【初見読み】アオのハコ #179幻【考察】

アオのハコ_♯179 アオのハコ

本記事は、アオのハコ最新話#179の考察をする都合上、ネタバレを含んでおります。 まだ読んでいない方は、一度読まれてから閲覧することをお勧めします。

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あらすじ

前回に引き続き、圧倒的な個人技により栄明を翻弄する夢佳。

千夏もスリーで応戦するも、そこに現れるのは子供夢佳。

本来の鹿野千夏は夢佳に憧れ、後ろを走る人だと、そして人は簡単には変わらないことを説く。

一方、夢佳のことを「自身にとってスーパーマンみたい」と思い出す千夏。

だが、子供夢佳が自身が生み出した幻想だということに気づき始め応戦する千夏は、ここでも堅実にスリーで得点を稼ぐ。

それでも依然として夢佳の猛攻が止まらない。

千夏はこれを止められるのか・・・

感想

良い盛り上がり♪

この感じいいなー

夢佳が個人技で魅せるっていうのがいかにもスポーツ漫画っぽくて。

読者に分かりやすく「夢佳すげえ」を認識できる。

ただ「夢佳すげえ」が目立ってるけど、忘れてはいけないのが堅実に仕事をする千夏のプレー。

この高い安定感こそが負けないゲームメイクの基盤になっていることに。

初見読みで思ったのがこの辺りを展開予想につなげていきたいなーって印象。

小悪魔的な子供夢佳

俺「考えてみたらこの夢佳って千夏の気持ちがただ具現化しただけだよね!?」

俺「ということはこれ千夏の心情吐露ってこと!?」

なんて思ってたら千夏がすぐ””ってフォロー入れてきたw

結局「夢佳すげえ」が目立ってるわけだけど、ここで千夏にはぜひ「それでも!」って抗ってほしいところ。

相手が例え一握りの天才だったとしても、努力の天才が放つ安定のスリーで勝利を見せてくれ!

ファウルだけど!?

バスケ詳しい人教えてくれ!

今回夢佳渚のマッチアップで渚ファールしてるけど、このシュート入ってるじゃん。

でもそのあとにさらにフリースローの権利獲得して得点につなげてるんだけど、バスケってこんな流れになる可能性あるってこと?

サッカーだとファールになったらそこでプレー一旦切れるじゃん。

ラグビーだとアドバンテージでプレー続行がある。

バスケだと理論上ダブルで得点獲得の可能性があるってことだねー。

そこらへんスポーツによって違うんだね。

※アオハコの感想じゃなくてごめんなさい。

考察

前回#178「ありがとね」の続きとなるWC編第八弾!

最高潮の盛り上がりの中、次回巻頭カラーということで連続のカラーはアツい!

今回バスケメインということで、スポーツ漫画好きな俺としても大変満足。

細かな情報投下はなかったものの、いくつか気になるところがあったので、そこはしっかり考察したいところ。

まずはいつも通りに情報整理から始めていこうと思う。

ピックアップ
  1. #179で判明したこと
  2. 千夏の心情
  3. 夢佳の心情

#179で判明したこと

  1. センターカラー
  2. 第一クォーター終了
  3. 憧れを乗り越えた?
  4. 夢佳の口元
  5. 現在彩昌26-栄明23

重要なトピックは後ほど考察。

気になるトピックを先にいくつか紹介したいと思う。

センターカラー

千夏がラケット、大喜がシャトルと二人でバドをやりに来ている構図。

ひとまずそこはよくて。

「今日のハコに響くのはいつもよりちょっぴり優しいシャトルの音色」

の言葉。

最重要ワードの”ハコ”。

今一度振り返りたい。

大体の読者が連想することができただろう「ハコ=体育館」のイメージ。

#154「あの箱には」では西田のセリフにて「あの箱には思い出が詰まっている」が登場。

ただ、#170「あれから一年」にて突如出てきた「ハコ=思い出」の概念。

WC編序章となる#172「目の前の”今”」では、この”ハコ”が登場しており、今回のセンターカラーでは体育館としての意味のハコ。

やはりダブルミーニングになる”ハコ”の存在。

#170「あれから一年」でも考察したが、逆に”アオ”についてはどんな仕掛けがあるんだろうかということで考えてしまうテーマ。

千夏の心情

今回のWC編でたびたび登場している夢佳に対する憧れ。

前回#178「ありがとね」では子供夢佳が千夏の前に立ちはだかるところで引き。

今回掘り下げられた千夏の心情について考察していきたいと思う。

心情吐露

感想でも触れた部分。

考えてみたら子供夢佳は実体があるわけではなく、千夏が生み出している幻想。

ということは普通に考えても「これが千夏の心情吐露となっているのでは?」なんて感じた。

ということで千夏視点として内容をまとめてみたいと思う。

千夏視点

夢佳に憧れ、後ろを走るのが私。
いくら努力したって夢佳を超えられない。
生まれ持った才能があるから、人は簡単には変わらない。
私は恵まれている方だと思うけど、やっぱり変えられない。
この試合に負けるという恐怖心がある

夢佳の圧倒的な個人技がお披露目になっていることもあり、試合に負けられないというプレッシャーから来ている恐怖心由来の幻想なのではないかと思う。

憧れを乗り越えた?

千夏が放ったスリーは外してしまうも、渚の得意のリバウンドのフォローによって得点につなげた。

このとき、千夏は「ちがう」ということで、幻想に気づき反撃開始。

そして今回子供夢佳を乗り越えたような描写となっている。

実際ラストページのあおりでも「過去を振り切った先に」とも記載。

ここを見ると確かに乗り越えたようにも思う反面「やけにあっさりしているのでは?」という印象。

彩昌のチームメイトから「覚醒してる」というように絶好調の夢佳なので、次回この夢佳と決着をつける流れを考えるとやはりもう一仕掛けあるようにも思う。

千夏の決め手

皆さんご存じ、千夏は誰よりも早く朝練へ行き、「スリーポイントシュート」の練習をしている。

それは中学引退の翌日でさえ、朝練にてスリーの練習をしているくらいなのでやはり印象的。

今回解説くんにも「エースが決めるとチームもノる」と言わせたり、千夏のスリーの描写がいくつかあることからも、とにかくフォーカス。

#177「欠かせなかった」で考察している内容の繰り返しになってしまうが、今回千夏が夢佳に勝利する可能性が高いとみてる。

そこを考慮しつつ展開予想をすると最終的に千夏のスリーが決め手になるように感じる。

そこでこれからの展開予想をまとめてみたい。

夢佳はトリッキーな個人技で得点を積み重ねるも、ブランクの弊害である体力低下が露呈しミスが発生。
それに比べ、千夏はチームプレー中心でありながらも、得意なスリーで堅実に決めていく。
ここの差によって、栄明が勝利。

夢佳が千夏の元から離れるも、朝練を続けてこれたのは大喜のおかげ。

「大喜くんがいてくれたから苦しい時も踏ん張って頑張ってこれた」

のセリフ回収として冬樹さんに見てもらう瞬間である。

今まで積み重ねてきた努力による千夏のスリーで勝利を決める。

この展開めちゃめちゃアツいと思うんだよな!

夢佳の心情

千夏との対比としてフォーカスしていた印象の夢佳の表情。

プレッシャー感じる千夏に対し、バスケを楽しんでいるような描写の夢佳。

そして、前回#178「ありがとね」では試合開始直前にも改めて千夏に感謝する演出を挟んでおり、「夢佳のこの演出なんだか強調している印象だなー」とは思っていた。

今回新たに夢佳の心情に変化つけているような描写があったので、考察していきたい。

夢佳の口元

夢佳の攻撃を阻んだ千夏。

そのあとスリーを放ち、栄明が得点。

千夏が渚たちと喜びを分かち合っているがそのときの夢佳の口元の描写がこれ。

「この口元どこか悔しがってるように見えません?」

ジャンプ+/アオのハコ#175,アオのハコ#179

#175「子供なんだ」では千夏が活躍している試合を見た際の夢佳。

このときの夢佳の演出としては、どことなく千夏との試合を楽しみにしているような描写。

この二つを比較してみるとなんとなく違う雰囲気を感じないだろうか。

最初の印象としては、栄明に失点を許したことだけでなく、千夏が喜んでいる横に自分がいないことへの悔しさがあるのではないかと思った。

進路とつながる可能性

少し話は変わり、思い出してほしいのがIH予選のVS夢佳の試合と並行して起こっていたこととして、針生と兵藤さんがバドで打ち合っている描写がある。

このとき針生の進路の一部情報が明かされた。

やはり3年生ということで、その辺りの情報は少しずつ掘り下げられている印象。

実際WC編では千夏夢佳の進路が#176「恋人でいたい」にて新たに解禁。

そんな今回夢佳が悔しいと思わせる描写を挟んでいるということで、「ここにも進路関連と結びつけるような意味を持たせているのではないか」と感じた。

そうなってくると一番ありえそうなのが・・・

大学で千夏と味方として一緒にバスケをやりたいという気持ちにつながってくる可能性

なんて思ったりした。

#94「2年か」では、前回WC本戦に出場している千夏の応援に行った夢佳が、千夏の横で戦っていないことを意識させにきているような描写があるので、そうなるとここともつながることになる。

#176「恋人でいたい」では千夏夢佳が今度は味方としてバスケをする未来について考察しているが、最終的に二人の想いがつながってきたら、やっぱりめちゃめちゃアツい!

子供夢佳の気持ち

夢佳の心情ということで、こっち側も掘り下げていきたいと思う。

「いやいや、子供夢佳の気持ちって千夏の心情吐露だってさっき考察してたじゃん」

と思うかもしれないが、そこは一旦待ってほしい。

思い出してほしいのが、子供夢佳が言った「夢佳に憧れ、後ろを走るのがナツ」のセリフ。

これ自体は千夏の心情吐露かと思うのだが、夢佳としても千夏が自身に憧れていると分かっていることが、#90「1つのことだよ」にて千夏に打ち明けている。

他人から見える自分について#177「欠かせなかった」でもフォーカスされていたわけだが、今回の子供夢佳については千夏の心情吐露でありながらも、ちゃんと夢佳の気持ちが反映されていると言えよう。

そして、ここで注目したいのが子供夢佳の寂しげな表情。

千夏自身が思い込んでいただけと気付く展開になっているわけだが、憧れを抱いていることを知る夢佳目線から見ると、千夏が一人で活躍できるほどのレベルになっていることもあり、自分をもう必要とされていないと感じればどういう感情を抱くか。

当然寂しげな表情になると思う。

ということで、この子供夢佳が千夏の幻想でありながらも夢佳の気持ちを反映させている演出となっている可能性が高いのではないだろうか。

そうなると、やはり夢佳の口元から考察した内容ともつながってくるのだが、そうすると千夏の隣に自分がいないことに対する悔しさがあるのではないかと予想。

最後に

今回展開予想多めの考察となりました。

私としては自信もって根拠述べているわけですが、前々から言うように展開予想を当てることはとにかく難しい・・・

「こんな展開になったらアツくね!?」をモットーにしている部分があるので、展開予想が噛み合ったら嬉しいですが、私の展開予想を聞いて少しでも同じようにアツい気持ちになっていただけるだけで光栄です。

そろそろWC編もたたんでくると思いますが、そんなところで次回巻頭カラー。

これには期待するしかないですね!

ということで今回の考察はここまでです。

ご挨拶

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