ってしまう自分がいる。
そして心臓病になった先の物語はどう展開させるのか。
構成として考えてもこんな面白くなりそうなネタを使わないわけがないと思うのは俺だけだろうか。
根拠③
「大喜千夏が別れます」でも紹介したセリフになるが、簡単に振り返りたい。
#144「上書きしよっか」にてIH本戦出場を果たした大喜。
ミサンガが切れていないことを知った千夏が願い事の上書きということであることを願う。
「大喜くんの目指すところ その道のり 困難があれば乗り越え 努力は成果をもたらし
なるべく健康に なるべく後悔を残さず 次の朝を迎えられますように」
ここのセリフには”安全”ではなく、”健康”という言葉が採用されている。
自身のIH予選でケガが敗因だったにも関わらず・・・
そしてアオのハコにとって重要となる”朝”のワードにつながる。
大喜病気フラグが出てきてようやく確信へと変わった。
結論
以上の3点より、大喜が心臓病を発症するのではないかと予想。
ということで、本考察では「大喜が心臓病」になることを前提として進めていきたいと思う。
では次に見ていきたいのは、#188「寂しい時に」でも触れた3点について。
・大喜の発症する心臓病はどんなものか。
・どのタイミングで描写するのか
・どんな方向にもっていくために描くのか
物語の構成の観点より予想していきたいと思う。
心臓病
まずは、心臓病について調べてみた。
心臓病といっても様々で、無症状からの突然死のパターンもある。
治療は、完治するものと完治しないものがやはり存在。
完治しないものは薬物療法により症状緩和や手術による症状の改善などの方法がある。
最終手段が心臓移植。(ただしリスクが高い)
心臓病は「完治させる」ではなく、「管理していく」がほとんど。
結局は病気によって違うのと、重篤度がどのレベルかによって違うわけであるが、大体はこんなところだろうか。
そして調べていて思ったのが、完治でなくても日常生活を送る上で病気と上手に付き合うことができれば通常の寿命を全うすることもできる可能性がある点。
ヒントは?
では次にみたいのが、今明かされている情報から心臓病のヒントになりそうな要素が何かと言うこと。
そうなるとやはり「遺伝性が高いもの」と「今後スポーツができなくなる可能性あるもの」というところだろうか。
前者については大喜の「心臓病の家系」のセリフより。
そして後者については、また物語の構成の話になるが、どうせやるならより緊張感ある内容の方が読者に絶望感を与えられると思う。
「大喜がバドできなくなるかも」
本人だけでなく、それを知った千夏は何を思うのか。
心臓病の要素が出てきている以上、これくらいのパンチを効かせないと病気ルートの役割が果たせないと思う。
どこで描写?
「大喜千夏が別れます」では千夏大学生編以降と予想しているが、内容を一旦おさらいしたい。
おさらい
「そもそも千夏大学生編なんてやるの!?」と思うところではあるが、ここは一旦やる体として考えていきたい。
普通に考えても千夏大学生になると今までの学年が違うどころか、学校が違うことになる。
つまり今まで以上に大喜との接点がなくなる。
ましてやWC予選編にて冬樹さんから千夏一人暮らしの話が出ていることを考えても今までと同じことをしようにもお話のネタがない。
そこで登場するのが「闘病編」。
というのが今までの内容。
現在の予想
「大喜が心臓病になる」という条件が新たな要素となるわけだが、いつ発症させるか考えた時、物語のどこに置くのが作品として都合がいいか。
「IH本戦での試合中」ではないだろうか。
根拠としては、「心臓病と分かった人をバドの大会に出したりしますか?」ということ。
実際病気の程度によるんだろうけど、仮に医者から止められていたら家族や恋人の千夏はそれを良しとして試合に出したりは絶対ない。
もちろん部活引退後に心臓病発症でももちろん良いのだが、ここで構成としての条件を思い出してほしい。
「大喜千夏にもこれから苦い思い出が発生する可能性」
以前はこの要素をアオのハコの作品では、「別れ」になると考えていたが、「大喜がバドの試合中に心臓病発症」となったら?
これでも十分苦い思いだろう。
もう少し具体的に想像したい。
今まで仮想敵として何度も登場した遊佐柊仁とのIH本戦での試合。
今まで一度も勝ったことがない公式戦だが、これ以上ない最高の舞台。
世間の目としてもIH優勝候補と謳われていた遊佐柊仁にリードしている展開。
そしてあと少しというところで、大喜にアクシデント発生で棄権。
誰が見ても今までで一番苦いことではないだろうか。
というかそもそもこの「苦い思い出」の表現も、「辛い思い出」にしていないところを見てもなんだか「苦しい」の文字に意味を持たせているようにも見えてくる。
どんな展開に?
「大喜心臓病の流れ」については考察したが、この後にどんな展開につなげたいのか。
考えたい要素としては、2点。
①試合中だった大喜が心臓病を発症したとして、助かる展開をどう見せるのか。
②恋人である千夏をどう見せるのか。
まず1つ目。
これは切れていない大喜のミサンガの回収。
ご存じの通り元々はIHへ行くという願掛けをしたわけだが、千夏が願いの上書きをしている。
千夏のセリフを再度振り返りたい。
「大喜くんの目指すところ その道のり 困難があれば乗り越え 努力は成果をもたらし
なるべく健康に なるべく後悔を残さず 次の朝を迎えられますように」
これが伏線だとして考えられる展開としては、一時危険な状態になった大喜だが、なんとか一命を取り留め、結果朝を迎える流れになるのではないかと予想。
また演出面から考慮しても、二人にとって重要な「ミサンガ」が守ってくれたとなれば、読者もアツい気持ちになるのではないだろうか。
というかミサンガの伏線回収がいまだにされていないことを考えても、現状このためにとっておいたとしか思えない。
次に2つ目。
発症したら間違えなく大喜の人生で一番の苦しい時となるだろう。
#189「お願いします」では針生との会話にて「バドだけしかしたくない」のセリフがあった。
それだけバドを好んでいる大喜が苦しい思いをしていることに対し、千夏はどんな答えを持ってくるのか。
やはりここがポイントになると思う。
そして思い出してほしいところとして、2周年巻頭カラーとなっていた#92「つらい時には」で千夏が言ったセリフ「大喜くんがつらい時は隣にいるよ」が本当の意味で回収されるのではないだろうか。
実際千夏がつらいとき、いつも隣にいてくれたのは大喜。
今度は千夏が助ける展開がきたらやはりアツいと思う。
最後に
ここまでを一旦まとめてみたいと思う。
大喜が心臓病を発症。
心臓病の重篤度は完治ではなく、上手に付き合わないといけないレベル。
発症はIH本戦の可能性。
↓
この出来事が二人にとっての「苦い思い出」であり、「ハコ」となる。
大喜のミサンガの伏線回収。
大喜の辛いとき隣で支える千夏の構図。
最高の感動を引き出すポテンシャルを秘めている
ということで、前回考察した「大喜千夏が別れます」から注目の3要素
①大喜千夏にもこれから苦い思い出が発生する可能性
②他ペアと差別化した恋愛模様を描写したい可能性
③物語の構成上順調のままでは面白さに欠ける可能性
は含まれている内容となっているかと思う。
では、ここまで大喜の心臓病について考察していたのだが、ここ知りたくないですか?
「とてつもなく落ちている大喜を千夏はどうやって再起させるのか」
ここを考察して締めたいと思います。
展開予想
針生「次はお前の番だ」
#191「お前の番だ」で登場した針生の言葉。
バドだけしかしたくない大喜に託された意志になるわけだが、意味合いとしてはIHへ出場することが「かっこいい」ことで、それは周りの人を魅了すること。
自分の想いだけでなく、この託された想いも乗せて挑むIH。
そんな自分の気持ちが最高の状態になっているところからのどん底への急降下。
そこまで気持ちが落ちている人に希望を持たせるような言動があるとすれば・・・
それは最愛である千夏がその意志を引き継ぎ、代わりに目標を達成してあげることなのではないだろうか。
それはどういうことなのか・・・
つまり、一度はバスケの道を諦めかけていた千夏が、大喜の生きがいとなるべく、再び選手の道を目指すこと。
そんな千夏が大喜と約束した新しい夢というのが・・・
「バスケでオリンピック代表選手になること」
そして絶望していた大喜が、その「かっこいい」姿に魅了して少しずつ自分の運命を受け入れていく。
そんな大喜が新たにやりたいと思えるものが見つかる。
「これなら間接的でも自分の夢の続きを追うことができる。」
「そして海外だろうと一緒にいることができる」
それは・・・
「スポーツトレーナーの道」
ということで今回の考察はここまでです。
ご挨拶
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